19:30のレギュラークラス。参加者1名。I君のみ。手技は基本、足技は移動で。20:20くらい(かな?!)に終了。
入れ替わりでTさんが自主練に。あれま、珍しい。
聞けば、先週末に寝技を頑張ったら何か筋肉の反応が悪い、と。「『寝技の為の筋肉』になってしまってる気がしたので『打撃の為の筋肉』に戻すためにサンドバッグだけ打ちに来た」そうです。さすがベテラン、さすが有段者ならではの感覚と行動。
関東交流試合に向けて、Tさん、気合入ってます。





私は深夜クラスまでの空き時間、いつものように自分の為の自主練。今日は新兵器があります。
それはチーシー。知ってる人も多いでしょうが、沖縄空手、特に剛柔流等の那覇手系でよく使われるトレーニング器具です。

こんな感じ。保持したり、振ったり、振り回したりして使います。ぱっと見ただけでも足腰、体幹、肩、リストetc、「まぁこれはいい体力トレーニングになるだろうな」と思ってましたが、、、私、全然分かっていませんでした。
はみ唐さんのブログを読んでて初めて「はっ?!」と気づいたんですが、チーシーは「体力トレーニング」のみならず「技術トレーニング」においても極めて有効な鍛錬具だったんですね、、。


用意した手作りのチーシー。ビール瓶に水を入れ、ラップで封をして、割れ防止のテーピング。作成費用は空き瓶2本分のお代=¥10のみ。



これを手に持ち、突きをやってみます。
引き手の時には外側に重さが掛かり、リラックスしていても脇がしっかりと締まります。
突きの途中。やはり外側に重さががかるので、自然に肘が身体の中心に絞り込まれます。
で、突く。今度は内側に重さが掛かるけれども、その重さに負けると写真のように、、。腕全体が内旋して三角筋で保持する形。これではボクシングのパンチですね。

正しくはこう。
前腕のみが回内し、上腕は外旋位を保つことで肘が下を向く。この時使われてるのは広背筋。広背筋を締めることにより、突き手に引っ張られて剛体化された身体全体がぶつかる古流の突きです。


順突きの場合でも一緒。前腕は内旋しても、広背筋をしっかりと締めることにより、上腕は外旋位をキープ。
チーシーを持つことで古流の正しい突き方を自然とマスターする形になり、そのための筋肉も同時に鍛えてくれる。技術トレーニングと体力トレーニングが完璧に合致しているチーシーの鍛錬、凄過ぎです。
改めて先人の知恵に敬服します。m(_ _)m

この手作りチーシーを両手に持って、ナイハンチ、セイサン、サンチンなどの動きをいろいろとやってみましたが、かなりいい感じ。今後もこの練習を継続します。



深夜クラスはMさんのみ。新しい気づきで、いつも以上にノリノリで楽しく稽古できました。
