神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。先のブログで、神戸市灘区の女子校「親和中学校」に来年度から「共学部」が設置されることをお伝えしました。その親和中の塾関係者対象説明会に参加してきましたので、学校から発表された内容について続報を書きたいと思います。
理事長の挨拶に続いて、校長から女子部・共学部設置に関する説明がなされました。
「今年度創立137年を迎える親和高等学校・中学校は社会で活躍する女性、自立した女性を育て、多くの卒業生を輩出し、その教育実績について高い評価を得ている。一方、近年の社会の変動は激しく、受験生の共学化志向、大学附属志向が強まり、また加速度的に進行する少子化、生徒募集競争の激化が進む私学事情の中、本校の特色化・魅力化を打ち出すために『スーパーサイエンスコース（以下SSコース）』『スティーム探究コース』『グローバル探究コース』の3つのコースを新設。優秀な生徒が集まった。授業担当者も『今年の中1は授業への食いつきがいい』と言っている。進路指導（実績）については、進路指導体制の充実により進路実績は確実に上がっているので今後に注目していただきたい。共学化志向への対応としては（１）新しい教育システムの構築（女子部と共学部の併置）、（２）SSH（スーパーサイエンスハイスクール）、（３）開智学園との教育連携の推進の3点。関東で躍進著しい開智学園と連携協定を締結。（筆者注：神戸親和女子大と開智国際大は2017年に「連携・協力に関する基本協定」を締結済み）開智学園の教育理念は本校のそれと同じであり、同じ方向を目指す。本校は開智学園との協働によって、さらに探究型の学びが深まる。」
続いて、その開智学園の理事長でもある親和の学園長が教育連携や「新・親和のアピールポイント」について、中1担任主任からは新設コースの様子について話がありました。長いので今回は割愛します。最後に、入試制度について以下の通り説明がありました。
「2025年度入試制度の変更点」
1．今年度「スティーム探究コース」「グローバル探究コース」のコース別入試を取り止め「探究コース」として募集。（中3進級時にコース選択をする）
2．探究入試に新しく「社会探究」を加え「自然探究」と選択可能に。（より神大附属の適性検査に近いものに）
3．後期入試Ⅲを水曜午後から火曜午後に変更。
4．「SSコース」では全日程に、「探究コース」では前期Ⅰ教科入試と前期Ⅱ探究入試に「特待生選抜」を導入。
5．教科入試・探究入試では女子は第4希望まで、男子は第2希望まで申請可能。
募集定員は【女子部】SSコース30名、同探究コース30名、【共学部】SSコース30名、同探究コース100名の計190名。ただし、双方のレベル差がどれ程になるか不明瞭のため変更の可能性があるとのこと。移行合格については、女子は「女子部SS」「共学部SS」「女子部探究」「共学部探究」の4つ、男子は「共学部SS」「共学部探究」の2つまで申請可能とのこと。
説明会の概要は大体こんなところでした。まだ詳細がはっきりしていない部分もあるようなので（女子部のパンフレットには「女子部」のシールが後貼りされていたみたい）詳細が分かり次第こちらでもご紹介していくつもりですが、気になる方は一般向けの学校説明会に参加してご自分の耳目でご確認いただくとよいかと思います。ひとまず今回はここまで、では、また。
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