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週刊ポストセブン 2011.04.05 07:00
そもそも日ユニとはどんな団体なのか。
「国連ユニセフの活動を支援することを目的
とした財団法人」であり、ユニセフ本部直轄の
駐日代表部は別に存在する。
「ユニセフ」という名称を含むことから、
ユニセフの「日本支部」と思われがちだが、
国連機関ではない。
しかし、多くの国民や篤志家、そして日ユニに
寄託するボランティア団体でさえも「国連組織」
と誤解し、日ユニもそれを周知させていない
点に、今回の騒動の根がある。
国連の冠を掲げて募金を集める日ユニは
「超金満団体」でもある。
日ユニはユニセフと協力協定を結んでいる
が、協定には「集めた募金の最大25%までが
運営経費として認められる」とある。
2009年度の収支計算書によると、
事業活動収入は約190億円。
うち90%以上が募金収入だ。
支出はユニセフ本部への拠出金が
約163億円
(業務分担金約11億円を含む)。
つまり、約27億円が日ユニの“粗利益”
である。公益法人と認められているため、
法人税はかからない。
では、その大金を何に使っているのか。
内訳は募金活動事業費(約14億5000万円)、
啓発宣伝事業費(約5億円)、
管理費(約3億円)など。
職員わずか36名の団体が募金を右から左に
動かすだけで、30億円近い活動費を使う
ことには違和感もある。職員の給与は
「地方公務員並み」(日ユニ広報室)
というから人件費だけでは数億円だろう。
金満経営が槍玉に挙がったこともある。
日ユニが2001年に東京・高輪に地上5階、
地下1階、延べ床面積1100坪の本部ビル
(ユニセフハウス)を建設した時、25億円
の建設費用は日ユニの活動余剰金が充て
られたが、「その金で何人の子供たちを
助けられるのか」と
批判が巻き起こった。
※週刊ポスト2011年4月15日号
募金の傍らの芸能活動だけじゃ、こんなの
建てられるはずもないですよね?
こんな空間、憧れます? いや、
顎が外れる想いです。
宣伝に弱い日本人の泣き所ですね。
早く目を覚まして欲しいものです。