借金グセのある夫と別れた女性の話。2 | 仙莉のブログ

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神社や前世、土地神様やご眷属さんたちとの
ちょい不思議なお話とか、
毎週更新のOSHO禅タロットをメインに書いてます。
(以前は魂の視点やカウンセリングの話も書いてました。)

1からの続き

 

 

私「それで、Sはこれからどうしたい?」

私「ダンナ君のことや、義両親のこと、借金のことは一切考えなくていいとしたら

 

S「考えなくていい、なら、………、別れたい!」

 

 

私「OK。じゃあまずは、Sの実家に頭下げて戻ろう」

 

 

…あからさまにイヤそ~えーな顔をするS。

当たり前か。

親との関係がイヤで、一緒にいたくないからダンナ君と結婚したところがあるのに

またそこに戻らなければいけないなんて。

 

S「他の男の所に行くのはダメ?」

私「ダメ」

私「Sが実家に戻るのは、有利に離婚するためだからだよ」

 

 

別居は、離婚という目的を達成するための手段であること。

現時点では既婚であること。

他の男の所に行けば、『不貞、有責配偶者』とみなされ、

離婚するのに不利になりかねないこと。
手段をまちがえてはいけないこと。

 

感情とモノゴトを分けること。

親がキライなままでいい、目的のためにうまく『利用する』こと。

期間限定で女優になれ。

 

実家に戻ることで、

『ダンナ君の借金グセが、<婚姻関係を継続し難い重大な事由>である』

と、周囲に思わせるのが大事。

実家に戻れば、給料を離婚後の一人暮らし費用として貯められる。

親と仲良くするのがイヤなら、『ふり』だけでいい。

ご飯は一緒に食べても、あとは自室にこもってしまえ。

親にグチグチ言われても、『お金』と思って謝り倒して

メンタルから流せ。

…etc。

 

この案が、Sを助けるものであると淡々と説明した。

 

 

 

Sの逃げグセは、ダンナ君の借金グセと根っこが同じだ。

 

Sは、パワハラ気味で大嫌いな親から逃げたかった。

 親からもらえなかった愛を、誰かに埋めてもらおうとした。

ダンナ君は、愛されたかった。

 『問題』を起こして、親がかまってくれることを期待した。

 

でもSには言わなかった。

 

今のSにとって最優先事項なのは、

『自分で自分の人生を立て直せる』ことを

実感してもらうことだから。

 

その他は後からでも間に合う。

そう判断した。

 

 

 

2ヶ月ほどしたある日のお昼時、

Sがニコニコしながら皆に名刺を差し出してきた。

S「苗字変わりました♡」爆  笑

 

おお、旧姓だ。

 

あのあと、実家に戻って別居し、お互いの親も交えて話し合いをして

無事に協議離婚できたと聞いた。

慰謝料なし、借金はダンナ君払い、義両親が監督すると。

お金もある程度貯まってきたから、今度一人暮らしを始めると。

 

めっさ嬉しそうな顔のS。

 

自分で自分の人生を立て直して、

自分の人生を生き始めたんだな。

 

 

 

 

 

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