4/17(火)、早退して「マリア・ジョアン・ピリス ピアノ・リサイタル」を聴きにサントリーホールへ。












出来れば4/12(木)リサイタルの方も聴きたかったのですが、気が付いた時には既にチケット完売
この日チケット辛うじて手に入ったのですが、どうやら最後の1枚だった模様。


この日曲目は、
モーツァルト/ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332
モーツァルト/ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333
シューベルト/4つの即興曲Op.142 D.935

あくまで自然体流麗に聴こえながらも、その実入念に練り抜かれたアーティキュレーションフレージングソノリティ和声感が、やはり素晴らしかったです。
前半モーツァルトならではの光と影の交錯…、K.332第3楽章での微細陰翳移ろいK.333第1楽章第1主題2回目の提示密やかな美しさ第2楽章中間部低声部がもたらす緊張感の的確な表出
後半シューベルト第1曲に於ける第1主題孤高の厳しさ第2主題天上の美しさとの対比慈しみに満ちた第2曲第3曲、そして第4曲での焦燥夢幻との交錯
第2曲以前にも記したとおり、私にとってウォルフガング・サヴァリッシュ更にはルドルフ・ゼルキン思い出繋がるだけに、聴いていて胸が一杯に…。

アンコールもやはり、シューベルト/3つのピアノ曲D.946~第2曲変ホ長調
これも美しい叙情性或る種の厳しさとを兼備した素敵な演奏でした。



さて、週末N響定期公演に於けるヘルベルト・ブロムシュテットとのベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番如何に…