急にお腹に来る、
いつもお腹がゆるい、
お腹が痛くて下るなど、
このような症状はありませんか？
下痢に舏るのはつらいです。
自分で調整できないこともあります。
でも中医学では、
下痢の状態よって、
漢方治療は変わってくるんですよ。
自分の体質に合った下痢の治療を、
漢方で治してみませんか？
ラジオ番組「自然流スタイル」のパーソナリティを勤めていて、
学会認定の「不妊カウンセラー」「生殖医療相談士」の、
漢方薬剤師＿渡邊英俊です。
仙台駅東口で「中医学と西洋医学 自然流薬局」を経営しています。
９／２（金） PM1:00〜ラジオに出演します。
ボクがラジオ番組でパーソナリティをしている、
「自然流スタイル」と言う番組です。
「FM76.2MHz」で「RADIO3（ラジオスリー）」の放送です。
「漢方で健康に！」を主旨として、
リスナーからの問合せや疑問について、
また季節の症状や話題の事柄について、
いろいろと話しています。
今回のテーマは「下痢について」です。
下痢について
大便には水分が含まれていますが、
過度に水分を含むと、
水様性便あるいは下痢といいます。
昔から大便を見ると、
体調が分かると言われています。
愛知県薬剤師会のホームページに、
大便のことが詳しく書いてありましたので、
紹介したいと思います。
↓ ↓ ↓
①排便回数
・通常は1日1～2回
・1日3回～1週間で3回くらいまでは正常範囲
②大便の量
・植物性の食物を多く食べると大便量は多くて軟らかい便
・肉類を多く食べると乾燥した少ない便
・排便の量は100～200ｇ／日くらい
・大便の2／3は水分、1/3は腸内細菌、セルロースなどの不消化物など
・脂肪の排出量は２ｇくらい
③性状
・健康な便：黄褐色のバナナ状または半練り状で臭いが少なく、するりと出るソフトなモノ
・ドロ状、水溶性：下痢。細菌性や伝染性の原因の時もある
・兎糞状（コロコロ便）：大腸がけいれんしている。けいれん性便秘の可能性がある
・太くて硬い便：大腸の運動が低下している。弛緩性便秘の可能性がある
・硬くて断片的な便：たびたび便意をこらえることによって、直腸の感受性が低下している
④大便の色
・黄褐色：正常
・黒色：タール便とも言う。上部消化菅の出血を疑う。また鉄剤、一部の下剤
・緑色：クロロフィルを多く含む緑黄色野菜を大量に食べた時、クロレラ製剤を服用している
・白色：胃カメラでバリウムを飲んだとき、乳幼児の場合はロタウイルスに感染しているとき
急性の下痢と慢性の下痢
下痢をすると、
すぐに下痢止めをと思いがちですが、
ちょっと注意が必要です。
それは、
急性的な下痢では、
ウイルスや細菌などで下痢になっている場合があります。
このときには下痢止めを飲まないで下さい。
身体の外に排出するために下痢になっているのに、
それを止めたなら、
ウイルスや細菌がいつまでも体内に残っているようになってしまいます。
慢性的な下痢は、
体質的なモノです。
身体が弱っていたり、
胃腸が疲れているときに、
下痢気味になってしまうことです。
一時的な下痢止めを服用しても、
その時はいいのですが、
また下痢をしてしまいます。
それは胃腸の状態、
身体の体質を改善していけば、
下痢をしないようになりますよ。
中医学的に下痢をタイプ別に分けると？
下痢の対処法は、急性期と慢性期の対処がポイントです。
（１）急性タイプで食べ過ぎには「晶三仙（しょうさんせん）」に「半夏瀉心湯（はんげしゃしんとう）」を。
（２）急性タイプでストレス過多には「開気丸（かいきがん）」を。
（３）慢性タイプでいつも元気がなく、疲れやすい方の下痢には「健胃顆粒（けんいかりゅう）」「補中益気湯（ほちゅうえっきとう）」を。
（４）慢性タイプで朝方に急に下痢するが出せば落ち着くような五更瀉（ごこうしゃ）がある方は「健脾散（けんぴさん）」「参苓白朮散（じんりょうびゃくじゅつさん）」を。
（５）慢性タイプでお腹の冷え、小便少なく、むくみやすい下痢には「真武湯（しんぶとう）」を。
（６）お腹をこわして軟便になり、悪寒や頭痛などのカゼの症状も診られるときには「勝湿顆粒（しょうしつかりゅう）」「藿香正気散（かっこうしょうきさん）」をお勧め致します。
今回の放送では、
「下痢」について、
このような体質的な分類や養生法などの話しをしています。
本日のオススメの曲！
ボクの持っているCD、レコードの中から、
毎回持参して紹介しています。
本日のオススメの曲は、
「アースウインドー＆ファイヤー」の「セプテンバー」です。
↓ ↓ ↓
ベタですが、
９月になると聴きたくなる曲です。
昔ディスコで良くかかっていた曲ですね。
懐かしいと思う方は、
ぜひ身体を動かしながら聞いて下さいね。
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