37回にも渡る昨年のシリーズ
http://ameblo.jp/nabechalin/day-20111219.html
【謎の外人・エディソン(37)】
:独り善がりな人々…。最終回
2012年3月15日までの連載
【謎だった外人エディソン氏(驚きの再出現編・最終回)】
:3者面談(5) 記念写真
連載の続編を書くにあたり
前置きがあまりにも長くなっていくので
今回のシリーズ、【エディソン氏に纏わること】 は
一旦続編を書くことを止めて、あらすじを整理して
今までの経緯を整理して記すに止めます…。
_____以下、2012年初頭の出来事その1_____
今年になって早々、エディソン氏との携帯電話での
やりとりで母親にまだ繋がりがある事実がバレて
私は迂闊にも母親に替わってしまったため、
生存の確認が出来て安心させた一方で、
面会には応じられず先延ばしにし続けている
彼への不信感や、莫大な金額を都合したことを
母親は気に病み始めます…。
私は電話に替わったことを後悔しました。
しかもパスポートも失効している
事実を知ってしまいました。
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『エディソンさんはそんな人じゃない』
母親は言い張り、彼を信用し待って止まないため
身内である私では言うことは聞いてもらえない
と考えて、本人に提案して行政の無料法律相談へ
2012年1月の下旬に付き添って行って来ました。
すると、どうでしょう…
年配のベテランの、しかも厳格な父という感じの
母親がもっとも対応不能なタイプの弁護士に、
『貴女が変わらない限り、今後同じ過ちを
起こすことになりますよ!』
と、キツく叱られて塩漬けのように萎んで
帰ることになりました。
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私自身もこれまでの顛末や、母親の暴走を制止出来ず
責任を感じていたので、帰りに喫茶店に寄って
なだめてから、地元へ帰るバスに載ったら…
なんと、
そこに、
そのバスに…!!!!!
エディソン氏が先に載っていたのです!!!
『ママ、会いたかったよ!!!』
なんで、このタイミング?
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どういうわけか、彼の顔を見た瞬間、
母親は元気になり、そしてなんと、
仲良くエディソン氏と最高尾列の席で
おしゃべりを始めました。
___母親って、どこまで天然なんだ?___
常識では考えられない金銭援助をした後悔で
うつ状態から寝たきりになり、一時は認知症に
陥る典型だった母親。
常識では考えられない資金援助を受けて有頂天
になり、全てを焦げ付かせて逃亡していた外人。
その二人が、今、目の前で仲良くしている…
私はこみ上げるアドレナリンを抑えつつ
中程出口付近で立ち、どういう話になるのか?
思案しながら、バスは自宅付近のファミレス前の
バス停に着きました…。
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ようやく2年ぶりの3者会談が始まり
これまでの経緯をたずねますと、
全て、私の予想通り。
結局は、飲食店の開店準備をしていた段階で
母親から借りたお金を全て焦げ付かせ諦めたこと。
善後策として、父親から譲られたチリの土地を
売って返済に充てると話していたことも叶わず…。
その日暮らしのバイトバイトの日々…。
さらに、心臓疾患と胆石を患い、
保険なしでしょうから、
そこでもお金を遣ったと想像が付きます…。
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しかし、意外な展開だったのが
法テラスに駆け込んでご縁のあった弁護士さんから
【債務弁済覚書】
を、自分で用意して持ってきたこと。
≪以下、覚書内容≫
私エディソン(甲という)は、日本という異国の
地に来て困窮した時に、ママさん(本名は非公開、
以下乙という)に金銭援助を受けて、非常に
助かりました。今はまだ金額を返済する資力は
ありませんが、乙に感謝の気持ちを込めて、
この債務弁済覚書を作成することにしました。
1 甲は、乙から〇〇〇万円を借り…
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現在残金が〇〇〇万円であることを認めます。
2 甲は、この残金を、平成24年4月末日から
毎月末日限り金二万円ずつ分割して
乙名義の銀行口座(~銀行…支店(普)000000)
に振り込んで支払うこととします。
もし、甲の収入が増えていったら増額して
支払うこととします。
3 上記とは別に、甲が2回目にお借りした●●●万円
については、甲は、第1項の債務を完済した後に
返したいと考えています。その場合、返済方法に
ついては、その時に乙と話し合って決めたいと
思っています。
4 甲が第1項の金員を完済する前に死亡した場合には
甲の兄であるHOG〇〇・BE〇〇〇〇が、チリから
支払いを継続することを保証します。
平成24年 月 日
甲:
乙:
文責 弁護士 ●● ●●
≪覚書内容終わり≫
内容を一読してみて、ほぼ私の予想通りであり、
母親にも確認して金額を大筋で認めたことで、
初期の債務である2009年9月から10月までに
貸出した〇〇〇万円については、共通見解としました。
問題は、その直後に〇〇〇万円の約倍額にあたる
金額で、金融資産を解約して貸した莫大な
●●●万円については、
前述の〇〇〇万円を完済してから
テーブルに就くと言っている点、
そして、健康に不安を抱えているので
オプションとして、故国チリのお兄さん
(曰く弁護士だと)が返済に関わる
と謳っていますが、
だいたいスペイン語しか話せないお兄さんの
所在の確かめようがないということ…
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私自身は、はっきり言って
【貸したお金はあげたと思え】
という考え方ですから、
そもそも彼の能力を考えた場合に
返済を期待する方が
どうかしていると思いますし、
現実的に初期債務〇〇〇万円
の完済までに約10年、
全額を見積ったら30年後完済の話。
私、おじいちゃんです。
母親、この世にいたら儲け物です。
要するに、宝くじに近い 【絵空事】
なのです。
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エディソン氏は、母親が内緒だとして
金融資産から解約して貸した●●●万円のことを、
『ママがナイショってイウからココロ痛かったけど、
じんじてホシかったから、ダマッていた』
と言って信用を買おうとしていましたが、
私は、前述の通り彼に完済の能力を期待していない
ので、母親に近づけることの方が健康上良くないと
思っていましたし、
彼には返済より自分の自立を考えろ
と言い続けて来ました。
また、この日彼が覚書を用意して現われたことは、
今までの自分を肯定する材料になったと捉えられた
母親自身を有頂天にしてしまい、そう状態が復活し
逆効果になり、切りたい縁をも復活させてしまう…。
私には返って不安定材料になって困惑の素になります。
また、エディソン氏は今後の計画として
4月~5月に日本国籍のある奥さんを呼び寄せて
翻訳の仕事やってもらって、自分はバイトを続け
まず2人での生活を始めること、
そして、いずれはチリワインの輸入業者として
個人事業主として頑張っていくこと、
それ以外にも日本製品の使い切り品を修理し
コンテナでチリに輸出する事業への意欲など
いろんな夢を披露していましたが…
日本語の読み書きも出来ず、過去に交番に
連れ出されて自分の身を護れないヘタレな
彼のことは、私には
(また、【独り善がり】な 【絵空事】
を言っている気がするな…
初期投資の掛かる道を選んでまた転んで
うちにすがってこないだろうか…)
という心配に転じました。
_______後編に続く_______
今後のエディソン氏や母親を通じて感じたことを
書き綴っていくであろうお話の基本となります…。
これら経験を旨に、今後も私なべちゃりんは
人生勉強の一助にしていけたらと思っています…。