金髪長髪のロックボーカリストＴくん。。
「先生、腹筋は使わなくて良いんですか？」
もう１００万回（というのは大袈裟ですが、
気持ち的にはそれくらい）受けた質問です。
「お腹から声を出す」
このことは間違っていませんが誤解している人が多いです。
Ｔ君は毎晩腹筋１００回を日課にしています。
Ｔ君は、歌っているときに腹筋が動いています。
それ自体は悪くはないのですが
力が入ってるな～いう印象です。
私が教えている方はいろいろな方がいます。
まったく歌えない方（おんち）からプロの方までいらっしゃいます。
Ｔ君はその中でもプロを目指しているボーカリスト。
私はＴ君に
「力を抜くこと、腹筋を使わないこと」を指導しました。
【告知】金城舞子情報
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2014.9.7(日)
KSK Factory presents
「AVALON 2nd主催-Souverain Humeur Vol.8-アニソンコピーの章 四 Sunrize Kingdom」
会場:両国サンライズ
(JR両国駅から徒歩５分)
TEL:03-5600-7337
開場16:55 開演17:15
チケット代前売2000/当日2300(ドリンク代別途)
1845-1910 金城舞子
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Ｔ君はパニックでした。
「お腹から声を出さなかったら、どこから出すの？」
みなさんも？だと思います。。
その仕組みを、説明いたします。
どんな方も歌に必要な筋力はわざわざトレーニングしなくても
すでに十分あるのです。
「腹筋」はもともと、とても大きな筋肉です。
お腹から声を出す意識をしてしまうと腹筋だけでなく声帯も緊張します。
ここまでは大丈夫ですね。
腹筋を使うより、母音、子音をしっかり発声する事に気を使っていただきたいのです。
腹筋を使う事を意識してしまうとどうしても声帯がしまります。
声帯が緊張している時に高い声を出そうとすると、
声帯に炎症を引き起こす原因にもなります。
「のどをひらく」意識が大切なのです。
その為には「タントレーニング」があります。
これは子音をしっかり出すトレーニングです。
口を半開きにして舌を上前歯につけます。
英語の「L」の発生方法に似ています。「ラ」と発声発音します。繰り返し行います。
腹筋をつかうなという従来の常識さえくつがえす指導法ですが
実際Ｔ君はオクターブが広がり声量がかなりつきました。
「目からウロコ」と驚いています。
私は間違ったボイストレーニングがあまりに多いと思います。
わざわざ歌を習いにお金を払ってレッスンを受けるのですから
うたが上手くならないと意味がありませんよね？
腹筋運動をどんなに頑張っても絶対にうたは上手くなりません。
繰り返しますが「絶対に」です。
ところが「腹筋を鍛えましょう」と指導しているところがあまりにも多いのです。
ホンのちょっとのコツをつかむと驚くほどうたは上達します。
結局ボイストレーナーの選択が１番難しいかも知れませんね。
応援しますっ
頑張ろうぜ！