Zektbach主要キャラの名前の由来について 前編 | Liber Kukulcan

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いつの間にかZektbach考察が主になっちゃってたブログ

過去の考察をお読みになる際には
更新された日付に基づいて書いているのでご注意を

はい、公式で名前の由来について遂に触れられる事となりました!!!

ずっと追っかけている身としてはこの日をどれだけ待ったことか・・・


ということで、一度ちゃんとしたまとめをあげたいと思います



シャムシール・ザムーク(Shamshir Zamouk)

シャムシール(Shamshir)とは中東で使われている剣の種類

ペルシャ語で「刀剣」、または「ライオンの尾」という意味からきている


ラテン語でシミテラ(Simiterra)、

フランス語でシメテレー(Cimeterre)、

英語でシミター(Scimitar)
日本語訳で「三日月刀」「曲刀」「湾刀」などとよばれてます



でもって剣の形はコラーダを想像してもらえればOK

シャムシールが持っている「コラーダ」の形状がシャムシールですwww

アラビアンナイトなどに出てくるターバンを巻いたおっさんが

持っている剣を想像してもらえれば分かりやすいかな?


何でこんなに曲がっているかというと、単純に言えば「切り裂く」為

曲げることによって

・瞬時に取り出せ斬撃を繰り出し易くなる

・斬りつける断面が広くなる(ダメージが与え易い)

・斬った時に刀が折れにくくなる

・・・とこんな効果が得られます


踊りながら斬るシャムシールにはうってつけって言う事ですねw



リアン・クレヴィング(Lien Clewing)


リアンの名前の由来は

ベルンハルト・リーマン(Bernhard Riemann)という人の名前からかな?

リーマンのつづりは「Riemann」と綴るので

「Lehmann」と間違ってつけたかもしれないw


数学の世界ではリーマンは素数の分布についての事が有名かな


簡単に言うと

膨大にある素数が、ある一定の値まででどのくらいあるか

ということ


大体どのくらいあるかと目星がつけれることが大きいんですな

特に彼が予測した「リーマン予想」を解けば

この素数の世界が一気に広がってゆくというわけw

(いまだ未解決の問題であり、

これを解けば賞金100万ドルがもらえると約束されているほど)


ちなみに、リアンを引き取った司書のゲッティンゲンは

リーマンが学んだ大学から来ています

ゲッティンゲン大学公式ページ  ドイツ語で書かれています)



また、アドリアン=マリ・ルジャンドル(Adrien-Marie Legendre)

という人の説も出ているようです

ルジャンドル記号と呼ばれる「x^2≡a (mod p)」という数式が有名かな?


こちらも素数がどれだけあるかという予想を初めて立てた人物でもあり

このことをリーマンよりも早く予想していたという点では見逃せないですな



2人とも天才数学者ガウスの門下生であるという点がありますね

個人的にはIDMの曲コメに

ベルンハルト・リーマンと具体的な名前が出ているので

上の説を支持します




シグマ(Sigma / Σ)

∑様の由来は総和の記号「∑」からですね

これは総和を意味する「Sum」という単語を

ギリシャ文字に置き換えた時に頭の記号が「∑」になるから

エクセルの全部足す機能のボタンは「Σ」となっているのもここから


ちなみにこれと親戚に当たる記号がありまして

積分の「∫」も(ほぼ)同じ由来です


でもって総和とは、順々に足しまくった時に出てくる数のこと

例えば1+2+3+4+5+6+7+8+9+10+・・・というのも総和の一部

∑様の手にかかれば

1+2+3+・・・+9998+9999+10000というものすんごい面倒な計算も

一発で分かるという凄い記号なのですw

(ちなみに答えは50005000)



でもって何故この総和の意味を持つ「Σ」が登場しているのか?

それはリーマンゼータと呼ばれる式についてから

ZETAの曲名の由来とかも此処からきています


Liber Kukulcan-ゼータ関数

上が基本的な式

下がn=2の時の式の内訳と答えです


これは先ほど言った素数がどれだけあるか?についての

調べる為に使われる具体的な式


リーマンゼータは過去に調べた事があるのでこちらを参照に

http://ameblo.jp/na2sif6/entry-10152940441.html




アンネース・ファルジア(Hannes Farrugia)


アンネース(Hannes)の名前の由来は新約聖書の使徒ヨハネから

洗礼者ヨハネという別人物も居ますが

彼は黙示録(Apocalypse)を執筆したのが彼なのでこちらの方を採用

ヨハネという名前を辿れば

ヘブライ語で「主は恵み深い」を意味する言葉・・・らしいw


ちなみにその黙示録の主人公もヨハネという人でもある



一方ファルジア(Farrugia)という語源については不明

Zektbach殿曰く「楽園」という意味らしい

なのでこのファルジアという名前を使われている所を辿っていきますと

主に地中海に浮かぶマルタ島辺りからのようです


このマルタ島はイタリア半島の南側

地中海のど真ん中に浮かぶ島で

ヨーロッパとアジアを繋ぐ十字路でもありました


また、中世ヨーロッパの三大騎士修道会の一つ

聖ヨハネ騎士団の本拠地があったところ

(時代によってロードス騎士団、マルタ騎士団とも呼ばれている)

マルタ島にはその当時の繁栄振りが分かる騎士団長宮殿があるとか


詳しくはこちらのサイトにて取り扱っているようなどでリンクしておきます

マルタ共和国情報のコンビニ「中央地中海

http://www.midmed-news.com/



・・・ちなみにマルタ島には猫がいっぱい住んでいるようで

それを特集した本があったりもするw

マルタ 幸せな猫の島 ISBN:9784309265933



本日はここまで!

物凄い勢いで調べまくって昔使った本を引っ張り出してきて

3日間かなりカオスでしたw

しかも書ききれなくてもう1回突入でございますwww


ターバン巻いたおっちゃんの武器から始まり

素数定理とあまりのmod、そして中世のネコだらけの島・・・

どんだけネタ広いんだ、Zektbach殿!!!


これにくじけたら負けだと思ってるw