1月20日(土)N響第2002回定期公演(1月Cプロ定期2日目)を聴きにNHKホールへ。































13時15分からの「開演前の室内楽」は、モソロフ/弦楽四重奏曲第1番~第3楽章・第4楽章






1stヴァイオリンの横島氏の言によると、モソロフ革命前夜ロシア・アヴァンギャルド潮流に位置する作曲家とのことでしたが、この作品も、時にプロコフィエフ連想させるようなモダンな趣がありました。



トゥガン・ソヒエフ指揮による14時00分からの本公演は、まずリャードフ/交響詩「キキモラ」

ソヒエフ&N響醸し出す前半緩徐部不気味さ後半管の彩り魅力的でした。


そして、プロコフィエフ(ソヒエフ編)/バレエ組曲「ロメオとジュリエット」

「モンタギュー家とキャピュレット家」冒頭不協和音凄愴ながらも粗さを排した響きとそれに続く弦の冷え冷えとした情趣、そして主部力強い運動性「少女ジュリエット」跳ね回るような純潔性「ジュリエットの墓の前のロメオ」悲痛さ「仮面」整然とした進行「タイボルトの死」前半不穏さを孕んだ律動性後半重苦しさ等々、これらを余すことなくかつ奇を衒わず具現化してみせたソヒエフ&N響は、やはり流石と思わせるものがありました






















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