デザインが日本を変える ~日本人の美意識を取り戻す~ | キャリアカウンセラー 工藤 倫子のブログ ~RINKO KUDO~

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「夢をカタチに!」 私と一緒に夢を探しませんか?

こんにちは。
工藤倫子です。
 
 
このお盆休みはダラダラする!
と決めた私は昨日も積極的にダラダラしていました(笑)
 
 
本を読んで寝る
本を読んで食べる
本を読んで寝る
 
 
の繰り返し。
いい感じのダラダラ感です^^。
 
 
夜も9時には寝てしまい、今朝起きたのが9時。
なんと12時間も寝ました。
 
 
いったいこんなに寝たのはいつ以来だろう。
 
 
さて、また最近本のレビューが書けていなかったので
このお休み中に書けたら書こうと思います。
 
 
まず1冊目はこちら。
 

 
 
 
 
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
経営における「アート」と「サイエンス」  → 
 
からの流れです。
この本の中でマツダの前田さんのことが紹介されていたので
読んでみました。
 
 
この本を読むと
マツダの車を見かけると、目で追ってしまいます。
乗ってみたくなります。
欲しくなります。
 
 
それくらい、前田さんの
 
 
マツダに対する思い
デザインに対する思い
共に働くスタッフへの思い
車を愛する人への思い
 
 
が伝わってくる本です。
 
 
前田さんは2009年、経営危機に陥いり、米企業傘下からも外れた
マツダのデザイン部門に就任しました。
それは「日本人」として久しぶりのことでした。
 
 
期待と不安が高まる中、前田さんは全車種のデザインプロセスを一新します。
容赦なき改革は激しい反発を受けますが、それが功を奏し、新ラインナップは
欧州を中心にグローバル市場で人気を獲得。
ついに16年には、スポーツカー「ロードスター」が世界で最も優れた車に
贈られるワールド・カー・オブ・ザ・イヤーと同賞のデザイン部門のダブル受賞
という史上初の栄誉に浴します。
 
 
いまやマツダのモノづくりの根底にある「魂動」(こどう)というコンセプトは
海外出ディアでも“KODO”と呼ばれるほどの地位を確立しつつあります。
 
 
広島から世界へ
前田さんの熱い思いは飛び立っていきます。
 
 
前田さんの熱い思いの根底にあるのは
もちろん「デザイン」ですが、その更に大元にあるのは「ブランド」
 
 
前田さんの一環した「ブランド」の考え方こそが
マツダを立て直し、世界に知らしめるものとなりました。
 
 
昨今、大企業は「デザイナー」とタッグを組み
企業の「ビジョン」をデザインによって示し
「ブランド化」するところが増えてきました。
 
 
ユニクロもそうですね。
 
 
何百年もの歴史のある老舗も
デザインを経営の意思決定に取り入れることにより
復活しているところもあります。
 
 
前田さんはマツダの社内において
そういう役割を果たしたのです。
 
 
前田さんがマツダのデザインが
「生命感の表現」であると気づいてから
一番最初にしたこととは
 
 
野生の動物が載っている図鑑や写真集を大量に買い込み
ヒョウが走っているところ
シマウマが走っているところ
シカが走っているところを
 
穴が開くほど眺めたことです。
 
 
動く生き物の原理原則な何なのかを理解しようとしました。
最終的には野生動物の中で一番のスピードを誇るチーターに注目し
チーターはどうしてあれほど速く走れてなおかつ美しいのか
それはどんな状況でも目、背骨、尾と続く身体の骨格がブレていない
からだという結論に辿りつき、
 
 
今でもマツダ社内では
「この車は背骨が通っている」「この車は背骨が通っていないから却下」
という表現に使われているそうです。
 
 
徹底した前田さんの美意識
そして、「職人」さんへの思いがとても素晴らしくて
マネジメントの勉強にもなります。
 
 
前田さんは「クレイモデラー」と呼ばれる職人を → 
「もっと評価されてもいいはずだ」と考え、
それまではデザイナーに言われたものをつくるだけの
クレイモデラーに「自分からつくってみろ」という指示を出します。
 
 
今まで「デザイナー」のデザインを表現することだけが仕事だった
モデラーたちに「自らカタチをつくってみろ」と言ったことにより
デザイナーとモデラーが切磋琢磨して、より良いデザインができるように
なったのです。
 
 
この様な高い技術をもつ職人さんたちがもっと評価さえるべきだと
考えた前田さんは人事評価の評価基準をも変えていきます。
 
 
優れた技能を持つスタッフに「匠モデラー」という称号を与え
社内的には部長、幹部社員に匹敵する肩書となっています。
 
 
自分の技能を磨いていけば出世の道が開かれるようになり、
これにより社内の雰囲気がガラリと変わったそうです。
 
 
この様に前田さんは「デザイン」「ブランド」にこだわり
そこに関わる社員のブランドにもこだわったのだと思います。
 
 
私は元々化粧品メーカーの営業社員だったということもあり
デザイン、美意識、ブランド
ということに、とてもこだわりがあります。
 
 
デザイナーでもありませんし、
マーケティングや経営のことをキチンと学んだこともありません。
 
 
ですが、商品を発送する際、段ボールひとつ、ガムテープひとつにまで
その化粧品メーカーの「ロゴ」が美しく入っていたことや
その会社の当時の「ブランド力」を身をもって体験してきたことが
今の私の働き方の原点になっていることは間違いないです。
 
 
人は「美しいもの」が好きで「美しいもの」に感動します。
 
 
そこに着目しなければ、どんなに素晴らしい性能があっても
ものは売れないのです。
 
 
特に今の時代は。
 
 
マツダと前田さんのものづくりにかける思い、
美意識に触れると
 
 
自分の仕事に対する思いや姿勢が
問われるようで背筋がシャンとします。
 
 
興味を持たれた方は是非
読んでみて下さいね^^
 
 
おすすめです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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