2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。
当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。
お読み頂けたら嬉しいです。
なるさん(主人)会社員
私 パート
たろう(息子)高校生・ラグビー部
ことり(娘)小学生
2019.8.26
朝晩と涼しくなり、エアコンを止められる時間も出てきた。
なるさんは、いつものように
「疲れた疲れた」
と言いながらも出勤した。
この、なるさんの
疲れたは、とても重い
本当に。ものすごく。
心の底からの疲れたなのだ。
それを聞くたび、大人の私でも、その重さにやられそうになる
ことりは、常にお父さん不調アンテナをはっているので、この「疲れた」にピクッと反応し、様子を伺っている…
その時の、心配そうなことりの顔
今まで以上に、ことりの事も気にかけてあげなきゃな…
ことりは、午前中、金管クラブの練習。午後は絵画教室という、スケジュールが3日間続き、忙しい。
それでも、楽しいようで、よかった。
なるさんは、このところ咳が出て、食事の量も減っている。
食べ物が詰まる感じで、入らなくなる感覚とのこと
背中のブツブツも増えているし、痒みもある。
体力的な衰えと、毎日、不安な状況で過ごしているので
「不安感があって、リラックスができない。」
「眠れない」
と言っている。
精神的に崩れないよう、少しでもサポートできるといいなぁ。
時には、薬に頼るのも致し方ない。
精神科に相談することも考えておこう。
2019.8.28
なるさん、部下と飲んだらしく、電車で遅くに帰宅。
LINEの返信も変だし、何度も同じことを言うし、やっぱり飲んできたのですな
明日は早朝枠での受診なのに
それより、この間のこともあるし、付き合いがあるとはいえ、外での飲酒はなるべく避けて欲しいなぁ。と思うのだが、それはぐーっと飲み込んでおこう
連絡もあったし、無事に帰ってきたから、よしとします