na0の転がる石 苔まみれ

サカナクション 『kikUUiki』 2010年3月17日発売


間が空いてしまいましたが後半戦。前回 の続き、今回は7曲目『アンダー』から


7.アンダー

ミニマルミュージック風テクノな一曲。かと思ったら、途中から激しいギターとともにUKロック風ニューゲイザーに。しかし、どこかオリエンタル(というか中華的)な感じもする。と、いうことでここで混ざっているのは「オリエンタルとUKロック」。極西と極東。正反対から生まれた2つの音楽が混ざり合う場。感動の1曲。


8.シーラカンスと僕

サカナクションの本領発揮といった一曲。ここから先3曲は前3部作でもはや極めた感のあるエレクトロ・ロックがつづく。混ざり合ってるのは何か・・・・・・・・・ほ、保留ってことで一つ。


9.明日から

そして、さらにさらにエレクトロは加速。『アルクアラウンド』のフォローソング。というより『アルクアラウンド』がフォローソング?都会の荒波に流されていく現代人の姿を投影している。ということでここは「都会への憧れと恐れ」パート2で。


10.表参道26時

エレクトロはまだ疾走している。ここでは「男と女」が混ざり合ってない。いや、厳密には混ざり合おうとした、あるいは一度は混ざり合ったが、再び分離してしまった。


11.壁

サカナクションらしくない、今回のキーワードでもある「バンド感」の強い曲。ただ『klee』とは違ったバンド感である。こちらのほうがサカナクションらしい。・・・・・・矛盾しているが、印象としてはそうなのだからしょうがない。なので「バンド感にあふれるサカナクションらしくなさとサカナクションらしいバンド感」の絶妙な混ざり合い、としか拙い国語力では表現しきれない


12.目が明く藍色

「サカナクション流ボヘミアン・ラプソディ」だが、ボヘミアン・ラプソディというよりは合唱コンクールの課題曲だろう。まぁこんな曲で合唱をするのは非常に困難だとは思うが。だが、やはりこういう曲にチャレンジするということろがやはりサカナクションらしいところである。エレクトロ・ロックを追及していくのもいいが、このような曲をこれからも生み出していってほしいと思う。

「踊るロック」という言葉が嫌い。ロックとはもともとダンスのための音楽だから。


「ロキノン系」も嫌い。JAPANさえ呼んでればインディー好きだと思う馬鹿がたくさん生まれるから。


「ロック調」にはへどが出る。JPOP歌手が勝手に畑荒らしてんじゃねえよ。


「○○ってことを聴いて感じてほしいですね」とか雑誌のインタビューで簡単に言うアーティストは死ねって思う。言ってどうする、感じさせろ。


「US(UK)インディー・ロック」ってくくりは何なの?考えるのを放棄するな、レコード会社。


「結局ミス○ルが一番だよね」。ほざけ、お前の音楽ボキャブラリが足らんだけじゃ。


「洋楽とか歌詞の意味わかんねえし」つって聴かない奴。英和辞書買え。いや、むしろもう聴くな。



THE BAWDIESの最新シングル、HOT DOGの帯「2010年の日本において誰にも模倣できない・・・」。もともとTHE BAWDIESはブルースロックの模倣じゃ。やってないだけでできないわけじゃない。


昨日のヘキサ○ンの某司会者、CD出す芸人に向かって「オリコン15位以内じゃなかったら罰ゲームな」。ふざけんな。てめえが出すわけわかんねえ唄のせいで評価されるべき奴が評価されてねえんだよ。


数曲しか知らないのにアーティストのライブに来て、結局その曲をやらなくて不満たれるやつ。ファン気取ってんじゃねえぞ。てめえみてえなのが買ったせいでチケットとれねえ奴もいんだぞ。


CDショップに来て自分たちが好きな歌手の話とかして騒いで、結局何も買わないで帰るやつら。家でYOU TUBE見てろ。


「○○の付けている腕時計(かぶってる帽子、着てる服)ってなんていうブランドのですか?」とか訊いてるやつ。もう何がお前の目的なのかわからない。


「アイドルオタクとかキモいよね」。流行に流されて売れてる曲ばっか着うたフルで違法ダウンロードしているお前よりましだ。


バンドブームを題材に映画を作った某有名音楽プロデューサー。だったら主役にジャニーズ使ってんじゃねえよ。


「○○って全部同じに聞こえるんだけど」。一貫性のないJ-popシンガーよりましじゃボケ。


ロックンロールとメロコアの違いが分かんない奴。お前もうロック聴く資格ないよ。


na0の転がる石 苔まみれ


サカナクション 『kikUUiki』 2010年3月17日発売


前作『シンシロ』までの3部作が完結し、この4th『kikUUiki』でサカナクションは新たなステージに到達した。3部作でvo.山口は自己と向き合ってきた。そしてこのアルバムで今度は「サカナクション」と向き合った。聴けば解るが、いっちゃなんだがこれまで爆音シンセで隠してきたその個々の演奏がとても強調されている。彼らのアルバムではじめて「バンド感」に溢れたアルバムといえるだろう。


