全体を通して色々とトピックスみたいなことを、、、。
U11男女混合34kg以下で草加の中村選手が優勝。ワンマッチでもずっと頑張ってきてくれた選手。私も嬉しかった。
U19男子230以下240以下混合に出場の三名はいずれもレベル高し。中でも全日本jr王者の古館選手(総本部)はさすがに頭一つ抜けていて優勝。
ここで一般部の入勝者の集合写真を。
男子230以下で大会最年長の上野選手が見事に準優勝。素晴らしい。 私も元気をもらいました。
ちなみに彼の全4試合中、3試合を主審で裁くことになった私。周囲から「何か同じ50's としての優しさがあったよね~?! 忖度した部分があったんじゃない?!」と周囲からかなり突っ込まれましたが、決してそのようなことはありません。
その男子230以下を制したのはダークホースの木村選手(早稲田)。早稲田は男子250以下でも渡邉選手が準優勝。競技としての空道を考えた場合、もっと大学生が主力にならなければ。かつて綺羅星のごとくチャンピオン、強豪選手を輩出した早稲田の復活を期待します。
ちなみにその早稲田黄金期を作り上げた朝岡支部長の御茶ノ水支部からは少年部3名、一般6名のエントリーが。 彼の指導力、選手育成能力は本当に凄いです。
朝岡支部長のところの選手は打投極の繋ぎが速いMMAスタイルの選手が多いね。吉祥寺の飯村支部長のところのムエタイスタイルと、この二つが今の空道の二大潮流ですかね?!
男子240以下では現-230世界王者の中村選手(御茶ノ水)が復活優勝。決勝の相手は服部選手(行徳)。判定3-2の激闘接戦でした。
男子260以下。望月選手(総本部)が伝統派空手(※この表現本当は好きじゃないけれど、まぁ世間的にはそういうことになっているので)のような構え、動きで異彩を放っていました。 強烈な右逆突きと前蹴りを主武器に、押木選手(新潟)をブロック決勝で下す金星を上げて、準優勝。今後組技への対処を磨けば、更に飛躍が望めそう。
先に「ムエタイスタイルとMMAスタイルが今の空道の二大潮流」と書いたけれど、この伝統派空手スタイルの選手も増えてきた感じ。今年の全日本シニア王者の中村選手(渋谷)や、かく言う私(渡邉)もその系統だしね。多様なスタイルを受け入れることができるのが空道の最大魅力だと思います、はい。
最後に、私個人としては久しぶりの審判でした。こういう表現は変に聞こえるかもしれないけれど、正直「審判としての試合勘」が無くなっているなぁ。もう一回審判技量を磨き直さないと。
今後アジア大会、世界大会に向けて、人生を掛けるような気持ちで参加してくる選手に対して、いい加減な気持ち、中途半端な審判技量で臨むわけにはいきません。審判だって日本代表。立場は違っていても全力投球でその日を迎えなければ。
頑張ります。押忍!