nabisonyoです。

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

今回は5月2日に名古屋で行われたEXOのコンサートについて少しだけお話します。

コロナ直前からEXOのファンになった私。今回初めてEXOのコンサートへ行ってきました!

ソロコンには参加していましたが、全員参加のものはファンミーティングだけだったので、とても楽しみで待ち遠しかったです。

 

今回、1公演しかチケットが取れなかったのですが、席がとても良くてメンバーを近くで見ることだでき、とても感動しました!

SUHOさんの歌パートがイッパイで素敵な声が聞けましたラブ

GravityのCHANYEOLが最高!D.O.の歌声も大好きです♪KAIのJekyll、SEHUNのソロダンスも素敵でした。はー、また行きたい笑い泣き

 

以下、5月2日公演のセトリです。

知りたくないよ、という方は別の記事を読んでいただけると嬉しいですニコニコ

 

 

 

 

VCR

・MAMA

・Monster

・늑대와 미녀(Wolf)(曲のみ)

・중독(Overdise)

Ment

・Moonlinght Shadows

・Gravity

VCR

・지킬(Jekyll)

・Crazy

Ment

・PLAYBOY

・Artificial Love

・前夜

・Love Shot

VCR

・Tempo

・Ko Ko Bop

・Call Me Baby

・Power

・Don't fight the feeling

・Run

・LOVE ME RIGHT

・으르렁

MENT

・Baby Don't Cry

・Walk On Memories(기억을 걷는 밤)

・Bird

VCR

・EL DORADO

・Back It UP

Ment

・Forever

・Crown

 

アンコール

・Back Pocket

・Flatline

・Angel(너의 세상으로)

 

 

 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

素敵なG.W.をお過ごしください照れ

 

 

 

 

 

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こちらは『麗~花萌ゆる8人の皇子たち~』の二次小説を書かせていただいています。ドラマのイメージを壊すとご不快の方はこちらでご遠慮ください。お許しいただける方は少しでも楽しんでいただけると嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ハヌルside

 

騒がしい飲み屋で二人、特に盛り上がるような会話もできなくて。しばらく黙ってチビチビと焼酎を飲むだけ。

周りのテーブルではまだ騒いでいる人たちがいるが、腕時計で時間を確認すると11時前になっていた。

 

「そろそろ帰ろうか。送るよ」

 

「えぇ。そうね」

 

立ち上がり店のレジへと向かう。僕が財布からカードを出すと、シウンが『私が払うわ』と言い僕を止めるが、気にせずそのまま支払った。店を出て『ありがと』と言う、また困った顔をしたシウンに上手く返せずに苦笑いになったはず。

 

「この間お祝いしてくれたから、次は私の番のはずでしょ?良かったのに。ありがと、ハヌル」

 

シウンの言葉に自分が悩んでいた時間の長さを知った。あの日から会っていなかったなんて。大学時代から今まででの会う頻度を考えれば有り得ないことだ。

通り過ぎる車のライトがシウンを照らしては流れていく。車道側にいるシウンと場所を入れ替え『行こうか』と言うと、『えぇ』とだけ返事をして夜道を歩き出した。

今までも二人でいる時間はあったはずなのに、会話がない時間が続く。そして自分の口から出た話題はジフのこと。避けたかったはずなのに、避けては通れなかった。

 

「ジフはさ、良いヤツだよ。今日もハジンを送るって言って。でもシウンは良かったのかい?」

 

「もちろんよ。あなたと……久しぶりに話せたし。最近連絡をしてなかったから」

 

「それは……君に悪いかなと思って」

 

「……そう」

 

答えたシウンの横顔は哀しそうで、なぜそんな表情をするのか僕には分からない。その手を握り、抱き寄せたいと思うけど、ジフと付き合う彼女にそんなことはできなかった。

 

 

いつから僕はシウンを愛していたんだろう?

