Çanakkale チャナッカレ旅行記③Bozcaada ボスジャ島編 | なっちのあははな日記

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ごく普通の主婦ですが、主人の仕事の都合でイスタンブールで暮らしてます。
主人と娘二人との日記です。

世界遺産のトロイを、さっさと見終えて、車ごとフェリーに乗って、向かった先はボスジャ・アダ。
ada はトルコ語の「島」の意。
ガイドブックにも詳細は書かれていないので、何があるのか、全く前情報も無いまま…。

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フェリーの中から見えたボスジャ・アダ。
なんだか、大きなお城みたいなものが見えました。
なので、早速行ってみることに。

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このお城、その名も、「Bozcaada Kalesi(ボズジャアダ城)」。
確か5~6世紀ごろに建てられたようなことを、係のおじさんが言っていましたが、明確な建設時期や、誰によって建てられた城なのかは不明だそうです。
ギリシャ人や、ローマ人や、トルコ人や、代々その地を支配した人々が、この誰によって建てられたのか分からない、巨大なお城を使ってきたらしいのです。

物凄く大きなお城で、世界遺産トロイよりも、あたくし的には、とっても見ごたえのあるお城でした。

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中に入ると、発見された、いろんな時代の「石」の塊や、墓石などがゴロゴロしていて。
こんなに、興味深いお城が今は使われないまま存在しているのに、歴史的意味も解明せず、また、観光の売り物にもせずに、離れ孤島に放置しているトルコ人の大らかさにも、ちょっとびっくりなんですが・・・。

いやいや、でも、あたくしが知らないだけで、きっと、どなたかが研究されているはずです。

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お城からの景色も、絶景なの!!!

こんな素敵なお城が、多くの人に知られないまま放置されてるなんて、心からもったいないと思いました。


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お城の見学を終えて、今度は車で、島の散策。
ボスジャ・アダは、葡萄の島とも言われる葡萄の産地。

一面に広がる葡萄畑が絶景で!!!

可愛い可愛い、葡萄ちゃんたち☆
どうか立派に成長して、美味しいワインへと熟成されてくださいな☆

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望郷の念に駆られる、美しい海岸。
まるで、あたくしの生まれ故郷の風景のようですの。


心の洗われるような絶景の中をドライビングして。

現れたのが。
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トルコで、ここ数年、毎年のように賞を受賞しているワイン「Corpus」の工場。
こちらでは、試飲もできるのですが。

今年は不運続きの厄年のあたくし。
あたくしたちが行った日の次の日が、Corpus のワイン祭の日で、その日だったら、すべての種類のワインのテイスティングが出来るんですって…。
やっぱり、あたくし、不運です。
たった一日の旅行の工程の違いで、ワイン祭りを逃すなんて・・・涙。。。

それでも、4~5種類ほど試飲して、数本のワインを購入して帰りました。

ワイン祭りは、観光シーズンには、週に1回開催されるそうです。
どなたか、あたくしの代わりの、ワイン祭りに参加して、感想をお聞かせくださいませ。

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街に戻って、市街地散策していたら、島オリジナルブランドのオリーブ屋さんがいくつもあったので、記念にオリーブオイルとオリーブを買うことに。
そして、ここのお店のオーナーととっても仲良しになってしまい、オリーブ石鹸を2つほどプレゼントして頂きました。

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ここは、オリーブ屋さんのおじさんのお勧めのレストラン。
夏場は基本禁漁なので、トルコでは夏に魚は食さない人が多いのですが、ここのレストランのものは、一本釣りで釣ったお魚が頂けます。

前菜には、島特産のオリーブオイルや海藻、葡萄の葉を使ったものを頂き、これがとっても美味。
一本釣りの天然のお魚は、それはそれは美味で。
ワインと、海と、お魚と、オリーブ屋さんのおじさんとのおしゃべりに・・・。
とってもとっても、幸せな時間でした。

参考までに、ボズジャアダのお料理で、「花ズッキーニのドルマ」も、有名なのだそうです。




ボズジャ・アダは夕陽のとても美しいスポットでもあり。
夕暮れの中、チャイを頂きながら、帰りのフェリーを待っていたら、こんなかわいい鳥さんが、お別れの挨拶に来てくれました。

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トルコ生活、5年目。
こんなに美しい風景の中に、どっぷりと浸かった一日は初めてで。

この素敵な一日のことは、絶対に忘れないように、ブログにアップしてみました。


ガイドブックには載っていない、トルコの素敵な過ごし方、ぜひぜひ、みなさまもご参考にされてください。