私は4年ほど前うつ病と診断され、とあるハウスメーカーを辞めた。
元々、求人詐欺だった。設計・アフターサービスと言いながら、全500棟のうち100棟以上がいわゆる不良物件だった。
基礎がないところに平気で柱が立っていた。床下通風孔がなく、根太が腐っているものもあった。
要するに、設計と現場と大工の連携が上手くいっておらず、とにかく施工実績を上げるために細かいこと抜きにして建てたのだろう。
私は応募60人から選ばれたのだと歓迎会でおだてられた。次の日、以上の事情でアフターサービスだけではなく、施工不良の対処とお客様への対応を言い渡された。
毎日謝って歩いた。
住宅検査機構からや会社にも稟議書を書いて修繕費用を捻出してもらうため、ない資料を探し回りいろいろ調べた。
ほとんど徒労だった。再びこんなことにならないため、随分会社の物件を調べて現場も見て回った。
無駄だと思った。
実績だけを求める会社と熱意のない設計、施工管理ともコミュニケーションが取れておらず、日程だけが一人歩きして現場では大工が部材と図面を待っている。
こんなんじゃ、上手くいくはずがない。次第に一人で抱え込むようになり、当時から母親は精神的疾患が現れていたこともあって、逃げ場がなく、結局自分が壊れてしまった。
診断書が出た途端に退社させられた。休職の用意もなかった。あっても多分断ったかもしれない。
ニガイ薬を飲んでとにかく寝た。寝られなかった分、すごく寝ました。熱い夏のことでした。
ニガイので自然とアイスを運び込んでいた。2週間で20kg太った。さすがに驚いた。
『私はどうにか正気に戻りました。先生、今度はこの子を何とかしてやって下さい。』
母親も驚いたのだろう。
ステディーも同じことを言った。
みんな、私はうつです。決して肥満を治してもらうために通院しとりゃせんがね。
1年かけて運動して、バイトして、どうにか痩せたこともあったっけ。
太って着る物がなくなって、Shimamuraにズボン買いに行ったよな。79~82くらいだったサイズが100近くになった時は、試着室でポロポロ涙流して泣いたっけな。もう捨てちゃったけど、あの頃のズボン。もう必要ないよね?
でもね。
最近、
母親を入院させちゃったら急に過食が始まったみたいで困ってます。まさかもうShimamuraには行かなくて良いようにしたいんだけど、朝起きると食した記憶のないパンやお菓子のカラ袋がゴミ箱にあったりするんですよね。
そう、寝ている間に寝ぼけて、『寝食』しているらしいんですよ。昼間あまりちゃんとした食事をしていないからなのか、とにかく記憶にない食事をしていて、朝そのあとを見るとゾッとするんですよ。
え?
なんで?
レンジでチンしとんねん!!!
知らない間にエビピラフ150g食べてたり、クリームパンなくなっていたりするんですね。
気をつけようがないな。。。
やるとしたら、
食べる前に食べる分を買い物して食べる。これしかないですね。買い占め防止にも良かったりして。
本当に中年太りになっちまうから、これ、実践しなきゃいけないと思いました。
お寝食。信じられます?
多分ストレス障害ですかね。
毎日、母親の御見舞いに行っては
『私は騙されている』だの、
『もう帰って死んでやる』だの
言われているからかな?
でもね、今日も帰りには少し理解を示して笑みを浮かべられると、来て良かったと思ってしまうんですね。
昼間、医者と看護師と他の患者に妙な気を遣って疲れているんでしょうね。
でも、それがココロの病を抱えてしまう『体質』のような気がしてなりません。目を開けてくれる時間が増えただけで、今日も確実によくなってきていると思いました。