はい、昨日は考察というか現地調査兼ねての小旅行しました
昨日は真清田神社の桃花祭(とうかさい)というお祭りでした
ここの御祭神が天火明命
あのギジリの刀の名前の由来となった神様
ならば一度拝んでみようではないかというわけw
真清田神社は愛知県一宮市にある神社
尾張国一の宮でして全国にある一宮で「市」なのはここだけです
道の看板にある「一宮まで○○km」の基準点が真清田神社であったり
放射線上に主要な道路が走っていたりしています
真清田神社では4月1日から3日まで、3日間行われる祭があり
桃花祭は年中最大の祭事であります礼祭のクライマックスです
昔は神社の近くに木曽川が流れており
災いを洗い流し、福を招くようにと
桃の枝を流して祈ったのがこのお祭りの始まりとされています
桃花祭は別名「馬まつり」とも称されており
馬の上に御幣(ごへい)や人形をのせた「馬の塔」が
社から出て神輿にお乗りになる列と共に勇壮華麗に練り歩きます
(昨日あげた写真の馬のこと)
真清田神社の由来は神社の近くに
かつて木曽川の清く澄んだ水による水田が
辺り一面に形成されていたことから
「真清田」と呼ばれるようになりました
田の神と川の治水にも関連あってか境内には水神が祭られており
手水舎には吐水龍があります
そこの書かれていた説明それによりますと
天火明命が真清田神社の森林中に鎮座の折、
八つの頭と八つの尾を持つ大龍に乗って現れたといいます
天皇の夢枕に立たれた時は
天火明命と思われる翁は
八頭八尾の大龍に乗り、左右の手に松・桃の枝を携えた姿だったそうです
さて、天火明命の名前の方へ見てみますと
天照国照彦火明命
(あまてるくにてるひこほあかりのみこと)
天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊
(あまてるくにてるひこあめのほあかりくしたまにぎはやひのみこと)
という長ーーーーーい異名もありますw
火明は太陽が煌々と照らす様を意味しています
また、火は穂を連想されておりまして
「ホアカリ」とは「稲穂が真っ赤に実った様」を表していると言われています
真清田神社における天火明命とは
「田を開墾した者」という意味が強いです
これは「尾張氏」という豪族の祖先であったと考えられています
「尾張」は「尾治」や「大治」とも書き
「ハリ(=治=墾)」には「開墾する」という意味があります
古来大和朝廷の頃の歴史を紐解くと
この頃の尾張氏一族と大和の朝廷(天皇の一族)とは仲が良く
また、強い影響力があったと推測されています
同じ尾張国内の尾張国三の宮の熱田神宮には草薙剣こと天叢雲剣が
御神体として祭られていると言われており
これもまた尾張氏に通じている剣であるという説もあります
では、何故尾張氏の祖先が太陽の神の孫となったのか?
これは大和朝廷が太陽崇拝していたことに起因しています
古事記や日本書記は大和朝廷が各地に散らばっている神をまとめあげ
大和朝廷の都合のいいように組み込んだという話
天火明命の場合、「ホアカリ」という部分を
田を開拓して未来に照らす「穂明」という部分が
太陽の「火明」へと置き換わってしまっています
ただ、先程書いた通り尾張氏は影響力は強かったので、
天照大神(大和)の一族になったのは必然といえそうです
というわけでここまで
地元民が頑張って調べて参りました
どうやら神社の天火明命様はこの地を治めるご先祖様という雰囲気ですね
この地が安泰しているのもこの神様あってこそですね
有り難や有り難や・・・(-人-)
あとここの神様の姿が水神=龍(=蛇?)というのもちょいと気になった所
五行説だと水は火を相剋するといって、火に打ち勝つ位置にありますので
メラメラと燃える刀になるのは意外です
あの刀に火を抑制する効果があったのでしょうか?
(火をもって火を征すとか)
余談ですが、真清田神社に参拝した帰り道にポップンをやりにいった所
なんとシャムシールのカードを一発で引き当てました!!!
なんか天火明命様に「Zektbach考察頑張れよ」と言われた心地がしました