今年に入ってから、フットワークのお話をずっとしてきましたが、ネタ切れして時間つぶしの為に書いたスマッシュのお話の方が、2倍・・・いや3倍以上アスセスが多いみたいなので、今回もスマッシュについて書いてみます。
ちなみに、アクセスされたブログベスト5を見ても、「スマッシュ」か「サークル運営」の話で占められています。
白い奇跡のブログの立ち位置が分かってきました^^
まぁそれはさておき。
うちのチームには、チーム戦の大会のレギュラー組が3人います。
ちょうど、チーム戦は男子とミックスのダブルスで男は3人必要なので、欠員が出なければ最適な人数ですね(リザーブ組ももちろんいます)。
その3人で、自分以外の2人は、「速い」と言われるスマッシュスピードがあります。
それでその2人なんですが・・・。
長所としては、ノータッチエースが狙える。
短所としては、打ち返された時、奥まで返される。
という特徴があります。
これは、「速いけれど、スマッシュが軽い」ということですね。
次に、遅い私ですが・・・。
短所としては、ノータッチエースは基本的にない、というか全くと言っていいほどない。
長所としては、返されるが、その球を味方の前衛がプッシュやスマッシュで決められる(奥まで返されない)。
という特徴があります。
これは、「遅いけれど、重い」ということです。
話は変わりますが、男性で筋肉質の人のスマッシュをした時に、ノータッチの時に球の軌道を見てみると、コート半ばで球に威力がなくなり下に自然に落ちる(野球では"おじぎをする"といいます)という現象がおきていました。
これは「威力がない」と言えるでしょう。
逆に女性で、男性ほど腕立ても腹筋も出来ない人が「コートに突き刺さるスマッシュを打つ」という人も、これまで見てきました。
これは「威力がある」と言えますね。
この2つは打ち方にどんな違いがあるのか?について考えてみます。
まず、自分がどんな風にスマッシュを打っているのか?を書きます。これを軸にして、考えて行きましょう。
自分は、
1.クリアーを奥まで飛ばすような打ち方で、それを下向きに打っている
2.背が高いのと、時にジャンピングスマッシュを打っている。
こんな打ち方をしています。
それに比べると、チームの他の二人は、
1.あくまでもラケットヘッドを速く動かすことが、スマッシュだという打ち方をしている。
2.ジャンピングスマッシュはしていない。
と見られます。
「自分のスマッシュの返球が、味方の前衛のプッシュのアシストになっている」、という点を考えると、上記の2項目では「1」が理由になっているかと思います。
「ラケットヘッドの速さだけ」を考えるといわゆる「ビンタ」みたいに「ピシャッ」っと一瞬当たるだけなので、「顔の表面が痛い」だけの威力しか伝わっていないようになります。
詳しく言うと、「シャトルにラケットが当る瞬間が速く」、本来その後スロー再生で見るとシャトルがラケット面に食い込む(トランポリンみたいに)はずが、「食い込む時間帯にラケット速度が段々遅くなっているので、もうシャトルが離れてしまっている」のです。
スイングスピード自体は速いので、シャトルが当たった瞬間にもう弾け飛んでしまうので、スマッシュ自体は速いかもしれないですが、力の伝達が一瞬なので、威力も一瞬しか持続しません。これだと威力がないので奥まで返されますし、その前に、スマッシュ自体が途中で"おじぎ"をします
では、そのスイングで、クリアーを打った場合どうなるか・・・。
高く打ちあげたとしても、コート半ばで球は落ちるので、奥まで飛びません。でも、初速は速いです。
でも、その人たちが、ちゃんとクリアーを打つつもりでクリアーを打ったらどうなるか・・・。
奥まで飛びますね。でも、球はスマッシュより遅いです。考えるよりも、見て分かりますね。
理由は、「スマッシュの速さで打つと奥のラインを出て行くから、力をセーブした結果スイングスピードが遅くなる」んですが、遅いということは、「シャトルをラケットが押し出している時間がスマッシュの時より長くなるので、威力がコート半ばで落ちず、奥まで飛んでいく」からなんです。
「ビンタ」のように皮膚ではなく、「筋肉や骨が痛む」プロレス用語で言えば「掌底」なんですかね、そんな感じになります。
