こんにちは。
株式会社ウィルサポーターズ代表のわたなべです。
年の瀬のある朝、妻を仕事場まで車で送っているとき、逗子駅前の外の寒そうな景色を見ながら、ふと、1年前のことを思い出しました。
ちょうど去年の年末、逗子駅近くで「みらいくキッズ」の2号教室を開校すべく、
不動産屋さんに足しげく通っていました。かなりお気に入りの物件が見つかり、
契約手前まで行きましたが、最終判断でやめることにしました。
そしてその後、紆余曲折があり、葉山小学校の真ん前の、今の「みらいくキッズ葉山校」の場所で開校することになりました。
もしあの時、逗子の物件で契約していたら・・・
おそらく、今いる葉山校の子どもたちの笑顔を見ることはなかったでしょう。
さらにさかのぼること数年前、独立開業して、スクールIE武山校を開校してから1年たった夏のある日、スクールIEの本部から、別のフランチャイズ教室の譲渡(経営を移管する)の話がありました。
まだスクールIE武山校が軌道に乗っている、という状態にはなっていませんでしたが、条件も含め、私にとってはとても魅力的な案件でした。すぐさま金融機関に話を持っていき、前向きな返答をもらった矢先、別の企業が正式に手を上げ、タッチの差で話はなくなりました。今思えば、人材の問題をどう対処するかで、1週間悩んだ時間が致命傷でした。
全て仮定の話ですが、もしその時点で別教室の経営に踏み込んでいたとしたら、おそらくその1年後に、「みらいくキッズ」というブランドを立ち上げることはなかったでしょう。もしかしたら、当時の生徒たち一人ひとりとしっかり向き合う時間や心の余裕が取れず、「みらいくキッズ」の発想すらも生まれていなかったかもしれません。
今、私の周りにいるたくさんの子どもたちや、先生たちと、充実した時間を過ごすこともなかったでしょう。
現在は、全て過去においての判断の連続の上に成り立っています。
つまり今、自分の身の回りに起こっていることは、全て必然であると言えます。
以前教室で、ある生徒に「先生はどうしてそろばんの先生になったの?」ときかれ、「それは、〇〇君にそろばんを教えるためだよ」と答えたことがあります。生徒は「そんなわけないじゃ~ん!」と言っていましたが、そういうことなんだと思います。
この2016年の最後を、今の穏やかな気持ちで迎えられることは、これまでの自分の人生においてのたくさんの判断は、そう間違っていなかったんだな、と思えます。そしてその場面場面において、そんな私の判断を導いて下さった周りの方々に感謝したいと思います。
今のこの瞬間のために、これまでの全ての過去があった、と思うことができれば、目の前で起こっていることに、意味のないことなんてない、ということになります。
だから、全力、いつも全力で頑張る。
今年も子どもたちと一緒に全力で走ってきました。
そして新しく迎える年も、同様に全力で頑張っていきたいと思います。
2016年、一緒の時間を共有して下さった方々(多くの子どもたちも)、本当にありがとうございました。
皆さんのおかげで、とても充実した、素晴らしい1年を過ごすことができました。
そして年が変わっても、また大切な時間を共有させていただければと願います。
皆さん、良いお年をお迎えくださいませ!
2016年12月31日
株式会社ウィルサポーターズ 代表取締役 渡辺久登