長く友人として過ごしてきたシウンを大事に思っていた。ずっと幸せにしたいと思っていた。もしかしたら最初からだったのかもしれない。

ハジンに言われてやっと気が付くなんて。

 

 

「僕は、バカだ」

 

「え?どうしたの、急に?」

 

驚いて僕を見るシウン。

 

「急じゃないよ。……僕は本当にバカだ」

 

オロオロとするシウンに苦笑いで『行こう』と促した。

 

地下鉄のホーム。反対の路線が発車した後の生ぬるい風。

電車に乗ると意外と混んでいて見知らぬ誰かとぶつかる。車両の端にシウンを寄せ、人混みから守るように立つと、微かにぶつかるお互いの手の甲。

自分の手がそこだけ熱く感じる。

 

上を見上げると案内表示が光ってシウンの降車駅が近づいている。

 

シウンの温もりが消えてしまう悲しさ。

今度はシウンに聞こえないよう呟いた。

 

「本当にバカだな」

 

 

 

 

 

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ハジンside

 

「はい?」

 

何かを言いかける目の前の人、ジフさんに答えた時。

 

「ハジン?」

 

自分の名前を急に呼ばれ、声がした方向である後ろを振り返れば、そこに立っていた男性を見てわたしは驚いて目を見開いた。

 

「……ギドン!?何でここに?」

 

気まずそうな表情。そんなギドンの表情から、本当だったらわたしに対して声を掛けることはしなかっただろう。だけどわたしを見かけて思わず声に出てしまい、わたしも名前に反応してしまった……ということだと思う。

 

「俺……ハジンに謝らないといけないと思って」

 

口籠るギドン。彼のことをついこの間までとても好きだったはずなのに、今のわたしには恋愛感情なんて欠片もなく。どこか遠い日の、何年も昔の出来事のようで。そして裏切られたせいで、ひどく冷めた気持ちでギドンを見る。

 

「何も聞きたくない。ミリと二人で後悔して、騙した人たちにちゃんとお金を返したら?」

 

キツイ口調のわたしに俯いたギドンはただ立っているだけ。終わったこと。もう彼らに気持ちなんてまったくない。だけど笑って『いいよ』と許すことはできないから、優しい言葉なんて掛けない。だけど思い出したらあの時の気持ちが胸をチクリと刺す。

嘘をつかれたことに悲しみと、自分の不甲斐なさで涙が出そうになってきた時、ガタンッと向かい側のイスが音をたてた。立ち上がったジフさんが、少し目線が上になるギドンを見上げて低い声を出した。

 

「おい、ハジンは俺のものだ。お前はミリってヤツと仲良くしておけばいいんだよ。もうハジンに声を掛けるな。いくぞ、ハジン」

 

「あ、ちょっと!」

 

店を出るため立ちあがったジフさんが座っているわたしの腕を引っ張って立ち上がらせようとするから、バランスを崩し座っていた椅子の足元に靴が脱げてしまい声を上げた。

 

「あぁ、悪い」

 

脱げた靴に気が付いたジフさんは、わたしをもう一度イスに座らせ、戸惑いもなく高そうなスーツで片膝をつき脱げた靴を履かせてくれる。それも優しい手つきで、童話の王子様がお姫様にするように。きっとわたしたちを見ている周囲のお客さんも同じように感じているはず。

靴を履かせ終わると立ち上がり、今度はわたしに向かって手を差し出した。

 

「行くぞ」

 

反対する気なんておきなくて、その手を取った。

何だか夢見心地の気分になり、ドキドキする胸で地下鉄に向かって歩いているはずが路地裏の暗い方へと進むから、急に警戒心が出て声をあげた。

 

「ちょ!地下鉄じゃないんですか!?」

 

「……車で来ている。あの駐車場だ」

 

つないだままの手と反対の手を伸ばす先には数台の車が並んでいる。黒いセダンがピッと鳴ると同時にライトが一度光った。ジフさんが車のロックを解除したからだ。

 

「じゃあ最初から地下鉄じゃなくて車にすれば良かったじゃないですか!」

 

