出向先の事務所にて仕事をしていた時である。
それは2009年の11月だったであろうか?
突然、証券会社の担当者から私に連絡が
入ってきたのである。
『お母様が突然、●百万円の解約が
あったのですが…』
『息子さんも財形を把握していると
お伺いしていましたよね?』
『あまりに唐突で、ご病気が悪化したのか、
或いは何かあったのか』
『ちょっと心配になりまして…』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ええええええええええ!!!!!!!!!!!!
当然、私はピンと来ました。
ヤツに、あの外人に、都合したな?
それも金額があまりに大きすぎる…。
かなりの【そう状態】である。
これは探らなければ、これ以上懇意にすると
非常に危険で取り返しがつかなくなる!!!
私の過ちは、兄に探りを入れてしまったことだった。
回り回って母親にバレた。
そしてケータイに電話が掛かってきた。
『私のお金じゃない。あんたが何で
●ちゃん(兄)に話すのよ』
『担当者さんの上役さんからも連絡があって
謝ってたわ。守秘義務違反だって』
その証券会社の担当者さんは
『栄達です』
とは言っておられたが、
多分、会社の罰則規程から干された
可能性が大である…。
新宿から千葉方面へと配属先が
変わってしまった…。
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母親は良くいえば、とても上品で
それは祖母方の京都の家系からなのか
おおらかで、人気があって、別け隔て
なく人付き合いが出来る。
しかし、欠点は気前が良すぎて
過去にも人に都合し焦げ付きそうに
なった過去があると知っていた。
決して悪い人ではない。
ただ、余りに情が移って一線を超える
面倒を見たりするところがある。
ご近所の方々も、そういう母親を
ご存知で、2005年以来あまり見掛けない
母親を心配して下さっていました。
一様に
『彼女は気を遣いすぎるからね』
『何か自分だけで抱えて悩んでるの?』
という暖かいお言葉でした。
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そして、2009年の年末、
再び大うつ転してしまったのである…
続く…