借金グセのある夫と別れた女性の話。1 | 仙莉のブログ

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神社や前世、土地神様やご眷属さんたちとの
ちょい不思議なお話とか、
毎週更新のOSHO禅タロットをメインに書いてます。
(以前は魂の視点やカウンセリングの話も書いてました。)

今回のも実話で、けっこう前の話。

 

 

 

某半導体系製造業の経理部に

派遣で行っていたころ、

部署は違うけれど、一緒にお昼を食べる人が複数できた。

 

一緒に食べ始めて数ヶ月した頃、

ランチ仲間のS(仮名、既婚子なし)が、「節約w」と言いながら

半値の菓子パンや総菜パンを1個だけ、という内容に。

 

それが1週間に1回どころか、毎日になってきたので

ある日の仕事終わり、Sを夕食に誘い

最初は雑談 → タイミングを見て踏み込んだ。

 

 

私「Sさ、ダンナ君と、なんぞあった?」

 

 

ダンナ君はSより一回りほど年上で、夫婦二人暮らし。

家庭環境があまりよくなかったSは、年上のダンナ君を頼るかっこうで

同棲→結婚したパターン。

ダンナ君主導で、毎週末、ダンナ君の車で主に銀座方面に出かけて

映画を見たり、ショッピングすることが多かった。

 

駐車場料金やデート代は、ダンナ君がSに出させず

自分で払っていたけれど

それが『カードローン』で都合したもので、

合計200万ほどになると、この前わかったと。

 

実はダンナ君、借金は二度目で

最初も400万ほどあったのだが、

義両親(ダンナ君ご両親)が、ぜんぶ肩代わりしたそうな。

 

ただ、今回はSが、ダンナ君に

『これは私にも責任がある。だから自分たちで借金を返そう』

と、提案し

生活費、遊興費などの支出を必要最低限にして、

できる限り借金返済に回そうとしてた。

 

でも、そうなるとSの趣味(車いじり、ドライブ)も

制限を受けてしまうことに。

ダンナ君に借金させてしまった罪悪感、

でもダンナ君を責めたい、やり場のない怒り。

そんな自分に対してもイライラしていたようだ。

 

 

私「Sは悪くないよ、むしろ今までよくがんばった。

  自分を責めなくていい。」

 

私「これはダンナ君自身の問題。

  この借金は、ダンナ君が自分でこさえたもの。

  しかも2回目ならクセだと思う。」

 

私「ダンナ君の浪費グセを見抜けなかったとしても、

  それでもSは悪くない。

  夫婦でも、元は別々の他人なんだし、全部わからなくたって当たり前。

  Sがしょい込む義務はないんだよ。」

 

 

Sは泣いていた。

身内の恥(借金)をだれかに言ったら、責められたり嫌われると思って

言えなかったんだろう。

 

 

私「それで、Sはこれからどうしたい?」

私「ダンナ君のことや、義両親のこと、借金のことは一切考えなくていいとしたら

と切り出すと

 

しばらく俯いて考え、

 

S「考えなくていい、なら、………、別れたい!」

と、はっきり意思表示してきた。

 

 

#つづく

 

 

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