Microsoft Innovative Educator Fellow2022-23、
スタディサプリ情報Ⅰ講師、
青山学院中等部情報担当講師
などを兼任されている安藤昇先生と
対談させていただきました。
私は、第二言語習得を専門とし、
日本語教師を15年間勤めてきました。
数々のプログラミング言語を
マスターされてきた安藤先生
AIを使ってなんとか
言語学習を楽できないか
そんな気持ちで
言語学習の未来について
伺ってみました
言語習得に必要なこと
プログラミング言語に関しては
2日で習得可能。
その方法はその言語を使い倒すこと。
最近はchatGPTとの
対話で学ぶことが多いです。
外国語の習得でも
何度でも間違えられる
AIならどんどん練習可能。
誰に教わるか
飽きずに楽しくやるために、
私はchatGPTにキャラ設定をします。
Ｐｙｔｈｏｎ言語を
ドラゴンボールのフリーザ様や、
幼馴染のツンデレ女子に
教えてもらうことが出来ます。
中学校の教員をやる中で、
その教科の先生がいやで
その教科ができないという生徒が多い。
chatGPTの中に「安藤先生」アプリを
作って、生徒にモチベーションを
挙げてもらっています。
理想の相手をchatＧＰＴで作る
外国語の話し相手にする場合
まず、アプリのアイコンは
イケメンやカワイイ人など
自分の好きなタイプをこだわって作りましょう。
話す時も相手の表情が見えたらいいので、
話すたびに相手の表情が生成されるように指示をします。
今は画像だけですが
そのうちリアルタイムで動くようになります。
chatGPTのアプリでは表情を見るのは難しいです。
パソコンでは、音声を出すのに、「Voice Control for chat GPT」を使ってください。
外国語学習の練習
ある場面を画像で生成して、
その描写文を生徒に書いてもらう練習もできます。
答えも、chatGPTに書いてもらうこともできます。
そのやりとりをアプリ化すれば、簡単に練習アプリができます。
言語教育での人の役割
中学校の英語の教員が
受験のための英語で
言語学習が形骸化していると
嘆いていました。
言語を教える人は
その国の生活習慣とか、宗教、考え方
それを知っていることが重要。
また自国の文化や歴史背景を
語れることが重要だと思います。
AIが入ってくることによって
その背景や美しさに興味を向けられるようになると思います。
相手の文化のことを知ると
個人と個人が仲良くなり、
国同士の関係にも影響するのではないでしょうか。
対人間と対AIの言語力
新しいものは、対話によってしか生まれない。
対話で自分と違う観点が見えて、ひらめきが生まれたりする。
AIは司法試験に合格するほどの知識量で、
いつまででも付き合ってくれる。
その点、AIとの対話の方がひらめきは増えるはず。
しかし、AIが嘘をつく、などと言われ、
幻覚（ハルシネーション）を抑えた結果、
AIがまともなことしか言わなくなってきている。
この嘘こそが大切なのに、
正しいものを「検索」する機能と
混同されて、規制されているのが間違い。
酔っぱらってわけのわからなくなった時に
ひらめきが生まれることもある。
会話で重要なのは創造性。
AIに規制がかかってしまっている今、
人との会話こそが発想の源になると思います。
＊＊＊＊＊
実際のchatGPTの操作や
安藤先生のご意見を全て聞きたいという方は
動画をご覧ください
オマケ
先日の新年会での2ショット
