復活の呪文 | N360の部屋

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昭和の名車(笑)NⅢ360を楽しんでます。

懸案事項のホンダスポーツ360/500のエンブレムですがその後新情報は得られず困ってました。

ホンダスポーツ360は一台のみ車体がリプロされた様でこれに付けたエンブレムはリプロではなく貴重な当時物の様です。

ん〜じゃあダメ元で本家本元に問合せをしてみました。

………きたー

何とエンブレムの真正面写真や外形寸法等の情報が頂けました。 

早速設計してみます。

ん〜我ながら綺麗にできました。

特徴的にSの下側のOの形状も再現でき数字の360部は思っているより角度を持った配置でした。

何より頂いた情報を見て驚いたのが断面形状と厚みです。

今回の情報ではSports360のエンブレム厚みは何と4mmの様です。

写真下のS500量産型のアンチモン製は厚み3mmで断面形状は台形です。

真ん中のS500純正リプロのアルミ製は厚み4mmで上面に面取りされた断面形状です。

てっきりSports360も量産型同様にアンチモン/3mm/台形かと思ってましたが純正リプロと同様に4mm/面取りの形状の様です。

さすがに外す事は出来ないので重さ等で材質に判明は出来ない様ですがアルミの可能性が高そうです。

取付けボスピッチもS500と同じ様でこれでディテールについてはほぼ完璧です。


残ったのがSports500のエンブレムです。

さすがに本家本元にも情報はなく雑誌に記載された写真をベースに作成してみます。

1stバージョンは写真のイメージそのままで立体化しました。

上面/下面のテーパーもなく文字サイズ/傾きもバラバラでちょっと統一感がなくいまいちですね。

そこでSports360/HondaS500のイメージを加味してデザインしてみました。

文字や数字のサイズ/傾きがバラバラだったのを出来るだけ全体のイメージを同じにとデザインしてみました。

厚み/断面形状についてはS500オーナーさんのご意見で純正アンチモンと同じ3mm/台形で設計してます。


さてこれで復活の呪文であるデータの準備は出来ました。

3Dプリントとクロムメッキのお陰で50年以上眠りに付いていた幻のエンブレムが現在に復活します。