「今度こそネス湖とスカイ島へ行く」と決めていた私にとって、メインディッシュは、旅後半で参加したこのツアーと言っても過言ではなかったんですよね!
なので、入念に調べて決めた。その軌跡を綴っておこうと思います。
本題に入る前に。
今回、数少ない先人たちのブログを頼りに、大袈裟でなく死ぬまでに行きたかったフェアリープールに辿り着けたこと、本当に嬉しく感じています。
私のブログも、誰かの助けになればと、なるべく詳細に残しておくことにしました。
この先一人でも多くの人が、行きたい場所に辿り着けるような一助となりますよう。
ツアー申し込み
重視したポイント
1.1日で完了するツアーであること
2.出発場所と帰ってくる場所がなるべく都心であること
3.スカイ島内では、フェアリープールへ行くこと
1は、私が英語をあまり話せないことにあります。
スカイ島のツアーは日本人が先導してくれるものが全くないため、数日にわたって開催されるものだと宿泊が伴うことになり、ついて行くのすら大変だと思って。なのでできれば1日完結で!と決めていました。
2については、1日完結で島まで行くとなると時間がかかることは容易に想定できたので、早朝・日暮後に危険な場所まで一人で歩いて行きたくなかったから。
最後に3は、私が死ぬまでに見てみたい場所だったからっていうだけです笑
さて、狙いを定めて、スカイ島に行くツアーを検索し始めた私はびっくり!日本語がないだけで、実際にはちょっと検索するだけでも5つくらのツアーが出てきたんですよね。お値段もピンキリで。
以下は例。
1
2
3
4
うわ・・これ全部調べて比較するのかぁ・・と思ったんですけど、流し読みするだけでも1〜3を全て満たしてくれるツアーは2つしかなくて、逆にありがたかったですその上で、内容を比較していたら、なんと私が行きたい4月中にツアーを開いてくださってるのは以下のサイトだけだったので、私はこちらに決めました。
※後から知ったのですが、ハイランドの冬はめちゃくちゃ日暮が早いのと雨の日が多いのとで春でもツアーが開かれていないところもあるらしい。。日取りによっては気をつけてくださ〜い
↓
出発場所、駅から近い!(到着もこの場所ですか?っていうのは事前にメールで確認しました)
Departure information
Outside Waverley Centre
25 Union Street
Inverness IV1 1QA
フェアリープール、行く!
Tour Summary
Isle of Skye and the Fairy Pools
One day tour
君に決めた!ってなったので、早速申し込み。
申し込み方法
英語のサイトなので、一応記載しときますね!
ご参考まで〜。
①サイトへアクセスすると、日程から検索できるようになっています。
②ツアー内容を確認します。間違いないってなったら、①に参加日や人数を入力し、Book Nowをクリック!
③このサイトは支払方法が二つあるので都合のいい方を選択します。
・前金で20%支払
・全額入金
その後、ツアー参加者の名前や住所、連絡先を入力します。
全て入力したら内容を確認して次のページへ。
④カード情報を入力、それから自分の入力した情報を最終確認し、Continueをクリック!
⑤これで予約完了です!あとは当日を待つだけ!
当日のこと
当日は絶対に遅れないぞ!迷ってもすぐどうにかできるように・・・!と意気込んで指定された場所に向かったものの、定刻を過ぎてもバスが来ない。・・・なぜ・・・?騙された・・?と思い、道ゆく人に尋ねても、皆に「その住所はここだけど・・・」と困った顔をされるばかり。
もう帰ろうか、出発する前から意気消沈・・したところで、一台のバスが!!私が頼んだツアーとロゴ違うけどもしかしたら!!と、一縷の望みで予約票を見せてみる、と。
「あっちよ、そのバス。あら、もう定刻過ぎてるじゃない!!走って!!」
はい!??!??!!
指さされた方に目を向けると、指定場所とは(だいぶ)別の場所に大きなバスが停まってる!?
(※私のバスの写真。撮影したのはツアーの途中です)
確かに同じストリートだけど、書かれているホテルの前じゃないじゃん!?!?!と心中穏やかではないけれど、定刻過ぎているのは間違いない。それが私のバスだと言われたら乗るしかないじゃないか!!と走る!!!!
で
なんとか乗せてもらえたー!!!
みなさん、こういうツアーを予約したら、ありとあらゆるバスに声をかけてください。
全然違う場所に停まっていることが普通のようです(笑)
と、初っ端からトラブルに見舞われながらも、なんとかスタート!