野球でも、「飛距離を伸ばす方法は、"球を速く叩く"のではなく、球とバットが当たっている時間を長くして、"球をバットが押し出す"ように打つ」と誰かが言っていました。
それには、「当たる瞬間よりも、当たっている間の方がスイングスピードが速くなるような打ち方をしないといけない」とも。
まぁ、とにかく簡単な話、「クリアーを下向きに打てば、球は"おじぎ"しないんでしょ?」。
そうなんです。
自分は、今年の目標が「スマッシュのレベルを上げる」なので、練習はもちろん実験したり、考えたりと色々しています。
今年最初の方は、とりあえず「スイングスピードを上げる」打ち方をしてみたら、球が"おじぎ"したんです。
コートの途中まで飛んで、あとは下に落ちる、「パタン」と。
「クリアーはこんな場所で落下し始めないよな」と思い、「クリアーを打つつもりでスマッシュ」をドライブ気味に打って練習しました。
クリアーだと奥の方まで球が伸びて行くので、ドライブ気味にスマッシュを打てば、「奥のラインを越える」ことが、合格です。
まずはこれを練習してできるようになりました。
次に、それを下向きにスマッシュを打ってみると・・・!!球がコートに突き刺さり、さらには弾け飛ぶようにバウンドして行くんです!
ラケットに当たる音もそうですが、それよりも、コートに突き刺さる音ってクセになります(この2つの音がボーリング場にいる感じになります)。
弾け飛ぶ球を見ると、漫画の必殺技のようで、テンションが上がります!
とりあえず、必殺技名を決めたんですが、まだ色々と実験中なので、ゲームで使えるまでにはいってません^^;(ちなみに私のネーム「白い奇跡」も実は必殺技名です^^;)
じゃあ、今度はこれでクリアーを打ってみると、コートを越えて、体育館のステージまで飛んで行ってしまいました。
さすがに、今は「スマッシュが速い」と言われますし、ノータッチエースも取れるようになっていますが、まだこのスマッシュ理論は研究半ばなので、さらに上がると思います。
あ、「重さ」も健在ですよ!
ちなみに、教科書を見ると、「重さや威力について」って書いてる記憶がないです。
自分は小さな本屋さんよりは品揃えが良いくらい持っていますが、記憶がないという事は「書いていない」か、「書いてあってもさりげない」ということです。
重要な事なんですけどね。
それと、「シャトルに当たる瞬間にスイングスピードが最速になるように」というような書き方をしていますが、私としてはこの書き方も疑問です。
「当たる瞬間は、詳しく言うと"当たるか当たらないか?"なのか、"シャトルとラケットが触っている時"なのか?」とか、あるいはそこまで細かいことはどうでもいいのか。
分かっている人には分かるが、分からない人には分からない。
自分は、色んな人に質問して、話し合った結果、分かることが出来ました。
しかし、そういう上手な人が周りにいない場合、あるいはその人自身が引っ込み思案だった場合など、本しか頼りに出来ない人にとっては、その教えこそがバイブルです。
教科書とは"分からない人が分かる"ことに唯一の意味を持っていると思います。
それが"読まなくても分かる人にしか、分からない"ように書かれている本が多いです。
本って、その本のあとに、別の本を買いなおされてしまったら、その前の本は「失格」ってことになると思います。
我がチームのレギュラー組2人でさえ、スマッシュに関して、こうして間違った解釈をしているわけですから、「どんだけ解読難易度が高いんじゃい!」って話だと思います。
1冊約1,000円?書いてる人は著名な方でしょうから、それなりにお金持ちなので、1,000円の価値なんて低いのかもしれませんが、お金を出す側としては一般人(働いていない学生も多い)なので決して低いものではないと感じる方も多いと思います。
それなのに、「分かりにくい」「誤解しやすい」「重要な事が読み手に伝わらない」のでは、私のブログと同じではないでしょうか!^^;。
いっそ私のブログのように、無料で・・・、んがっんん。
あ、次回は、前回書いたスマッシュの打ち方の完全版になればいいなぁと思いますが、実験が終わらなかったらすみません^^;
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