「ハヌルの女だと思っていたんだから車に乗せるわけないだろ」

 

 

 

 

 

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ジフside

 

店を出た数歩先に立ち止まっていた女に声を掛けると飛び上がるように驚いて。その驚き具合に笑いが込み上げてくるが何とかこらえるように口元を押さえて言った。

 

「俺も通り道だから、途中まで送ってやる」

 

「え?」

 

呆然としている女をよそに細い腕を掴んで地下鉄に向かって脚を進める。『待ってください!』と大声を出すから、止まれば俺にぶつかってくる。睨みつけると白々しく『あ、痛っ。あー』と言って頭を押さえた。子どものような行動に呆れて見ていると、コホンッと小さく咳をして胸を張るように向き合ってくる。

 

「いきなり腕を掴んで引っ張るのはダメです。わたしは物じゃありません!それに送ってくれなくても大丈夫です。一人で帰れます」

 

「ふんっ。子どもが歩くには遅い時間だ。それにハヌルの彼女を一人で帰したとなれば、あいつに何を言われるか分かったもんじゃない」

 

俺より頭一つ分ほど小さい女に向かって言うと、『はぁ?』と変な声をあげた。そんな態度にイラッとして眉を寄せる。

 

「オッパとは付き合ってません!あなたこそシウンオンニって言う彼女がいるのに他の女性を送ったらダメじゃない!」

 

「は?付き合っているわけないだろ!」

 

女の言葉に今度は俺が変な声をあげる。しばらく間が空き、そして二人で眉を寄せた顔で頭をひねる。

 

「……あなたはシウンオンニが。好き?」

 

「まったく。そんな気持ちはない」

 

「……えぇっと。そこのカフェにでも入って話を聞いても?」

 

質問に頷くだけの返事をし、カフェの席に小さいテーブルを挟んで向かい合わせで座った。コーヒーを頼んだ俺とアイスコーヒーを頼んだ女。コーヒーから出る湯気が少し収まり、アイスコーヒーのグラスには玉の雫が出始めて。なかなか言葉を発しないから、脚を組みなおし『それで?』と言えばようやく目の前の女は話し出した。

 

「ジフ、さんって呼びますね。えっと、それでさっきの続きですけど、本当にシウンオンニと付き合っていなくて、好きでも、ない?」

 

「くどい。そんな気持ちは最初から一度も持ったことがない」

 

唇を付き出して拗ねる子どものようにブツブツと『言い方ってもんがあるんじゃない』とか何とか言っている。俺は無愛想なせいか、今まで周りにいた女たちは怯えたようにされることが多かったが、こんな風にケンカ腰なヤツは初めてで新鮮だ。

 

「……オッパはオンニを愛してます。ずーっと前から。でもさっきやっと気が付きました。オンニはオッパのこと、どう思っているんでしょう?」

 

ブツブツと独り言を言っていたはずが、急に顔をズイッと近づけて来るから驚いて後ろにのけぞった。だが、目の前の女が言った言葉を理解した時、俺はさらに驚いた。

 

「は?ハヌルがシウンを愛してるだって!?」

 

「そうだって言ってるじゃないですか!で、オンニは?」

 

さらに返事を求めるように近づくから、手で払い席に座らせる。

真剣に心配しているのか、人の恋愛や噂話で楽しみたい女なのか。ハヌルが気に入っているヤツであればそんなことはなく、前者なのだろうとは思うが。まだよく分からない。

 

「あぁ。シウンは大学の頃からずっとハヌルのことだけ見てきた」

 

俺の言葉を聞いて、目の前の女は零れるような笑顔を浮かべたから。

 

「あんた……」

 

 

 

 

 

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ハヌルside

 

