先日、雑誌「MONOQLO」(晋遊舎)5月号の検証企画に参画したお話しをしましたが、そこではマットレスと枕について実際に使用し、その感想や身体の仕組みからの見解を述べさせていただきました。
実際に一定の視点から比較・検証してみると、たしかに違いがありますし、もし使用したらよく眠れるのかと思われるものがあったのも事実です。
もちろん、いろいろな条件がありますので、断言できない部分はありますが、比較することでそれぞれの商品の長短は分かります。そこでは企画に関わった他の方も実際に試されていましたが、ほぼ同意見でした。
つまり、そこで感じたことには共通したところがあったというわけですが、ならばその構造はどうなっているのか、というところでその中身を確認する、ということになったわけです。
その検証が昨日(3月5日)に行なわれたわけですが、今度は本社の地下でした。
そこは神保町にありますが、約束の時間、そこを訪れました。今日はその様子を時系列に沿ってお話しします。
上の写真は御茶ノ水駅前の様子です。
私は神保町を訪れる時にはいつも御茶ノ水駅から歩いていくことにしていますが、途中の町並みは随分変わっています。
昔からの店も残っていますが、新しい店も多く、懐かしい店にはちょっと寄ってみたい気もしますが、この日はその時間はありません。
改めて本を探しに来る時にでも立ち寄り、昔の味を味わえればと思っています。
神保町の書店街を取った1枚です。
ちょっと違ったアングルで撮っていればもう少し写真の雰囲気を違ったかもしれませんが、いつもお世話になっている「書泉グランデ」様の看板が入っているものをアップしました。
以前こちらでを新刊発売の記念イベントをやらせていただいたり、書籍の告知画像を同店のサイトでご紹介いただいたりしました。
また、武道や健康関係の書籍の販売に力を入れている書店としても全国的に知られていますので、そういうことも含め、看板だけでもご紹介させていただきました。
ここからが今日の本題です。
私が検証会場に着いた時、すでにマットレスの解体は進行中でした。
上の写真は実際に切り取った一部ですが、パッと見た目にはアイスクリームのケーキの断面みたいにも見えます。
今回検証したマットレスは、上の写真のような素材を使っているものと、コイルスプリングを使用しているものに大別されました。
どのマットレスも高反発の部分と低反発の部分に分かれており、その組み合わせの加減で全体的な感じが異なってくることが視覚的にも分かりました。
中にはその層が幾重にもなっているケースもあり、外見やちょっと横になっただけでは分からないところを観ることができ、大変勉強になりました。
そこまで確認して改めて検証時の感覚の違いの理由が分かりましたし、各社ごとにいろいろ工夫されている様子も実感できました。
上の写真は、コイルスプリングを使用した商品を検証中の様子です。スプリングの上にある低反発の素材の厚みをメジャーで測っている様子ですが、その質と厚みで横になった時の感触が異なります。通気性などにも関係するところですから、そういう点を切って中身を確認することで検証したわけです。
また、コイルスプリングの弾性や大きさなどにも違いがあり、それが寝心地にどう影響するかも先日の検証結果と合わせての記事になるかと思います。
自分で購入したベッドを解体するということは個人ではできませんが、こういう企画を通じ、改めて寝具についてお考えになっても良いのではないでしょうか?
私にとっても、そういうことを改めて考えさせられた企画でした。
この記事が掲載される「MONOQLO」5月号は、3月19日、全国の有名書店、コンビニなどで発売になります。もちろん、アマゾンなどのネットでも購入できますので、興味のある方はご覧ください。