こんにちは。
今回は「初心者が陥りやすいスランプ」について書きます。
ディスプレイやスマホの向こうで
この文章を見ているそこのあなたは
何らかのスポーツをしていることでしょう。
部活動やクラブに参加し、
競技として取り組んでいる方も多いでしょう。
ここで一つ質問をさせてください。
「そのスポーツを初めてやったときから、
今も続けている理由は何ですか?」
競技としてスポーツをしている限り、
辛いことも多々あるでしょう。
その辛いことをしてまで続けている理由を問われたら、
あなたはこう答えませんか?
「そのスポーツが好きだから」
「やってて楽しいから」
私が問われたとしても、そう答えます。
しかし、長くスポーツを続けていると
ふとしたときに疑問が浮かびます。
「つらい練習を積んできたのに、試合でうまくいかない。
俺は成長しているのか?」
「自分はそのスポーツに対する興味がなくなったのか?」
「上手くなれないから、やる気でねぇ。」
・ 自分が成長してないと感じる
・ やる気が起こらない。
こういった経験は、誰でもあります。
「やる気がなくなったから、やめる」
という人も少なからずいます。
あなたの周りにもいませんでしたか?
やる気が出なくなった時、
どうしたらいいのでしょうか。
そこで、
やる気に満ち溢れていた時のことを考えてみましょう。
一番分かりやすいのは、
初心者の時だと思います。
初心者の時は、誰でも楽しく感じます。
初めてで新しい経験を味わえ、
少しの努力でどんどん上手になれるからです。
初めての経験というのは、誰でもワクワクします。
行ったことない飲食店で食事してみたり
いつも行かない道を散歩してみたり。
しかし、慣れていくうちに
そのワクワク感は減少していきます。
また、どのスポーツにおいても
初心者のうちは誰でものびしろがあります。
定期テストの点を
20点から70点まで上げることより
70点から90点まで上げることは難しいでしょう。
学校のテストは、
基本ができていればそれなりに点をとれます。
内容にもよりますが、70点くらいとれると思います。
初心者は、基本が身に付いてない状態から始めるため
基本を身に付けると
「すごく上手になった」といい気分になります。
さらに、初心者には
余計な欲がありません。
スポーツを続けていくうちに
「あいつに勝ちたい」
「この分野のプレーは俺が一番上手だ」
という思いが生まれるでしょう。
正常な反応でありますし、
さらなる高みを目指す上では欠かせないものです。
しかし、
「あいつに勝ててない」
「思うようにプレーできてないなぁ・・・」
という思いも生まれます。
この思いはいつのまにか
ストレスとして自分を苦しめる存在になっていることがあります。
走高跳であれば、
「~cm跳べないのは恥ずかしい」
「カーブで減速しないことは当たり前」
など
上手になるにつれて
「出来て当たり前のこと」が増えるのは
活躍したいという願望の裏返しでもあります。
「出来て当たり前のこと」は
喜びを生みません。
むしろ、失敗したら自信を無くすくらいです。
今スポーツで伸び悩んで
苦しんでいる人にいえること。
それは、
「新しいことに挑戦してみること」
「成長を感じられること」
「スポーツそのものを楽しむこと」
です。
苦しみを解放するための3要素です。
特に、「スポーツそのものを楽しむこと」は重要です。
スポーツで結果を出したいと願うなら、
最低限そのスポーツを続けている必要があるからです。
楽しめなければ、続けられません。
楽しむための方法として
”初心に帰る”ことでしょう。
今一度、
そのスポーツを始めた時の感情を思い出してみてください。
ワクワクしながら取り組んでいたはずです。
初心に帰ってみて、
やる気を取り戻してください。