ハジンと、なぜか追いかけるようにジフが店から出て行ってしまい、四人席でシウンと二人きりになった。

突然だったこともあり、ぎこちない雰囲気になっているけれど、ハジンのおかげで久しぶりにシウンとゆっくり話せる機会を持てたことに感謝した。

ただ、つい1時間ほど前にハジンから“僕がシウンを愛している”と指摘されたばかりで。その事実が頭を占めて、思うように口を開くことができない。

この10年、今まで僕はシウンとどんな風に話していたのか。それさえも分からなくて。

 

「元気……だったかい?」

 

「ふふっ。今さら?今まで一緒に飲んでいたじゃない」

 

僕の変な質問にも、相変わらず包み込むような優しさで笑いかけてくれるシウンにホッとした。

 

「そうだね。だけどずいぶん連絡していなかったような気がして」

 

「ハジンさんと会っていたからじゃないの?」

 

そう言って焼酎を一口飲んだシウンに僕は反論したかった。

『違う!君がジフと付き合ったからだ!』って。だけど言葉にするには胸が痛くて。

“愛”を自覚した僕は、今まで以上に胸の痛みを感じていた。

 

「シウンは?ジフと仲良く……よく会っていたかい?」

 

「え?前と同じくらいだから、“よく”なのかしら?」

 

「そうか……」

 

焼酎を追加で頼み、ショットグラスになみなみと注ぎ一気に飲んだ。もう一度同じように飲む。小さなグラスをじっと見ていたが、顔を上げてシウンを見ると僕を心配している顔があって。それは昔と変わらなかった。

 

「シウンはさ……。愛している人に、自分以外の好きな人がいたらどうする?その好きな人は、自分も納得するような相手と付き合っている」

 

「な、なぁに?そんな恋愛話。初めてするんじゃない?ハヌルにそんなこと起きないわよ。あなたはモテるから」

 

「そんなことない。だけど、君の意見が聞きたいんだ」

 

縋るようにシウンを見ると、シウンは困ったような泣き出しそうな。そんな顔をしていた。僕の質問に困ったのか。

それとも僕の気持ちに気が付いて、困ったのか。

 

「そうね……とても、辛いわ。だけど愛する人が幸せになって欲しいから。私はただ上手くいくように願っている、かな」

 

いつもなら軽くポンポンと腕を叩き、僕を応援してくれるシウン。だけど今日は軽く叩かれることもない。今も泣き出しそうな顔をして、僕を見返すだけ。

それはもう、僕以外の……。ジフが恋人になったから?

 

自分の気持ちをハジンに言われるまで気付くことができなかった、自分のバカさ加減を後悔しても遅い。シウンがそばにいてくれることは当たり前のことではなかった。

だから僕ができることは、シウンがジフと幸せになるように願うだけ。

 

「そうだね……。僕も、そう思うよ」

 

 

 

 

 

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今日はセフン誕生日!생일 축하해クラッカー

 

そして夕方から配信でコンサートが行われます。除隊後初めてのコンサートということで期待しています。実はEXOを好きになってから初めてのコンサート。(ファンミやソロコンは行きましたが)

ドキドキワクワクですラブ

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

 

 

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ハジンside

 

飲んでいる最中にお店に現れたオッパの親友二人。

いつも愚痴を聞かされる内容の人たち。二人がどんな人で、オッパが大好きなシウンさんを諦める必要があるのか、頑張ることができるのか。四人で飲むことを提案したのは、それを確認するつもりで気合いイッパイだったから。

 

でもジフと呼ばれたお友達は目つきが悪いし。言葉もオッパと違い丁寧じゃない。どこをどうやってオッパと友達になれたのかは不思議だけど、人の良過ぎるオッパが長年付き合っているんだから、きっと悪い人じゃないんだろうと思う。

 

問題はシウンさん。

思った通り美人さんで。話を聞くと何となく大手企業で秘書として働いているらしいことが分かる。もう本当にイメージ通り。オッパと二人で並んで座る姿は美男美女で最高!なんだけど、ジフさんと並んでも悪くない。

何だか緊張しているような感じだけど、素敵オーラが出ている。

なんて、わたしがジーッとシウンさんを見ているから。シウンさんがわたしの方を向いて微笑んでくれた。

 

