映画館に行きたいけどタイミングが合わず
いろいろ見逃してしまっている最近です。
これはすごく観たかったので
行けてよかった!
感想はネタバレなしです。
有名だけどね。
●あらすじ
トルコ発フランス行きの豪華寝台列車オリエント急行で、アメリカ人富豪のエドワード・ラチェット(ジョニー・デップ)が刺殺体で発見される。偶然列車に乗り合わせていた探偵のエルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)が、鉄道会社に頼まれ密室殺人事件の解明に挑む。乗客のゲアハルト・ハードマン教授(ウィレム・デフォー)やドラゴミロフ公爵夫人(ジュディ・デンチ)、宣教師のピラール・エストラバドス(ペネロペ・クルス)、キャロライン・ハバード(ミシェル・ファイファー)らに聞き取りを行うポアロだったが……。
●結果(★5=満点)
★★★★(4.0)
(ラスト、しびれた・・・)
●感想
よかったです!!
原作は読んでいるので
犯人はわかっていましたが
それでも最高にワクワクしました。
(初めて読んだ時のあの
驚きったらなかったなぁ・・・)
考えてみれば
小説は何度も読んでいるけど
映像で見たのは初めてでしたね。
2時間でまとめるので
ちょっと駆け足気味になるのは仕方ない。
でも、それは気にならなかったですね。
ポアロが一人一人と対峙し
謎解きをしていく様子にのめり込んで
あっと言う間でした。
ケネス・ブラナー演じるポアロの
ものすごい存在感。
すごい俳優さんだな~と思いました。
発する声も
つやがあって凛としたもので
彼がしゃべると背筋を伸ばして
「はい!言う事ききます!」と言いたくなるような
そんな強さを感じました。
容疑者たちも
ジョニー・デップ、
ミシェル・ファイファー
ウィレム・デフォー
ペネロペ・クルスなどなど・・・
ただ豪華な顔ぶれというわけではなく
重厚で個性があり
一人ひとり見入ってしまう。
街並み、雪景色、寝台列車の豪華な装飾、夕景など
映像もうっとりする美しさでした。
一番好きだったのは
最後、ポアロが真相を伝えるため
列車の外に容疑者全員を集め
座らせたところ。
うわ、『最後の晩餐』だ・・・と思って
鳥肌立ちました。
最後の最後のポアロの言葉も
カッコよかったですね。
物事のバランスや白黒ハッキリさせる事を
何より大事にしている筈なのに・・・
いいわね~ステキ~!と思いました。
人って変われるんだね。
最後がわかっていても
最後でしびれました。
久しぶりに
大人のミステリーを堪能した気分です。
原作と
この後にポアロが行く
『ナイル殺人事件』を
読み返したい・・・・