尾高忠明&NHK交響楽団及び「マロ」篠崎史紀が演奏音源を担当していると知って俄然興味を抱き、
12月10日(日)、映画「窓ぎわのトットちゃん」11時10分からの回を観に109CINEMAS川崎へ。
映画館での映画鑑賞は、2022年6月の「峠 最後のサムライ」以来1年半ぶり。
私は原作を読んだことがないので、この映画がどの程度原作に忠実なのか分かりませんが、トモエ学園に通い出したトットちゃんと学友との交流そしてそれを温かく見守る小林先生達がユーモアも交えつつ描かれるとともに、徐々に戦時下に向かい自由な空気が失われていく世情も抑制された筆致で表されていました。
とりわけトットちゃんと学友の一人である泰明ちゃんが心を通わせるさまと悲しい別れは、泰明ちゃんの母の心情も含め、観ていて時に胸に詰まるものがありました。
N響の前身である新交響楽団のコンサートマスターだったトットちゃんのパパこと黒柳守綱は勿論、新響の発展に多大な貢献をしたジョゼフ・ローゼンストック及び齋藤秀雄も僅かながら登場しており、当時のローゼンストックが置かれていた微妙な立場にもそれとなく触れられていました。
帰宅してからパンフレットをめくってみると、尾高さん&N響や篠崎さんのほかにも、協力者・関係者の中には元N響ヴァイオリン奏者の永峰高志さんや同ホルン奏者の福川伸陽さん等の名前が。
そしてトモエ学園の運動会シーンに於けるJ.シュトラウスⅠ世/ラデツキー行進曲の音源は、齋藤秀雄指揮新響のものだそうな。
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