「ハジンさん?はisoiのお店で働いているのよね?ハヌルから誕生日にプレゼントをもらったわ」

 

「はい!そうなんです。お肌に合いましたか?」

 

そんな会話から始まり、聞き上手で頭も良いシウンさんにわたしはすっかり懐いてしまい。途中から『オンニ』と呼ぶようになった。

でも一緒に飲み初めて1時間ほどするとわたしはわざと腕時計を見て言った。

 

「あれ?わたし明日早番だった!もう帰りますね。オンニはどこに住んでいるんですか?」

 

「あ、マポだけど」

 

「お?オッパと同じですね。わたしはスソだから一人で帰ります。オッパ、オンニをしっかりと送ってあげてね」

 

ニッコリと笑うけど『分かるよね!?』と目力を入れてオッパを見る。呆けていたオッパが、『あぁ』と一拍遅れたけど理解してくれたから安心して席を立ち『ごちそうさまでした』と言って店を出て立ち止まった。

 

 

う~ん、ジフさんが邪魔だよねー。どうしたらオッパとオンニを二人にできるんだろう……。

本当はわたしと一緒に帰ってくれたら良かったんだけど。

 

 

「おい」

 

考えに耽っていたら肩を叩かれ、『ひぃっ』と声をあげ飛び上がるほど驚いた。振り向くとそこに立っていた人はジフさんで。

 

「俺も通り道だから、途中まで一緒に帰るぞ」

 

 

 

 

 

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4日はSUPER JUNIORの韓国 アンコールコンサートがありました。

配信で観ていましたが、アンコンは曲も違い、ステージも全然違い、とても楽しかったです♪

DVD出たら買っちゃいますねチュー

そして4日はウニョクの誕生日!

생일 축하해クラッカー

 

今日の配信も楽しみにしていますウインク

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

 

 

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シウンside

 

ハヌルから連絡がこなくなった。

親友だと思ってくれていると、ずっと思っていた。だけど彼女ができたからなのか、相手の子が他の女との連絡を許さないのか。季節の挨拶のような連絡しかこなくなった。

ジフに聞くと『時々メールが届くが仕事が忙しいようで会っていない』と言っていた。

 

異性の友達はこんなものなのか。実はハヌルにとって友達でさえなかったのか。

 

そんな思いに駆られて今日もジフに悩みを聞いてもらうため連絡をした。

今日はジフのおススメの居酒屋で、先にお店に着いた私は店内で待つことになった。空いているテーブルを探してお店の奥に進むと見知った顔。思わず声を出してしまった。

 

「ハヌル?」

 

私の顔を見るとひどく驚いた顔のハヌル。

だけどその顔がみるみる赤くなっていき、自分の異変に気が付いたのかハヌルは自分の顔を右腕で覆った。

 

「オッパ!」

 

可愛らしい声がハヌルの正面の席からして、そちらに声を向けると声と同様に可愛らしい女の子がハヌルの前に座っていた。

 

 

あぁ、この子が……。

 

 

また愚痴の内容が増えたと、涙が出そうになったけど。今ここで涙を流すわけにも愚痴るわけにもいかないから、何とか笑うように無理矢理口角を上げた。

 

「久しぶりね。元気だった?楽しんでいるところ邪魔してゴメンね」

 

そう言ってお店を出ようとしたのに、女の子が私に声を掛けてきた。

 

「シウンさん、ですよね?オッパの大事な人って聞いています。ぜひ一緒に飲みませんか?」

 

せっかく優しく声を掛けてくれたのに『あなたより大事な人じゃないわ』って心の中で反論する。自分が惨めになるだけだからこの場を去りたくて、『ごめんなさい』と言いかけた時、ハヌルが私の腕を掴んで引き留めた。酔っているのか顔を真っ赤にしたままで。腕を掴んだハヌルが口をパクパクして。明らかにいつもと様子が違う。

 

「ハヌル……あなた、大丈夫?」

 

私が聞くと、何度か首を上下に振って返事をして。でも言葉が出ないのかまだ顔を赤くしている。こんなハヌルを見たことがなくて不思議に思っていると女の子が言った。

 

「シウンさんと一緒に飲みたいでんすよ。最近シウンさんと会ってないって悲しそうに愚痴ってたので」

 

「ハジン!」

 

ウソっぽい内容を口にする彼女を名前で呼び止めたハヌルに胸が痛み、ジフには悪いけど今日はお店を変えようと思った。だけどちょうどお店に入って来たジフが私に声を掛けてきた。

 

「シウン……と、ハヌルか。……あんたは」

 

ハヌルの彼女の顔を見ると驚いた顔をしたジフ。

感の良いジフなら私のためにこの店から出してくれるだろうと思った。

それなのに。

 

「ハヌル、久しぶりだな。良ければ一緒に飲むか?」

 

 

 

 

 

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ハヌルside

 

土曜日の電話の件があってからシウンに連絡を取りづらくて。だけど体調が心配で日曜日にメールをしたが返事が返ってこなかった。真面目なシウンはよっぽどのことがなければメールの返信くらいするはずだと心配で、月曜日は仕事を早く終えシウンの家に足を向けた。

 

もしかしたらまたジフがシウンの家にいるんじゃないかと思い、なかなかインターフォンを押すことができず。シウンのアパートの階段下でどうすべきかと悩んでいると、玄関ドアが開きシウンが出てきた。

スウェットとデニムパンツをはいて、家にいたからか眼鏡姿。学生の頃のように思え、何だか懐かしく思って後ろ姿を見ていた。

ヨタヨタと歩くシウン。両手にはゴミ袋。声を掛け、手助けしようと思い近づくと、その半透明のゴミ袋の一つから見えた中身。それは僕がプレゼントした物たちだった。

 

足を止め、シウンの後ろ姿が角を曲がるのを見て。やっと動き出すことができた。

 

 

要らないものを渡されて、困るよな。

悪いことしたな……。

 

 

そうは思っても、自分の中でだいぶショックだったようで。火曜日には仕事でミスをし。その後もなかなか調子が浮上しない。こんなことは初めてだった。

誰にも相談できないと思っていたけれど、先日出会ったコ・ハジンさんに最初に愚痴ってしまったこともあり、話を聞いてもらうことが多く。彼女と食事をすることが続いた。

年下の女の子に愚痴を言うのも……と思いつつ、悩みは親友たちのことだし。妹にこんな話をした日には『何をバカなことで悩んでいるの?』と冷めた目で見られるだけ。

だから半年近く経って、コ・ハジンさんからハジンと呼び名が変わっても僕の愚痴を聞いてくれる人はこの子だった。

その子が今、目の前で言った。

 

「オッパ、わたしと最初に食事した日に言ってた。『彼女は僕の親友だしいつもジフにばかり頼るのはすごく悔しいな。本当は僕が少しでも彼女を幸せにしたい』って。“僕が幸せにしたい”っていうのは友達の感情じゃないよ?“自分”が“幸せにしたい”っていう気持ちは、オッパ。“愛”、だよ?」

 

ただ、ただ。

驚いた。

 

 

愛?

僕が、シウンを?

愛してる?

 

 

「僕が、シウンを?」

 

「そう。ただの親友なら“愛する人と幸せになって欲しい”だよ?“自分が幸せにしたい”のは“愛”」

 

真面目な顔をしたハジンが僕を諭すように言う。

 

 

僕のシウンへの気持ちが“愛”なら。どうしたらいいのか?

ジフから彼女を奪うなんてできない。

 

 

「……ハヌル?」

 

 

 

 

 

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花粉の季節ですねえーん目、鼻、口、肌…いろいろかゆくて困っております。

そんな中、UPした内容を見返して気が付いたこと。

みな様、誰の話か分かりにくいですよねあせる一応、パターンを決めているのですが、読んでくださるみな様に分からないだろうと今さら思いましたガーン

今回から頭に誰のお話か書くようにします。(最初は誰かな?と思っていただきたので5話から追記します)

読みにくいなか読んでいただき、みな様ありがとうございます<(_ _)>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ハジンside

 

忙しかった仕事も終わり、今日も一人ぼっちの家に帰ってくる。

化粧を落とし、シャワーを浴びて、パックをしながら夕飯の準備。お金もないし、簡単な物だけど美容のために自炊すると決めているわたしは、鍋をグツグツ煮込みながら今日のランチで話したことについて考えていた。

 

「今日の、ファンボ・ハヌルさん。あれ、絶対女友達のこと好きなんだよねー。本人は気付いていないみたいだけど。『自分の好きな女友達が男友達と付き合っていてショック。でもまだ自分の気持ちに気付かない』……なんて、鈍いなぁ。でも失恋してるなら気が付かない方がいいのかも?」

 

独り言が口に出ていたけど、咎めるような親友も両親たちもいないし。アレコレ考えながら動いているとすぐに料理ができた。

 

「相手の人。美人ってことは確実ね!あと頭も良さそう。会ってみたいなぁ。あのファンボ・ハヌルさんより他の人を好きになる女の人ってどんな人だろう?その女の人に好きになられたもう一人の友達も気になるよねー」

 

そんな独り言を神様が聞いたのか、わたしの願いが叶ったのはファンボ・ハヌルさんと出会って季節が夏から秋に変わった頃。ファンボ・ハヌルさんをオッパと呼ぶくらいの仲になった頃だった。

 

 

 

 

 

「オッパ!」

 

半月ぶりにファンボ・ハヌルさんと会うことになった。この頃は例の女友達とまったく会っていないようで、初めて会った頃から次第に落ち込んでいくオッパを慰める……ということで時々食事をしていた。

 

「あ、ハジン。お疲れ様。遅番で仕事疲れただろ?今日は大丈夫なのか?」

 

「うん。明日は休みだからね」

 

そう言って目的の店に向かって歩き出した。平日だからオッパはスーツを着ていて。その姿はカッコいい。通り過ぎる女性がオッパを見て頬を染めるくらいに。だけどオッパはそんな女性たちに見向きもしない。常に頭は大事なお友達のことを考えている。

今日、食事をしようと約束したお店は居酒屋で。オッパが昔、男性の親友に教えてもらった店だと言っていた。ガヤガヤとウルサイけど料理もお酒も美味しくて、お店には大満足。だけどわたしたちの話題は最初こそ近況を伝えあったりするけれど、最後はいつも通りオッパの悩み相談室になっていた。

 

「シウンにずっと連絡ができなくて。ジフは相変わらず、たまに素っ気ない連絡が来るくらいで、シウンのことを聞いても『自分で聞け』と言って詳しく教えてくれないんだよ」

 

焼酎を一人で3本空けたオッパ。さすがに毎回同じようなこと。しかも一回の食事で何度も話を聞くのは面倒になってきたわたし。本当は本人が気づくまで待つ方が良いのだろうけど。今日はとうとう我慢ができなくなり、声をあげた。

 

「オッパ!これは自分で気が付いた方が良いと思って黙っていたけど」

 

『オッパ!』と急に声を大きくしたわたしに、オッパは驚いた顔で口を開けてわたしを見ている。

 

「シウンさんと連絡ができなくて苦しいんだよね?ジフさんとシウンさんが付き合っていると苦しいんだよね?」

 

コクン、と首を縦に振るオッパを見てわたしは続けた。

 

「オッパ、わたしと最初に食事した日に言ってた。『彼女は僕の親友だしいつもジフにばかり頼るのはすごく悔しいな。本当は僕が少しでも彼女を幸せにしたい』って。“僕が幸せにしたい”っていうのは友達の感情じゃないよ?」

 

「え?いや、僕たちは10年も友達……」

 

否定するオッパに被せるように言った。

 

