豊中校担当の杉谷です。
いよいよ年の瀬、一年の終わりも見えてきました。
冬期講習も真っ只中。
冬休みにもしっかりお勉強。本当によく頑張るなぁと感心させられます。私も昔にこのくらい頑張っていれば、日本を支える存在になっていた…なんてことはないですかねw
そんなしょうもないことはさておき、冬期講習の様子はまた改めてお伝えできればと思います。
今回は2022年を振り返る企画として、私の個人的に「勉強になったなぁ〜」という場所をお届けします。題して「楽しく学ぼう実践編2022」です。今回は「その1」としましたが「その2」以降があるかは今のところ未定です。
と言いながら、
「ただの観光旅行の思い出じゃないか!」
なんて指摘されるかもしれませんが……残念ながら否定はできません😅
ですが、楽しみつつ学ぶひとつのモデルとして見ていただけたら幸いです😃
では、今回ご紹介するのは「石舞台古墳」です。
4月に行ってきました。
教科書でしか見たことのなかったところで、実物を見ることがてぎたことにまず感動。
そして、敷地内を散策して、
知っている人も多いかとは思いますが、歴史に詳しくない私にとってはとても勉強になりました。
この古墳は蘇我馬子のものという説が有力で、かなり大きな規模を誇った方墳だったとのことですが、石室を覆っていた盛土が失われ、石室が剥き出しになり、このような形になったとのことでした。「へぇ〜」でした。
石室は当時としてはかなりの規模を誇っており、天井石が平らになっているその形から「石舞台古墳」と呼ばれています。
石室の中には入ることができます。
ご覧のとおり、かなりの広さでした。
盛土がなくなったのは自然に流された説、そして蘇我馬子が横暴だったことからそれに反発した周囲の者によりとられた説もあります。
今では公園となっており、この時期は桜がとてもきれいでした。
なお、この石舞台古墳があるのは奈良県明日香村というところ。「明日香」と書いていますが「あすか」といえば「飛鳥」と書くことの方がよく知られていますし、「チャゲアス」でもおなじみですね。
どうして「飛鳥」と書いて「あすか」なのか?
飛鳥の明日香の里を置きて去なば君があたりは見えずかもあらむ
万葉集にこんな詩があります。諸説ありますが元明天皇の作とも言われております。
この歌にも用いられているように「飛鳥」はここでは「とぶとり」とよみ、「明日香」の枕詞とのこと。そこから転じて「飛鳥」自体を「あすか」と読むようになっています。
奈良県民には結構常識だとか。同じ由来では「春日の神住処(かすが)」から「春日」を「かすが」と読むようになったことが有名です。
この日は石舞台古墳だけを見に行った訳でなく、1日奈良県を満喫してきました。
このあたりの名物に葛餅がありますが、もちろんいただいてきました。
美味しかった葛餅の写真は撮り損ねましたが、「葛」の実物を見ることができました。
ここで見てもらいたいのが茎の断面にハッキリと「形成層」が見られることです。
理科の授業ではよく登場しますが、なかなか実物をお目にかかることはありません。園芸などやっていない限りは。こういった場面でも学びにつながります。
この前にはイチゴ狩りにも。奈良のブランド「あすかルビー」をしこたま味わってきました😆
イチゴ狩りに行ったことのある方はよくご存じかとは思いますが、ビニルハウス内では「セイヨウミツバチ」が飛び回って、せっせと蜜を集めています。そして、イチゴの花の受粉に一役買っています。
そう、イチゴが「虫媒花」であることがよくわかります。ここでも理科のお勉強です。
と言いつつ、あすかルビーとても美味しかったです😅
そしてこの日のメインはお花見🌸
山桜を見に行きましたが、残念ながら見頃は翌週とのこと😭
ですが、一部色づいており、気持ちのいい場所でとても良かったです😃
来年はもっと色づいた満開の桜と若いお兄さんのツーショットになればと思います😁
今回はここまで。
今年の「学びの旅」はまだまだありますので、年内にもう1つくらい紹介できたらと思います。
勉強は辛いだけではありません。楽しくすることもできます。ぜひ学校や塾などで学んだことを外で楽しく実感してもらえたらと思います。ついでに美味しいものも存分に味わえば、味覚も記憶の助けになってくれますよ。
これからも楽しく学んでいきましょう😃