そして、この「kikUUiki」というタイトル海水と淡水が混ざり合う「汽水域」から別々の空間が混ざり合う場所、という意味で「汽空域」ということらしい。では、何と何が混ざり合っているのか?レビューをしている身としてはこの問題に向かい合わなければならないだろう。


というわけで、一曲ずつ向き合っていきたいと思う。


1.intro=汽空域

息遣いや雑踏、ギターやシンセの楽器の音などさまざまな音が聞こえる。そして最後に山口による一言「汽空域の世界」。ここで混ざり合っているのは「天然と人工」ではないか。「天然=息遣い・話し声・鳥のさえずり」と「人工=楽器の音、飛行機の音、バイクの音」が矢継ぎ早に流れる。相反するこの2つの音が混ざりこむことで僕らの音楽はできているんだ、という山口のメッセージと解釈するべきだろう。これは画期的である。というのはサカナクションのようなエレクトロを基調としてきたバンドにとって天然という概念は必要のないものであるし、それをいかに排除していくかが課題でもあるからだ。しかし、排除ではなく共存を選んだというところが彼の決意の表れである。


2.潮

Sigur Rosのような「轟音と静けさ」が強調された一曲。それだけでは今までのサカナクションと何ら変わらないが、そこにシンガロングを付け足すことで今まで以上のオーディエンスとの一体感を感じさせる出来となった。ライブで聴きたい曲である。


3.YES NO

「コミュニケーションと孤独」といったところか。つながりたい気持ちと一人でいたい気持ち。誰もが持ち得ているだろうその感情を山口流に表現した一曲といえる。サカナクションらしいっちゃらしい楽曲である。


4.アルクアラウンド

このアルバム唯一のシングル曲だが、「都会へのあこがれと恐れ」ではないか。地方から単身東京に乗り込み、都会のうねりに飲み込まれ流されるように生きていることに疑問を抱きながらもどうする事も出来ずに苦悩し歩き続けている。まさに彼ら自身の状況や心情を単純に書き表した一曲なのだ。ただ、このブログでも述べたが、その疑問を抱くということが、ある意味すでに答えである。所詮正しい答えなどでないのだから、ひたすら悩み続ければいいじゃないか。「生きるとは悩むこと」である。


5.Klee

おそらくKleeとは超現実主義画家のパウル=クレーのことであろう。ここでは詩よりは曲に注目すべき。冒頭で述べた「バンド感」がアルバムの中で1番強いのはこの曲である。一番ロックしているといってもいい。というわけで混ざっているのは「ロックのサカナクションとエレクトロのサカナクション」それが7:3ぐらいで。


6.21.1

これはインストゥルメンタル。ここで混ざり合っているのはメンバー個々の世界観である。タイトルは1月21日ということだろうか?なんにせよその日に彼ら5人がたどり着いたその境地、それをそのまま曲にしたのがこれだろう。サカナクションとは?という山口一人ではなくメンバー全員からのアンサーがこれなのだろう。



長くなりそうなのでここで、いったん区切りにしておきます。残りはできれば明日には上げます。


na0の転がる石 苔まみれ

ent 『ソラニン SOUNDTRACK feat.ent』 2010年3月10日発売


日本中のロックキッズが公開を待ち遠しく思っている(だろう)映画、そして多くのミュージシャンに影響を与えたロックマンガを映像化した映画、それが『ソラニン』である。もちろん私もその一人である。まぁ宮崎あおいが観たいだけってのもあるが


そしてこれはそのサントラ。手がけたのはentことストレイテナーのホリエくん。ソロ第2段である。まさにサントラらしいサントラ。激しい自己主張もないし、かといって確実に主張もあるし。


だがやはり映画を見ないことには本当に映画にマッチしているかどうかはわからない。みなさん、これを聴いて『ソラニン』観に行きませう。


にしてもジャケットの宮崎あおいギザかわゆすなぁ。


na0の転がる石 苔まみれ

神聖かまってちゃん 『友だちを殺してまで。』 2010年3月10日発売



はたしてこのアルバムをどう見るか。単にオタクによるロックへの冒涜として扱うか、それとも新世代のJポップの金字塔とみるか。


ひとまず聴いてみてほしい。話はそれからである。


少なくとも今言えることはボクの中に彼らを拒絶する気持ちは一片もない。そしてそのポップネスには本当に感動を覚えた。悪趣味だが嫌みではない。


現時点では東京事変を抜いて2010年のトップアルバムである。