この記事は、2012年3月16~18日の記事からの
連綿とした繋がりのあるものです。
詳しくは、そちらで前提をご確認の上
読んでいただければと思います。
■2012年3月16日号
http://ameblo.jp/nabechalin/entry-11191487525.html
■2012年3月17日号
http://ameblo.jp/nabechalin/entry-11191490439.html
■2012年3月18日号
http://ameblo.jp/nabechalin/entry-11191491473.html
_______本編_______
残された時間を考えて、
『出来る時に同時にやりたい』
という焦りなどの感情を抱きつつ
老境の身体を省みず、実際は…
『出来る時間も身体の余裕も限られている』
ということに気付かずにいる…。
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心身ともにバランス良く通所介護を利用しながら
回復させたのに、エディソン氏の再出現によって
ココロの方が “そう状態” に転じた母親…。
掃除で転んで3針縫って(前日号参照)
少しはおとなしくなるかと思いきや、
エディソン氏 【2号室】 退去に伴い
2階から着物タンスを下ろしてもらい
それらを見てココロが若返ったのでしょう…。
数日後、冠婚葬祭用やお茶会用に値打ちの着物は
何方かに着せてもらうとして、今後のおしゃれ
のために取っておきたいと言い出し、
クリーニングに出すことにいたします。
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懇意だったクリーニング屋へ持っていくと
お留守番の娘さん対応で、状態回復に掛かる
見積もりがその場では不可能でした。
『え~と…、戻るまで時間が読めないのですが…』
と対応されても、気が急いています。
『貴女じゃお見積もりできないの?』
『じゃ、お帰りまで待たせてもらうわ。』
と言って聞かない…。
私はその後の予定に影響するので、
今日は置いていって見積もりだけをお願いして、
後日散歩のついでに自分で交渉するよう説得します。
後日、大体のお見積もりの連絡をいただいて
財布に1万円以上は入っていることを確認して
私は母親をクリーニング屋さんに送り出します。
午後はお迎え付きの通所介護です。
当然、正午前には帰ってくると認識していましたが…
正午を過ぎても帰ってきません…。
12時半…。
杖をつきつき、ヘトヘトで帰ってきた母親。
『あんた、なんぼ電話しても出ぇへんやんか!!!』
私は帰ってくる前提で昼食の支度をしてました。
それで気付かなかったわけです。
携帯でダメなら自宅に掛ければ良い。
そういう機転も利かないのだろうか…。
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聞けば、事情は……
クリーニング屋さんで交渉して納得の上、
お願いすることにして、そこでお金を遣ったのに、
財布の残金も確認せずスーパーに買い物に行って
お金を払えず困って連絡したとのこと…。
結局、午後に私がスーパーに行って支払い
買い物の荷物を貯蔵するため1時間を
余分に遣わなければならなくなります…。
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深慮なく思い付きのまま行動して
あとでハッとする…。
気が動転して機転が利かない。
気が急いて、実際の状況に伴わない行動をとる。
これが繰り返されるようになると…
いよいよ、共存が難しくなっていきます。
軽度であれば、単なる “物忘れ” で済みますが
母親の場合、高齢で昨年の入院でパーキンソニズムを
前提に考えなければならず、また今、エディソン氏が
再登場して “そう状態” にあり “意固地” です。
助言・忠告は耳に入りません。
『老いとの闘い』
これは当事者だけではなく、近親者もよく認識して
冷静に、時には冷徹に対処しなければなりません。
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当然、この一件は主治医に報告し、
投薬の調整をお願いいたしました。
『私を悪く言う』
と言われることのないように、今後は
3者面談形式の診察を終えた後、
母親には一旦外してもらって、
主治医と私が二人でお話することに
しました。
もし、心療内科通いで近親者として
付き添っている方がいらっしゃったら、
このようにご本人と席を別にして
話せるようなシチュエーションが
必要だと思います。
そうしなければ主治医に正確な情報が
もたらされない可能性がありますので
ご参考までに…