豊中校担当の杉谷です。
今回は過去の2つの記事の続編をお届けします
まずは答え合わせから
こちらの記事の中でこんな問題を出題しました
Q.動脈血の赤色、そして静脈血の青色が由来となり、そのデザインに使われている、街なかでよく見かけるものとは何でしょうか?
ヒント:あるお店には欠かせません!
というこで、正解は……
理髪店(散髪屋)のサインポールでした
ただし、これには諸説あり、実際は少し出題の内容とは違うところがあります。
昔の西洋の理容師は外科医も兼ねていたことから、サインポールの「赤は動脈、青は静脈、そして白は包帯」を表すとされていますが、有力な説では「白の包帯」そして「赤の血液」の本来は2色でサインポールは作られていたとのことでした。
その後、理容師と外科医が別となる際に区別するため、理容師のサインポールには青を加えることとなりました。(外科医は赤と白のサインポールのままです)
その後、血管には動脈、静脈があることがわかり、サインポールの赤はもともと血液(瀉血)を表していたため、青も交ざったサインポールは動脈と静脈を表しているとの説が誕生しました。
よって、青の静脈は後づけの理由ですので、本来は出題が違っていたということになります。
ですが、サインポールを見るたびに「この青は静脈なのか、デザインなのか…」なんてことを思い出してもらえれば、理科の勉強としてはいいのかな…なんて思っております
ちなちに、答えを理髪店の「サインポール」とお伝えしましたが、実はこれには別名もあります。「サインポール」といえば理髪店以外のものでも使える名称ですが、別名を使えば間違いなく理髪店のものを指すことになります。
その別名は「有平棒(あるへいぼう)」といいます。
変な名前だなぁ…なんて思われたかもしれませんが、読んだときの音の響きが何かに似ている…と思っていただけたでしょうか。
「金平糖(コンペイトウ)」に似ていませんか?
大阪メトロのラインカラー
理髪店のサインポール
有平棒
有平糖
金平糖
ポルトガル語が由来