週末に観た2本の感想です。
1本目は『ヒロイン失格』
●あらすじ
幼なじみの寺坂利太(山崎賢人)のことが好きで、自分は彼にとってのヒロインだと信じて疑わない松崎はとり(桐谷美玲)。しかし、クラスの中でも最もイケていない女子・安達未帆が彼に告白して付き合うことになってしまう。激しいショックを受けて落ち込むものの、略奪愛もいとわない勢いで利太へ猛アタックをするはとり。そんな中、容姿端麗で成績優秀、さらにスポーツ万能という、学校で女子からの一番人気を誇る弘光廣祐(坂口健太郎)に興味を持たれ、思いも寄らなかった三角関係が始まってしまう。
これ!いいです!!
予告で観る桐谷美玲のヘン顔がすさまじくて、
それが観たいがために映画館に行ったのですが・・・・
桐谷美玲バンザイ!!!です。
予告のヘン顔は、ほんの一部。
白目ひんむいて、口ゆがめて、ひ、ひどい(笑)
次から次へと、ものっっすごい顔を披露してくれます。
(特に前半)
それまでの彼女の印象は「目に表情がない人」だったのですが
すっかりそんなものは影をひそめ
表情ありまくりでした。
あと、顔だけじゃなくて、声もすごいです。
驚いたり怒ったりした時の「えぇぇぇぇぇ」とか「うぉぉぉぉ」など
低音で「どっから声出してんの!?」という。
女優開眼か!?
ひと皮むけたか!?
とにかく、この役で、女優としての幅がものすごく広がったんじゃない!?
これからが楽しみ!と素直に思いました。
ストーリーも楽しいです。
幼なじみへのストレートすぎる一途な思い。
幼なじみが地味~な同級生とつきあう事なって大ショック!
でも学校イチの超イケメンに告白されてあっさり心が揺らぐ!!
(このへんが『ヒロイン失格』)
周りに振り回されるはとりがとっても可愛い。
幼なじみの利太も、クールなんだけど、彼女とはちゃんと付き合っているけど、
はとりの事はやっぱり気になってる。
地味な彼女も、控え目で穏やかな女子だけど
心の中ではいろんな思いが渦巻いている。
壁ドンとか、ベタベタな恋愛シーンの中に
リアルな描写がうまく混じっているところがよかったです。
一つ言うならば超絶イケメンの役。
個人的には坂口健太郎くんより山崎賢人くんの方がイケメンに見えるので・・・
まあこれは完全に好みの問題なので。
でも、かと言って坂口くんが利太の役が合っているかというと
ちょっと違うので・・・
きっとこれでいいんだろうな、うん。
あとは盛り上がる演出がいろいろあって
立体的な文字が画面から振ってきたり
はとりがあっと驚くヘアスタイル(ヘアスタイルなのか!?)で出てきたり
あちこちにチョイ役でいろんな人が出てきたり
(はとりの役をあっと驚く人が一瞬演じています)
場内、なんども笑いが起きていました。
場内といえば観客はほぼ中学生~高校生の女子グループで・・・
この層にありがちな「しゃべりながら観る」という環境で・・・
(冷たくされると「意味わかんない」とか、ふいにキスされると「キャッ」とか)
ふだんならイライラしてしまうところでしたが
今回はなぜかあまり気にならなかったという。
彼女たちと同じ気持ちになって観ちゃっていたのかな~(笑)
映画の冒頭ではとりが「ヒロインは私だけ!あとは脇役!」とか言っていたけど
最後には「みんなそれぞれがヒロイン!」と言っていて、
そういう形で成長を表現するところも好きでした。
若い子が観る映画、と決めつけるともったいないです。
あの子が好き、でも正直言うとこの子も気になる。
あの頃の揺れうごく気持ちを思い出せます♪
そして
開眼した
桐谷美玲の演技をぜひ!!!
おススメです!!