◆◆◆くじょう みやび日録 第二期◆◆◆

 

前回の重陽の節句SPで「菊」について考えていたら、着想が飛んでしまい、書き留めておきたくなったので追加記事。

 

季節の花 300 様より拝借

 

 

菊に彩られた、「陽」の重なる日

 

9月9日、縁起の良い陽数のうち最も大きな「9」の重なる日に長寿を祈願する、重陽の節句――別名「菊の節句」。

 

しかし「菊」というと、反射的に男色を連想してしまう……

 

それは、中国の話「菊慈童」……周の穆王に愛された美しい侍童の話。

また日本でも、上田秋成の『雨月物語』のうち男同士の絆の話「菊花の約」。

衆道(男色)を扱った大島渚監督『御法度』は、ご存じ司馬遼太郎の『新選組血風録』より「前髪の惣三郎」(および「三条磧乱刃」)を下敷きにした映画作品ですが、オリジナル部分にこの「菊花の約」が登場します。

 

江戸時代、平賀源内がものした陰間茶屋(男娼)案内書のタイトルは、『江戸男色細見 菊の園』なのだとか。

 

 

 

 

 

なぜ、菊……

いや待て、冒頭の説明文を繰り返す。


9月9日、縁起の良い陽数のうち最も大きな「9」の重なる日に長寿を祈願する、重陽の節句――別名「菊の節句」。

 

重なる……?

ま、まさかそういうことなのか……?

 

諸説あるようでよくわかりませんが、深く追及するつもりはありません(笑)

 

 

 

しかし……そう思うと、大河ドラマ『平清盛』の頼長初登場シーンが重陽の節句だったのまで意味深に思えてきた←