世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 | キャリアカウンセラー 工藤 倫子のブログ ~RINKO KUDO~

キャリアカウンセラー 工藤 倫子のブログ ~RINKO KUDO~

「夢をカタチに!」 私と一緒に夢を探しませんか?

こんにちは。
工藤倫子です。
 
 
 
今日から7月!!
2018年も半分終了。
 
 
何でこう節目になると、いきなり慌てたりするんでしょうね。
 
 
「どうしよう、今年も何もできていない」
とか・・・^^;
 
 
 
分かっているはずなのに
「あと何日寝たら今年も半分終わる」ということくらい^^;。
 
 
私の様に
「あぁぁ・・・あれもこれもやろうと思っていたのに
 手つかずのままにもう今年も半分すぎてしまったー」
 
 
という方が大多数派だと信じて(笑)?
今日もノンビリといきたいと思います。
 
 
 
さて、今日ご紹介するこちらの本は
今年の上半期に私が読んだ本の中で1番良かったです。
 
 
 
 
image
 
 
もちろん、人は好みも価値観もバラバラですから
映画でも本でも私が「これいい!!」と言っても
「別に・・・」と思う方もいるわけです。
 
 
それはもちろん承知の上で書いていますが
この本は私の中でかなりのヒット!!
 
 
最初から最後までワクワクしながら読みました音譜
 
 
私の中で常に「美」は大切なキーワードです。
 
 
「衣食住を美しく」をテーマに生活しているつもりです。
忙しくて、なかなかそうはいかない日々ではありますが^^;
 
 
私がこの本の中で一番インパクトを受けた言葉が
 
 
「正解のコモディティ化」です。
 
 
本書のテーマ「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるか」
という問いに対して、様々な視点から書かれているのですが
私はこの一言が一番ストンと腹落ちしました。
 
 
これは「論理的・理性的な情報スキルの限界」を指しています。
 
 
以下この本からの抜粋です。
 
 
多くの人が分析的・論理的な情報処理のスキルを身につけた結果、
世界中の市場で発生している「正解のコモディティ化」という問題です。
長いこと、分析的で論理的な情報処理のスキルは、ビジネスパーソンにとって
必須のものだとされてきました。
しかし、正しく論理的・理性的に情報処理をするということは「他人と同じ正解を出す」
ということでもあるわけですから、必然的に「差別化の消失」という問題を招くことに
なります。
 
 
「論理」と「理性」では勝てない時代に
 
 
まず「論理と直感」という対比軸については、「論理」が、文字通り論理的に
物事を積み上げて考え、結論に至るという思考の仕方である一方で、「直感」
は、最初から論理を飛躍して結論に至るという思考として対比されます。
「理性と感性」いついては「理性」が「正しさ」や「合理性」を軸足に意思決定
するのに対して、「感性」は「美しさ」や「楽しさ」が意思決定の基準となります。
 
 
~中略~
 
私たち日本人の多くは、ビジネスにおける知的生産や意思決定において
「論理的」であり「理性的」であることを、「直感的」「であり「感性的」であることよりも
高く評価する傾向があります。
 
 
~中略~
 
 
結果的に大きな業績の向上の「優れた意思決定」の多くが、直感や感性によって
主導されていたという事実によって私が伝えようとしているのは、決して「論理や理性を
ないがしろにしていい」ということではなく、「論理や理性を最大限に用いても、はっきり
しない問題については、意思決定のモードを使い分ける必要がある」ということです。
 
 
MBA教育への強烈な批判という文脈の中で行っているのが、ヘンリー・ミンツバーグです。
ミンツ・バーグの指摘は、全般に「MBA教育は悪害を社会に及ぼしているのでやめろ」という
趣旨で、本書のメッセージとはかなり方向が異なるのですが、「経営における論理と直感、
理性と感性」の問題を考えるにあたって、非常に分かりやすい論理を展開しているのでここで
紹介しておきたいと思います。
 
 
ミンツバーグによれば、経営というものは「アート」と「サイエンス」と「クラフト」の
混ざりあったものになります。
「アート」は、組織の創造性を後押しし、社会の展望を直感し、ステークホルダーを
ワクワクさせるようなビジョンを生み出します。
「サイエンス」は、体系的な文政や評価を通じて、「アート」が生み出した予測やビジョンに
現実的な裏付けを与えます。
そして「クラフト」は、地に足のついた経験や知識を元に、「アート」が生み出した
ビジョンを実現化するための実行力を生み出していきます。
 
 
ここでポイントになるのは、これらのうちどれか「一つ」だけが突出していても全然ダメだ
ということです。
 
 
この他にも沢山のことが書かれていますが、私がこの本の中でポイントとなっている部分を
挙げるとしたら、上記の部分になります。
 
 
ここにプラス「時間」「コスト」「自己実現的消費」「アカウンタビリティ」というキーワードで
深堀していく、という感じでしょうか。
 
 
私はこの本に、世界の変化、潮流を感じました。
 
 
そして、
日本には、とても美しい自然、文化、歴史があるにも関わらず
そこが今、ビジネスに生かされていない。
 
 
日本にあったはずの「美意識」を今こそ思い出し、それを世界に
打ち出していくべきだということも感じました。
 
 
私は本を読む時には、後から読み返したい部分を「折り」ながら読むのですが
あまりにも沢山折り目がついたので、実はもう1冊新しいものを購入して
再度読みたいと思っているほどです。
 
 
テーマがテーマなだけに誰にでもおすすめという感じではないかも
しれませんが、私的にはかなりおすすめな本です。
 
 
この視点は、「経営」「ビジネス」だけでなく「個人」にも必要だと思うからです。
 
 
興味を持たれた方は是非読んでみて下さいねー!
 
 
 
 
 
 
 

ライン@のみの特典なども

ご用意しています。

ライン@でのみご紹介している本もあります。


友だち追加

 

Office Rinko メールマガジン → 


インスタはこちら → Instagramの

 

 

 


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

今の私が好きになる!「モチベーションマネジメント」講座 in 長崎

日時:7月8日(日) 13:30-16:00
場所:i + Land nagasaki(伊王島)
料金:5,400円
対象:どなたでも
お申込みはこちら → 

 



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


過去と周囲にとらわれず「バックキャスティング思考で自分を磨く」講座 in 長崎

日時:7月8日(日)17:30-19:30
場所:i + Land nagasaki(伊王島)
料金:5,400円
対象:どなたでも
お申込みはこちら → 
 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

人生が劇的に変わる「聴き方」講座 in 広島

 

日時:7月22日(日)10:30-130:00

場所:広島YMCA国際文化センター3号館3A

料金:6,000円

対象:どなたでも

お申込みはこちら → 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