したんですが。
車窓を眺める間もなく、思っていたよりもめちゃくちゃな山道、に、ゲロる私・・・。
汚い話ですが重要です・・・。くねくね山道、酔い止めも撃沈。
まず到着したのは渓流が美しい山でのハイキング・・だったはずが、体調を整えることに精一杯で写真も一枚撮るのがやっとでした。
もうちょっと暖かい季節に来れたら緑が綺麗だったかもしれません(笑)
でも、ここで休憩したおかげで体調が戻って、この後は元気に楽しめましたよ〜!
こういった感じで、約一時間に一度はきちんと設備が整っている場所でお手洗い休憩を挟んでくれるツアーだったので、その辺は全然心配しなくて大丈夫です。なお、コーヒーショップやスカイ島の市内での休憩もあるのでバスの中での水や食料の販売はありません。自分のタイミングで買ってね、って感じが私は逆にありがたかったです。
すごくフレンドリーに話しかけてくれるので、英語が流暢じゃないので迷惑をかけてすみません、とお伝えしたら、そんなの気にしなくて大丈夫だよ!楽しんで!と、本当に優しくしてくださって不甲斐ないやら嬉しいやら
といっても、基本的に集合時間が聞き取れれば不便はない(英語がわかったほうが解説が理解できて楽しさ倍増だとは思いますが)ので、心配しなくて大丈夫です。
スカイ島に入ったばかりのところでは、橋を含んだ素敵な景色を堪能!見晴らしがいいんだよ、と写真撮影会。
4月はまだ冬のような寒さが残るハイランドで、これだけ澄み渡った青空が見えることはあまりないそうで、ラッキーだったね!と言われました
そして一番の見どころ。ポートリーへ入っていきます。
ここまでは10〜15分の休憩しかありませんでしたが、ポートリーは1時間取ってもらえました。観光名所なだけあって、たくさんお店が並んでいますし、お手洗いも綺麗だし、ちょっとゆっくりしても小さな町ですからぐるっと一周できちゃうと思います・・と。おやおや?!どこかで見たことがあるピンクの建物が!
パチリ!
美味しいパン屋さん情報をもらったり、実はツアーで一緒になった方の中にその日がお誕生日の方がいてバースデーソングをみんなで歌ったり、車内は盛り上がって・・どんどん参ります!
バスは走って。
ついに!!ついに!!念願のフェアリープールへ!
き
きた
き・・・?
荒野・・・???????
実は私、とてつもない勘違いをしていました。
「プール」という響きから、沼や池のようなものを想像していたのですが、どうやら英語表記は "Fairy pools"、そう、複数形。つまり、池の集合というよりももはや川。山の間を流れ、傾斜が厳しいところを削り、小さな池を作り・・・そんな悠久の自然が生み出した地域一帯のことを、フェアリープールと言うのだそうです。
無加工でこの色味が出る、とても綺麗な場所。
ここに春が訪れたとき、きっと、確かに誰もが妖精を見るのだと思います。
🧚♀️ pic.twitter.com/GIWg8dRr7j
— まろうみ💙🐰 (@mar0umi) April 12, 2024
ここでは約一時間半の時間をもらい、ハイキングを楽しみました。道っぽいものがきちんと整備されてはいるものの、結構傾斜もきつい山道です。よく絶景なんとかブログで見かける写真のあたりまで行こうと思うと、橋を二つ渡るくらいは行かなくてはならないので、往復40分はみたほうがいいと思います。私はほぼフルフルで一時間半を使って割と上まで登って帰ってきましたが、日頃の運動不足が祟って太ももが死にました。笑
でも、ここは本当に、一見の価値があるなぁと思える場所でしたよ。悠久の景色を見て感動で涙が出そうになるという体験を初めてしました。夢みがちなので、帰り道にあった大きな岩に「えっ!?文字が!!」と思って見つめていたら、ただの苔で一人で笑っちゃいましたしね。
ここからの帰り道でもトイレ休憩を二度挟み、その度に景色を堪能したりガイドさんから説明をいただきながらインバネスに戻りました。
とても長い1日でしたが、総評、最高!!
日本語のツアーはないので、飛び込むのにとても勇気が入りますが、(晴れれば)絶対に損はない、とても素晴らしいツアーです。機会がありましたら、ぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか