今日の北本、参加者4名。
平日の北本で4人「も」来るなんてどれだけぶりだろう?! と言いつつ大宮西の所属が3名だけれど。😜 でもいい事だ。
私が主催の浦和/北本/大宮西の3支部は出稽古自由。「行きたいと思ったときに行ける道場」を目指しています。週に7日、必ずどこかでやっていますので道場生の皆さんは有効活用してくださいね。
稽古メニューは基本と立ち組み(首相撲、支え釣り込み足)。
投げの際には「橋を掛けて崩す」原理を説明。この「橋を掛けて崩す」というのは沖縄拳法空手道の山城先生から拝借した表現。イメージが分かりやすいんでいいな、この表現。
ちなみに今回自分でやってみて分かったけれど、同じ支え釣り込みでも釣り手側と引き手側とで動きが違うか?! 釣り手側は「橋を掛けて崩す」、引き手側は「遠心力の投げ」になる?!
まぁ、この辺は自分も指導方法をスキルupしていかないと。
打撃マスをやって終了。
クラス終了後はいつものように自由自主練。Nさんが試合を控えているIさんのミットを持ってくれています。
おぉ?! なんかしばらく見ないうちにNさん、ミット持ちがすごく上手くなっているね。 聞けば「Youtube等を見て勉強しています」とのこと。素晴らしい!
ミットを叩いたり蹴ったりする方を見て勉強する人は多いだろうけど、持つ方を見て勉強する人はそうそういないよ。
でもミットは、実は持つ方もすごくいい練習になるんです。相手の技をどこでどのように受け止めればいいか? それぞれの技の適切な間合い、適切な角度、適切なタイミングを自分も学ぶ事ができます。
昔、サーマート・パヤカルンというムエタイのスーパースターがおりまして、、。ちなみに「サーマート」とタイ語で「天才」という意味。その名に相応しい超絶的な「見切り」の能力を持ってました。そのサーマート選手、練習嫌いで有名だったのだけれど、同じくムエタイ選手だった兄のミットは必ず自分が持ったそうで、そのミット持ちが一番の練習=相手の技のタイミングや距離、軌道を見る目をミットの受けで養っていたという逸話が、、。
まぁ話半分に聞くとしても、組手が上手い人はミットを持たせても上手いのは事実ですね。
「強くなりたい」と思ったら練習しなければなりません。そして練習するためには練習相手が必要です(一人練習ももちろん必要、重要ですが)。で、「良い練習相手が欲しい」と思うなら、まず自分が相手にとって良い練習相手になることが必要です。
「○○さんとの練習は、いつも良い練習になるなぁ」と思ってくれる人が多ければ多い程、「一緒に練習しましょう」と言ってくれる人が多くなる、練習相手に恵まれる、ということですね。反対に「××さんはいつも自分のやりたい練習ばかり優先して、こっちのやりたい練習に全然付き合ってくれない」とか「勝ち負けにこだわって感情的になるのでやりにくい」とか「力をコントロールしてくれないので怪我させられそうで心配」とか、そんな風に相手に思われているようでは、良い練習相手も見つかりません。
みんなで明るく楽しく稽古して、みんなで強くなりましょう!