Longing for・・・。1 | 潤いと和み。

潤いと和み。

世界中に巻き起こしてる5人が大好き♥
末っ子溺愛中です♥

末っ子ふたりの妄想bl書いてます。
J×Nオンリーです(๑´ㅂ`๑)♡*.+゜

大丈夫な方のみ、お進みください♡




妄想blです。








お嫌いな方はスルーで。










「ねぇ、潤。母さん、嫁に行くことにしたから。」

・・・は?

キラキラした顔でいきなり母さんにそう宣言された、中学三年の夏休み。

志望校を決めて、本腰を入れて受験勉強に勤しむはずだった。
自分なりにだいたいの目星を付けて、なるべく母さんに負担を掛けないように、いろいろ考えていた。

結婚しないまま俺を産んだ母さんは、若いからっていうのもあって、苦労したらしい。
だから、せめて少しでも負担にならないように公立でバイトが出来て、チャリで通える圏内でとか。
俺なりに考えてた。

のに。


なのに。



あまりにも唐突なその宣言が、俺から全部の思考を奪った。
だからなのか、それを聞いてからの俺の第一声は、

「じゃあ、俺はお婿に行くの?」

後から考えれば突っ込みどころ満載なそんな言葉だった。




夏休みの間に、母さんの旦那さんになる人に会った。

その人は、面食いの母さんらしい爽やかな人で、それが少しほっとした。
冴えないおっさんに母さんを任せるわけにはいかない。
だから、その人は俺の中では合格だった。
あくまでその人は、だ。

「潤くん、うちの雅紀だよ。君のひとつ年上。」

そう紹介された『 まさき 』はやっぱり爽やかなイケメンで。

「潤くん、よろしくね。」

そう言ってにっこりと笑った。



それが、雅紀との出会いだった。