この記事は、2012年3月16～18日の記事からの
連綿とした繋がりのあるものです。
詳しくは、そちらで前提をご確認の上
読んでいただければと思います。
■2012年3月16日号
http://ameblo.jp/nabechalin/entry-11191487525.html
■2012年3月17日号
http://ameblo.jp/nabechalin/entry-11191490439.html
■2012年3月18日号
http://ameblo.jp/nabechalin/entry-11191491473.html
◆今回は特に前号（昨日分）の続きになります。
＿＿＿＿＿＿＿本編＿＿＿＿＿＿＿
残された時間を考えて、
『出来る時に同時にやりたい』
という焦りなどの感情を抱きつつ
老境の身体を省みず、実際は…
『出来る時間も身体の余裕も限られている』
ということに気付かずにいる…。
・・・・・・・・・
そんな母親の怒りの矛先は、
何年も部屋に荷物を遺し
結婚して出て行ってしまった兄に向いてしまう…。
『あんた、私が厳しい境遇にあった時に面会にも来ず
２階の荷物もそのまんまにして、よく居られる!!!』
となります。
実際には、昨年の入院騒ぎで、
入院決定直後に一回。
それ以後、４ヶ月の入院生活で
月一回ペースで義姉・甥を連れて
お見舞いに来ているのですが…
覚えていないのでしょう。
・・・・・・・・・
兄は大企業で逃げも隠れも出来ないポジションに居て
毎日、朝早くから天辺まで働いていることも
ありますが、第一ウマが合わない過去があって
母親を敬遠している…
≒ 私に迷惑を掛けたくない
という姿勢を貫いています。
『無理なものは無理』
と、毅然と言い切れる性格ですから、
大企業の中にあって揉まれても勤まりますし
私と違って母親に対しても同様に
ドライに接して来ました。
ついに、その間に入るハメになりました…
・・・・・・・・・・・・・
結果的言ってしまえば、側で見ていて
単なる水掛け論争。
私はこれが嫌で兄が出て行ったことが大きいと
ココロの一部で理解に及んでいたので、
この当時のトーンの母親に、ある事情があって
引き合わさざるを得なかったことに…。。。
途方に暮れる想いでした。
就職をして、結婚するまでの日々、
兄は、母親の伴侶代わりになろうと
いろいろ努力しようとしていたことを、
日を改めて、私のために労いの宴を
用意してくれた時に知ることになります。
※これは、気が向いたら
限定記事にしたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・
そして、ついに失速の日が来ます。
元気になってから、ずっと母親は
私に窓ふき（掃出し窓）を要望していました。
ある2月の日、たまたま午前中時間が空いたので
出来る範囲でやってあげました。
当然、私の家でもありますから…。
事件は、その翌日。
さすがに、掃出し窓の足元のレール周り、
上がりカマチに溜まった外からの埃を
ブラシで丁寧にキレイにするまでは
出来なかった…。
その埃に気付いてしまった母親は、
『出来る時間も身体の余裕も限られている』
そういった自分の 【老体事情】 を省みず
一心不乱に掃出し窓のレール周りに
ブラシを掛けて埃をこそげとっていたら…
頭から、庭の犬走り（土間コンクリート）へ
落ちてしまいました…。
遠くで私を呼ぶ声。
私が急行すると、そこは血だらけ…。
元々、昨年の入院は 【高脂血症】 からくる
脳血管障害で意識がおぼつかなくなったため
血栓が出来ぬよう血液の流れを良くする薬を
服用し続けてきましたから、出血多量…。
母： 『顔を縫ったら傷になっちゃう…』
な： 『アホか!!! 医者いくぞ!!!』
その場凌ぎで止血して…
結局、午前中は潰されるハメになります…。
深さ1cm弱、長さ2cm
今は、ホッチキスのような医療器具でパチパチ。
3針相当の大怪我。
これで、しばらくはナチュラルになるか？
いきなりそうはならないのです。
…続く