この世界の片隅に^・ω・^ | ゆにふぉーむ屋さんのぶろぐ^・ω・^
映画「この世界の片隅に」を見ました^・ω・^
公開当時気になっていたのですが、見れずじまいだったので、ようやく見られました(∩´∀`)∩


▼あらすじ(引用)
18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。
良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。
呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、
世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を母港としていた。
見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんの日々が始まった。

夫の両親は優しく、義姉の径子は厳しく、その娘の晴美はおっとりしてかわいらしい。
隣保班の知多さん、刈谷さん、堂本さんも個性的だ。
配給物資がだんだん減っていく中でも、すずさんは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、
衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていく。

ある時、道に迷い遊郭に迷い込んだすずさんは、遊女のリンと出会う。
またある時は、重巡洋艦「青葉」の水兵となった小学校の同級生・水原哲が現れ、
すずさんも夫の周作も複雑な想いを抱える。

1945(昭和20)年3月。
呉は、空を埋め尽くすほどの数の艦載機による空襲にさらされ、
すずさんが大切にしていたものが失われていく。

それでも毎日は続く。

そして、昭和20年の夏がやってくる――。



あらすじでは18歳の、とありますが、最初はすずさんの幼い頃の話もあります。
◯◯年◯月、と、場面が変わる度に表示されるのですが、描かれている場所は広島。
昭和初期に広島が舞台、という時点で、
あらすじをまったく把握していなかった私でもこの先起こることを想像してしまいます。

戦争の時代を描いた作品って、いかに戦争の時代が悲惨であったか、というものが多く、
この作品も「ああ、戦争の時代なのか」とわかった時、悲しいお話を想像しました。
しかし、すずさんは変わらないのです。
配給が減り、食料が少なくなったら、少ない食料でお腹いっぱいになる方法を色々やってみたり。
それで失敗して「あちゃ~」となったり。
いつも懸命に生きているのです。

なぜか「すずさんが普通に生きている」ことがすごくリアルに感じられました。

空襲警報で防空壕に非難しても、何も起こらない場合も多く、
すずさんの姪にあたる晴美さんは「もう空襲あきた~」と言うシーンがあります。
めちゃくちゃリアルでした。

大事件があるわけではなく、ひたすらにただ、生きているお話でした。
8月15日のシーンは、とても胸が締め付けられました。
泣く理由は人それぞれだと思いますが、
私は、戦争の結末ってあまりにも虚無だと感じて、悲しかったです。
それでも生きていかなきゃならないんだ、というのも切なかったです。
戦争が終わっても、残された人は生きていく。
すずさんは希望に見えました。

お盆時期とかに、テレビ放映してほしいなあと思う作品でした。
とか思ってたら、今年の夏にドラマ化するという噂も。
アニメならではの絵の温かみや、すずさんの描く絵もすごくキレイなので、
気になった方は是非映画で!お楽しみください!