ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身で数々のシェイクスピア劇に出演してきたケネス・ブラナーが、満を持してウィリアム・シェイクスピアを演じ、監督も務めました。
『ローレンス・オリヴィエの再来』と言われている
ローレンス・オリヴィエ(Laurence Kerr Olivier, Baron Olivier of Brighton OM, 1907年5月22日 - 1989年7月11日)は、イギリスの俳優、映画監督、一代貴族。アカデミー賞を受賞し、シェイクスピア俳優としても有名。20世紀の名優として多くの映画人から称賛されている。
シェイクスピア俳優と呼ばれたオリヴィエが、自ら監督・主演したシェイクスピア映画は、『ヘンリィ五世』、『ハムレット』、『リチャード三世』の3作品
サー・ケネス・ブラナー(Sir Kenneth Branagh CBE, 1960年12月10日 - )は、イギリスの俳優、映画監督、脚本家、プロデューサー。「ローレンス・オリヴィエ[1]の再来」と呼ばれ、シェイクスピア俳優として有名。
「ヘンリー五世」「から騒ぎ」「ハムレット」と、シェイクスピア作品を数多く手がけてきたケネス・ブラナーが、シェイクスピアの人生最後の3年間を描いた監督・主演作。シェイクスピア役をブラナーが演じるほか、オスカー女優のジュディ・デンチ、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのイアン・マッケランら豪華なキャストが顔をそろえる。
若き日には天才シェイクスピア俳優として名をはせ、映画界に進出してからも監督・脚本・主演を兼ねた「ヘンリー五世」をはじめシェイクスピア作品を多く手掛ける才人ブラナー。その彼が、謎に包まれたシェイクスピアの、さらに知られざる晩年の日々を描いた注目作。
ブラナーは自ら老境のシェイクスピアを熱演し、製作・監督・主演を務めた。故郷に退いたシェイクスピアが、長く離れていた家族との時間を取り戻そうとする中で葛藤する姿を綴る。両者ともに英国を代表する名優のJ・デンチ、I・マッケランが共演。
1613年6月29日、『ヘンリー八世』を上演中だったロンドンの劇場グローブ座が全焼。この大火災の後、断筆したウィリアム・シェイクスピア(ケネス・ブラナー)はロンドンを去り故郷ストラットフォード・アポン・エイヴォンの家族のもとへ向かう。二十数年もの間ほとんど会うことのなかったシェイクスピアが戻り、8歳年上の妻アン(ジュディ・デンチ)や娘たちは戸惑いを隠せない。そんな中、シェイクスピアは17年前に幼くして亡くなった最愛の息子ハムネットを悼む庭を造ることを思い立つ。この世のすべてを知り尽くすと言われたシェイクスピア。しかし家族それぞれの胸の内には彼ですら想像つかない思いがあった……。