19:30のレギュラークラス。参加者I君のみ。今日も少ない。
I君の稽古はいつものように基本とミットだけで終了。体調が良ければねぇ、もっとやってもらえるんだけれどなぁ。まぁ少ないメニューと時間でも楽しんでもらえているようだから、そこは嬉しいけど。
稽古後の雑談の中で、護身というかリアルファイトというか、まぁそういった系の話題に。「素手の顔面パンチは護身術としても保身術
としても実戦的(=現実的)じゃない」といった話やら、「対 刃物」の話の時にはゴムの模擬ナイフを取り出してその対応の実演も。

(勝手な想像で言うけれど、フルコンの道場で模擬ナイフなんか置いてある道場は多分そうそうないだろうなぁ。
)

あ、と言っても演武でよく見られる「短刀取り」とかではありませんけどね。あんなのはプロレスみたいなもので、相手が「技に掛かってあげよう」としてくれてるからできるんであって、リアルファイトじゃ不可能ですよ。ああいう練習も意味がないとは言わないけれど、逆にあれで「対応できる」と錯覚してしまう弊害の方が大きいと思いますねぇ、はい。

(現実のシチュエーションでは、そんな短刀取りなんかの「架空の技」よりも「発想」の方が重要。具体的には書かないけれど。)
空道は「武道スポーツ」です。創始者の東塾長は近年では「武道」という側面を強調し、「空道は武道である」という言い方をすることが増えてきましたが、大道塾の創設当時は「武道スポーツ」という表現をよく使われていて、私はこの表現が大好きです。



武道スポーツとは文字通り、「武」と「道」と「スポーツ(競技)」。「武」は「現実の闘いへの対応力」、「道」は「その道を旅しながら成長し続けようとすること」、そして「習い覚えた技の練度を、安全かつ楽しく、健全に確認し合える『スポーツ競技』としての側面」。現代武道としてはこの三つの側面が大事で、どれが欠けてもいけないと思い、、、いや、いけなくはないのかもしれないけれど、私にとっては魅力は半減ですね。その三つの側面の黄金バランスが空道の魅力です。



深夜クラスはA宮さん、Mさん、A井さんの3人。レギュラークラスとの人数差が何か変?!

前にも書いたけれど、どんなに多忙でもA宮さんは週1回の、Mさんは毎回の深夜クラス参加は欠かしません。素晴らしいです。他のみんなも見倣って、頑張って道場来て。
まぁ強制はできないけどさ。


写真はカンフーマスターMさんのノーモーションで飛び出すジャックナイフのような蹴り。目線があらぬ方を向いているのは周辺視野を使って闘う中国拳法独特のテクニック。

ただ今の時刻、23:25。この後も熱く頑張りました。
押忍!