「“自分”が“幸せにしたい”っていう気持ちは、オッパ。“愛”、だよ?」

 

 

 

 

 

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シウンside

 

金曜日の出来事のせいで何もやる気が起きず、土日はずっとベッドから動くことができなかった。泣いては疲れて眠り……を繰り返し。月曜の朝、鏡で見た時に驚くほど自分の顔がヒドイことになっていた。これはさすがに出社が難しいと思うほど。

頭の中で今日のスケジュールを確認し、問題無いだろうと判断した後は上司である室長へ電話を掛けた。

 

「申し訳ありません。体調を崩してしまいお休みをいただきます」

 

泣きすぎて鼻声だということもあり、すんなりと話が通って。仮病を使ったことに胸が痛むけどホッとした。秘書を担当している社長へもメールで謝罪を入れると『ゆっくり休みなさい』という返事がすぐに届いた。

一つ心配が減って安心したところでもう一度ベッドで横になる。

 

日曜日だった昨日、ハヌルから一通のメールが届いた。だけどメールを開くこともできずそのままにしている。ポップアップの表示に見えた文字は私を心配してくれていたのに。今は返事をする気がおきない。

 

 

もう、お店の子とはデートはしたのよね。

きっとハヌルのことを好きになるわ。

そしたらデートして、手をつないで、キスして……。

 

 

そこまで考えてまたジワリと涙が出てきたから、これ以上泣いたら明日の仕事にも支障があると思い立ち上がった。

 

「よし!」

 

気持ちを切り替える時の私のいつもの行動。

大掃除をすること。

拳を握り気合いを入れて声を出してクローゼットの扉を開けた。この部屋を借りた理由。それが今、扉を開けたクローゼット。ウォーキングクローゼットが大きくて、働いたご褒美として買ったバッグや服……と言っても結局は仕事に使えるスーツばかり。ハヌルたちと会う時も最近は仕事が終わった後ばかりだったから、大学時代とは違い私服なんてスウェットとデニムくらいでほぼ持っていない。仕事用ではあるけれどスーツもバッグもそれぞれ思い入れはある。だけど気持ちを一新したくて古い物やしばらく着ていないものをゴミ袋に入れた。

クローゼットが終わったら次はドレッサー。卓上の化粧水たちを整理し、引き出しを開けて色が微妙な物や使っていない化粧品を取り出す。

『次は……』と3段目の引き出しに手を掛けたけど、どうしても開けることができなかった。

 

「……」

 

その引き出しから目を逸らすように家中の片づけをしていく。仕事がメインの生活だから物は多くないけれど細々とした物が増えていて、結局大きいゴミ袋が5袋にもなった。

 

「ふー、さっぱりした!」

 

冷蔵庫から缶ビールを取り出し、プルタブを開ける。ゴクゴクと喉を潤すビールが掃除をやり切った満足度を上げた。1本ビールを飲み干して大きく息を吐き出す。そしてドレッサーを見た。

 

「……さて、じゃあ最後に。……やろうかな」

 

ドレッサーの椅子に座り、さっきは手を止めた3段目の引き出しに手を掛ける。ゆっくり引き出しを開けると、視界に入った物。

名前入りのハンカチ、私の誕生日は初夏なのに肌が白くて寒そうだからとブランケット、仕事で使えるように有名メーカーのボールペン。他にも色々。

みんなハヌルからもらった物。毎年私のことを考えて送ってくれた。だけどもったいないと思って使えなくて、今日まで大事に閉まっていた。それらをすべてゴミ袋に入れて、最後に先日もらったばっかりのボディクリームをショッパーごと入れゴミ袋を縛る。重い腰を上げて、ゴミ袋を6つも持ちヨタヨタしながら道を歩く。

ゴミ捨て場に『よいしょっ』と言いながらゴミ袋を置くと、独り言が出た。

 

「使ってあげなくて、ごめん。すぐに使えば良かったわね」

 

 

 

 

 

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