闇鍋日記 -8ページ目

馬鹿真面目

何だか久しぶりになってしまいましたが少々止まっていたブログを再開すます。
まず第一弾は再放送を見たNHK大河ドラマ『江』の感想を書こうと思います。
今回の内容は大雑把に言えば徳川家康と言う希代の策士に良いように翻弄される石田三成のお話ですね。どうもこのドラマの中での三成は主人公である江の主家である徳川家に弓を引いた悪役として描かれているのであまり良い印象ではありませんが史実上では頑なに豊臣家に尽くした忠義の人です。ただ頭は良かったのでしょうが劇中で黒田勘兵衛に諭されているように人の気持ちが判らない部分があったようです。それとこれは私の勝手な推測ですが口下手でもあったんじゃないでしょうか?
失敗しても言い訳をしない(と、言うかできない)彼を苦労人の秀吉は愛し重用しますが周りからは常に裏で何かを画策しているように見られたのかもしれません。
本来ならば武士として福島正則らの軍勢に屋敷を囲まれた時に潔く戦って腹を切るところなんでしょうが彼はそれでは豊臣の為にならないと考えたのでしょう。恥を忍んで家康に助けを乞います。
関ヶ原で敗れ斬首される直前まで生き延びる術を探っていたと言われる三成の執念は頭が切れ過ぎる為に自分と言う悪役がいなくなったら豊臣家が家康に乗っ取られる又は滅ぼされると見えていたのでしょう。
彼の真実が見えてくるのは彼が亡くなって家康があからさまに豊臣家を仕切るようになってからです。それに気付いた福島正則や加藤清正ら秀吉子飼いの武将達は彼の死を悔やみますが時すでに遅く天下は徳川の物になった後でした。
運も悪い人ですよね。前田利家がもう少し長生きしていれば…。
黒田勘兵衛が本気で豊臣を支えようとしていたら…。
もう少し豊臣恩顧の大名達が三成を理解していれば…。
こんな歌が残っています。『三成に過ぎたるものが二つあり。島の左近に佐和山の城』
過ぎたものと言われた二つですが猛将・島左近は三成の人柄に惚れ死ぬまで忠義を尽くしましたし佐和山城は三成の手腕を高く評価した秀吉が与えた物です。その二つの事実だけでも石田三成が優れた人物であった事の証拠となるんじゃないでしょうか?
歴史は常に時の権力者有利に書かれていくものなのですから。

まゆつば

ヴィレッジバンガードって名前のお店を知ってますか?
おもに関東(北関東に多いのかも)に店舗展開している本屋さんです。ただし普通にイメージした書店とは違い店のキャッチフレーズも『遊べる本屋』となっています。本屋と言いながら店内スペースの三分の二は妙な面白グッズで埋めつくされていて探さないと本を置いてある場所までたどり着けない程です。
以前このブログでも書きましたが若い頃の私はいわゆる『オタク』で部屋にはアニメやゲームのグッズが溢れていました。そんなオタク心をくすぐる商品を扱っているのがこのお店です。
そんな店の商品で私が以前から気になっていた物があります。それは店のキャッチコピーに『世界一美味しい』と謳われていたコーラでその名前を【キュリオスティーコーラ】と言います。300ミリに満たない小さなガラス瓶に入ったこのコーラの値段が一本368円と高価な事もありなかなか手が出ないでいたのですが給料も出た事だしと一念発起して購入しました。裏ラベルを見ると原産国がイギリスって書いてあり輸入品と言う事もあってこんなに高いのかと変に納得してしまいましたが一晩冷蔵庫で冷やして世界一の味とはどんな物かとワクワクしながら一口飲んでみました。
ん?これが世界一なら私が好きなコカコーラゼロは宇宙一だぞ?
味としては普通のコーラにジンジャー等のスパイスを入れて少し甘くした感じ。イメージとしては最近復刻発売されているドクターペッパーに近いかなと思います。
ま、世界一を語るのは如何なものかと思わせてくれる味でした。ドクターペッパーがそうであるように癖になる味ではあると思います。
私は……………この値段を払うならコカコーラゼロを三本買った方いいなぁ。

教訓…名物に上手い物無し、店のイチ押し商品にも上手い物無し。

歴史的な…

最近どうにも日曜日のリアルタイムに大河ドラマが見られません(T_T)
したがって毎週恒例のNHK大河ドラマ『江』のレビューについてはまた土曜日の再放送を見てから書く事にします。
そんな訳で今日はいよいよ始まった世界陸上の事を書くつもりです。
まず書きたいのは男子100メートル競争ですね。大会前は不調と言われていたジャマイカの英雄で世界記録保持者でもあるウサイン・ボルトが昨日の予選、今日の準決勝と隙の無い走りを見せて正直『こりゃ金メダルは決まったな』と見ていました。ところが世の中何が起こるか判りません。何と普通に走れば勝てたはずのボルトがフライングを起こし失格となってしまいました。
この《フライングを犯した選手は一発失格》と言うルールは今大会から施行されているのですがコンマ何秒の世界を争う短距離の世界においてはスタートダッシュは何よりも大事です。ですからボルトのような世界記録を狙える選手であっても『人より一歩早く』と言う意識がフライング行為に現れるのでしょう。
それだけに予選から決勝まで必ず誰かがフライングで失格になっていました。世界陸上にせよオリンピックにせよ毎年行われる物ではないだけにほんの一瞬のフライングで一発失格にするのはどうかと思います。選手達はその一瞬の為に長く苦しいトレーニングを積んでいるのですから。
明らかに故意と判る場合を除いてはフライングは従来の二回目から失格とした方が良いと思いますがねぇ…。
ある意味ボルトは『国際大会決勝で初めてフライング失格になった選手』と言う事で歴史に名前が残りますが本人はそんな事で名前を残したくなかったでしょうなぁ。