一筆龍絵師の永田です。
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もう6年以上前になりますが、妻かずみんから一筆龍を生み出す動画を見せてもらった時・・・
胴体を滑らかに描くその技法に強く心を打たれ、心から「これを自分も描いて同じ感動をたくさんの人に届けたい!!」
と思いました。
実はその時は、一筆龍が縁起が良いとはいいつつも、何がどうなって縁起が良くて、いつからどういう理由で存在していたものなのかを、当時は全く知りませんでした。
今日は、そんな一筆龍の歴史や魅力を改めてお伝えしたいので、語らせていただきますね。
<一筆龍の歴史>
~神仏への奉納から縁起物へ~
一筆龍の正確な起源は定かではないらしいのですが、そのルーツは江戸時代にはすでに存在していたと言われています。
当時は、神社仏閣の天井絵や襖絵として描かれていたそうです。
龍の持つ神聖な力にあやかって、天下泰平や五穀豊穣を願う意味合いが込められていました。
現存する最古の一筆龍としては、日光東照宮の「鳴龍」が有名です。
こちらは天井に描かれた龍の下で手を叩くと、反響して龍が鳴いているかのように聞こえるという仕掛けがあり、当時の人々の信仰心と技術は深いものがあったのだと思います。
明治時代以降、神仏分離の影響で寺社への奉納が減る一方で、一筆龍は人々の生活に根ざした縁起物として広まっていきました。
特に、龍は古くから「富」「成功」「出世」の象徴とされ、さらに胴体が一本の線で途切れないことから「ご縁が途切れない」や「家運隆盛」を願う意味合いが加わり、お祝いの品やお店の看板など、様々な場面で珍重されるようになりました。
<一筆龍の何が素晴らしいのか?>
一筆龍の魅力は、単なる絵画であることに留まらず・・・
そこには、描き手の高い技術と精神性が凝縮されています。
1. 圧倒的な迫力と生命力
最大の魅力は、やはりその力強い筆さばきと生命感あふれる表現にあります。
たった一本の線で、龍の胴体、鱗、そして空を舞う姿までを表現する技術はまさに圧巻!!
見る角度によって龍の表情や動きが異なって見えることもあり、まるで生きているかのような迫力に引き込まれます。
2. 途切れない「ご縁」と「発展」の象徴
胴体が「一本の線で途切れない」という特性は、「途切れないご縁」「途切れない幸福」「途切れない発展」を意味するとされ、非常に縁起が良いとされています。
特に、商売繁盛や家族の繁栄を願う人々に愛されている理由の一つかなと思います。
3. 卓越した技術と精神性の融合
一筆龍の制作には、熟練の技術と集中力が不可欠。
絵の具などの量、筆の角度、息遣い、そして何よりも「一気に描ききる」という集中力と精神力が求められます。
当然ながら失敗が許されない一発勝負の世界だからこそ、完成した作品には描き手の魂が宿り、見てくれる皆さんに感動を与えられる理由です。
4. 世界に一つだけのオリジナル性
手描きで一本の線から生み出される一筆龍は、二つとして同じものがありません。
その唯一無二のオリジナル性も、多くの人々を惹きつける理由です。
贈り物としても、受け取る人への特別な思いが伝わるのが一筆龍ですね。
現代においても、一筆龍は古き良き伝統を守りながらも、新たな表現方法を取り入れ、進化し続けています。
私の場合は、龍体文字のフトマニ図と一筆龍を融合させた作品を生み出したり
スマホケースを作っていたり
開運∞福袋を作ったり
名刺も作っています!!
龍画の枠を超えて、一筆龍の魅力をお伝えしています。
その力強い姿は、私たちに希望と活力を与え、古くから伝わる日本の美意識と精神性を現代に伝えてくれる
まさに「生きる芸術」と言えるのではないでしょうか!!
私もそうでしたが、一筆龍を手にすることで心の変化があります。
そして具体的な行動にも影響を与えることがあります。
~新しい挑戦への意欲~
「運気が上がっている」と感じることで、これまでためらっていた新しいことにも積極的に挑戦しようという気持ちが生まれるかもしれません。
~人間関係の改善~
良い縁が途切れないという象徴から、周囲の人々との関係をより大切にしようという意識が芽生え、結果的に良好な人間関係を築きやすくなる可能性があります。
~日々の感謝の気持ち~
良いことが起こると、一筆龍のおかげだと感謝する気持ちが湧き、日々の生活の中で小さな幸せにも目を向けられるようになるでしょう。
このように、一筆龍を持つことは、単に絵を所有するだけでなく、その背景にある意味合いや文化的な価値を通して、あなたの心持ちや日々の行動、そして人生観そのものに良い影響を与える可能性があります。
ということで、一筆龍の歴史や魅力をお伝えしました!!
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