闇鍋日記 -10ページ目

買い物

今日はお盆休みに会社に出勤した日があった為にその代休で仕事が休みになりました♪基本的に代休を取る場合、火曜日にしているのは牛乳配達のアルバイトがあり会社が休みだとそのまま寝る事ができて楽だからです。
そんな休みを利用して今日は高崎のタワーレコードに足を運びました。
だいたい月に一度は行っているのですが目的は新しい輸入盤が入っていないかどうかのチェックなんですね。
輸入盤と言ってもロックからソウル、ジャズ等様々なジャンルがありますが洋楽だったら何でもござれと言った感じなので確認の為に見て回るだけでもゆうに2時間はかかってしまいます。
店に入って驚いたのは輸入盤コーナーに大きく書かれた『円高還元』の文字でした。昨今の急激な円高で輸入盤市場も仕入れが安くできるようになり今まで一枚1000円だったものが今日現在では888円となっていました。
これはちょっと嬉しい誤算でしたね。で、じっくり見て回った結果購入したのがボ・ディドリーの『ロックンロールレジェンズ』先日惜しくも亡くなったフィービー・スノウの『ベリーベストオブ』そしてジェフ・ベックの『トゥルース』でした。奇しくもロック、ブルース、ソウル、ジャズ等のジャンルに捕われない活躍をした又はしているアーティストの作品が並んだ訳ですがやっぱり一番先に手が出たのはボ・ディドリーでしたね。私はこの方が作り出したジャングルビートと呼ばれるリズムが大好きでして聴いていると自然に身体が動いてしまいます。
今回買わなかった物でも気になった物は何点かあって予算が許せば来月あたりにはファッツ・ドミノやダニー・ハザウェイは入手したいもんです。
ジャズのセシル・テイラーも揃えたいとは思っていますがあまりメジャーではないので輸入廉価盤を期待するのはちょっと無理かなf^_^;

洞察力

昨日は書いている途中で寝落ちしてしまったので改めて今日書き直しました。
さて、秀吉と言うまさに太陽を失ってから間もない時を描いていた昨日の大河ドラマ『江』でしたが今まで重厚に描かれていた家康の恐さと飄々と描かれていた秀忠の深い洞察力が描かれていました。
そしてその人となりを見抜いていた秀吉の凄さや、あくまでその秀吉に忠義を尽くそうとする三成の愚直さも…。
特に強調されていたのは偉大な父の影で無難な行動を取ってきた秀忠が実はかなり思い切った行動をする人間であると言う事でしょうか?主人公である江のパートナーであり徳川幕府260年の礎を築いたと言っても過言ではない秀忠が父親譲りの観察力と洞察力を持っていたのは当然と言えば当然なのかもしれませんが実の父を秀吉以上の狸だと言い、大胆にもその暗殺を企てているという噂のあった三成を呼び出し酒の席で真実を問いただそうとする等、おそらくは家康ではできない芸当なのではないでしょうか?
それにしても今回のドラマでは主人公が徳川秀忠の妻であり徳川幕府の基礎を作った人達である三代(家康、秀忠、家光)に深く関係した女性=江でありその敵役となっている関係上仕方ないのかもしれませんが石田三成が悪く描かれ過ぎているような気がします。
三成の人物像は本来『忠義の人』であり、己の欲で他の武将を陥れる様な事のない人です。ただし真面目すぎて人間的な面白みに欠けていたり実務家すぎて人情味が無かったので武闘派の武将には嫌われていたようですが、逆にその点が秀吉には無かった所であり愛された点でもありました。おそらく秀吉や茶々の悪い部分を一身に引き受けていたものと思います。そうでなければ当時随一の教養人であった直江兼次やその主であり五大老の一人でもあった上杉景勝らと友情を結べるはずがありませんから。それにしても仲良しだった姉妹がこれから敵味方に別れてしまうとは辛い展開になってきますなぁ。

時代の変わり目

先週見られなかった大河ドラマ『江』ですが今日の昼間の再放送を見ました。
今回のテーマは『秀吉の死』でしたがドラマにおける彼の死はなかなかカッコイイものでした。史実や多くの小説、ドラマ等では秀吉は死ぬ間際にかなりもうろくしてしまい徳川家康や前田利家らに『秀頼の事をくれぐれもお頼み申す』と涙ながらに訴えながら息を引き取った事になっています。しかし別の史書では病気になって寝たきりの状態にありながらも最期まで頭脳は明晰であったとも記されています。
どちらも事実であったとするならば晩年の秀吉は現在で言うところの『まだらボケ』であったのではないかと推察します。
ドラマで描かれたように元服間もない秀頼を過度に心配したかと思えば三成が家康ら五大老の下に置かれる事を不満に思うと見越した上で家康との会見に同席させて目の前で家康の手を取り三成ら五奉行よりも五大老の方が立場が上である事を宣言したりと抜け目のない所も随所に見せているからです。その上、家康が語るように勝ち目の薄い朝鮮出兵に固執するような常軌を逸するような言動も目立ってきています。
いよいよ臨終と言う所となって己の関わってきた女性達に遺言とも言える言葉をかけていますが、さすがは希代の人たらしと言われた秀吉だけあってその言葉に涙しない女性はいなかったようです。特に圧巻だったのはラストシーンで描かれた本妻のおねを演じる大竹しのぶの演技でした。涙と共に語られる慟哭はこの日最大の見せ場でしたね。秀吉役の岸谷五朗の老いの演技もなかなかだったし全体的に明るい作中にあって死と言う重い内容をしっかりと描けていたと思います。
しかし、戦国時代に畳の上で死ぬ事ができた秀吉はやっぱり幸せ者だったんでしょうね。