過去記事を振り返る…答え合わせとスーパームーンより | 灘学習院のブログ 日本一の塾をめざして

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兵庫県・大阪府にある学習塾です。(西宮市・芦屋市・宝塚市・神戸市・豊中市)
◆1968年の創設以来、お子様の考える力を育てる思考教育を実践しています。
◆小学1年生から高校3年生までを対象としています。

豊中校担当の杉谷です。



今回は過去の2つの記事の続編をお届けしますニコニコ



まずは答え合わせから100点



こちらの記事の中でこんな問題を出題しましたニコニコ


Q.動脈血の赤色、そして静脈血の青色が由来となり、そのデザインに使われている、街なかでよく見かけるものとは何でしょうか?


ヒント:あるお店には欠かせません!



というこで、正解は……



理髪店(散髪屋)のサインポールでしたグラサン



ただし、これには諸説あり、実際は少し出題の内容とは違うところがあります。



昔の西洋の理容師は外科医も兼ねていたことから、サインポールの「赤は動脈、青は静脈、そして白は包帯」を表すとされていますが、有力な説では「白の包帯」そして「赤の血液」の本来は2色でサインポールは作られていたとのことでした。



その後、理容師と外科医が別となる際に区別するため、理容師のサインポールにはを加えることとなりました。(外科医は赤と白のサインポールのままです)



その後、血管には動脈、静脈があることがわかり、サインポールの赤はもともと血液(瀉血)を表していたため、青も交ざったサインポールは動脈と静脈を表しているとの説が誕生しました。


よって、青の静脈は後づけの理由ですので、本来は出題が違っていたということになります。


ですが、サインポールを見るたびに「この青は静脈なのか、デザインなのか…」なんてことを思い出してもらえれば、理科の勉強としてはいいのかな…なんて思っておりますニヤリ



ちなちに、答えを理髪店の「サインポール」とお伝えしましたが、実はこれには別名もあります。「サインポール」といえば理髪店以外のものでも使える名称ですが、別名を使えば間違いなく理髪店のものを指すことになります。



その別名は「有平棒(あるへいぼう)」といいます。



変な名前だなぁ…なんて思われたかもしれませんが、読んだときの音の響きが何かに似ている…と思っていただけたでしょうか。



金平糖(コンペイトウ)」に似ていませんか?


金平糖はよくご存じかと思いますが、これはポルトガル由来の南蛮菓子で、ポルトガル語の「砂糖菓子」を意味する「コンフェイト」から「金平糖」と名付けられました。


実は「有平棒」の名前の由来となったのは同じく南蛮菓子の「有平糖」というものです。

こんなお菓子です。


こちらもポルトガル語の「棒状の砂糖菓子」を意味する「アルフェロア」から「有平糖」と名付けられました。


もうおわかりですね。
この「有平糖」に理髪店のサインポールが似ていることから「有平棒」と呼ばれるようになりました。


過去の記事より、


大阪メトロのラインカラー

下矢印

理髪店のサインポール

下矢印

有平棒

下矢印

有平糖

下矢印

金平糖

下矢印

ポルトガル語が由来


という感じで、いろいろなことを連想してつなげることでたくさんのことを覚えることもできます。


「へぇ〜」と思えること、また私のように誰かに話したくなることは頭にもしっかり残りますので、楽しみながら学ぶことも忘れずにいてほしいなと思います。
もちろん、大人たちも同様で雑学的なことからでも楽しく学ぶことができます。子どもたちと一緒に「へぇ〜」や「なるほど」を大切にしてもらえたらと思いますニコニコ


もう1つの過去の記事より…

みなさん8月2日の「ほぼスーパームーン」ご覧になられましたか?


私はバッチリ見ましたウインク


どこでの写真かわかりますかね?
下の写真は拡大したものですが、月と一緒に写っているのは、日本一高い634mの高さを誇るあのタワーですニヤリ


もっとキレイに撮ることができればよかった…とかなり後悔しております。ある建物から気分よく外に出たら目に飛び込んできた景色でしたウインク


過去の記事でも紹介したように、8月31日にも同等の「ほぼスーパームーン」が見ることができます。前回見逃した方はぜひご覧くださいニコニコ

私は今度はどこで見ることになるかな…楽しみにしていますおねがい


ということで、過去記事を振り返る…でした。
またお会いしましょうニコニコ

【おまけ】
こちらも最初の過去記事にのせた大阪メトロのラインカラーのネクタイですが…




おかげさまで全色(全線)揃いましたグラサン
またこれをつけて彼らに負けないよう元気に頑張っていきます筋肉