氷川台~ときわ台散歩 3月5日(土) | 東京散歩道

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「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

こんばんは(^-^)/


今回は3月5日(土)から始まりました東京お散歩教室

氷川台~ときわ台散歩 」の初日の様子を簡単にご紹介します。


出発は氷川台駅から。


まずは、氷川神社へ。




氷川神社は、練馬区氷川台4丁目に鎮座する、須佐之男尊をご祭神として祀る

通称「大氷川」と呼ばれている旧下練馬村の鎮守社。

氷川台の町名は、この神社に由来しているといわれています。

境内には、社殿の他、稲荷社、北野社、須賀社、出雲社といった複数の境内社があり

「神輿渡御行列図絵馬」、「氷川神社の狛犬」、「角柱型水盤」、「大氷川の力石」といった

文化財が保存されています。


氷川神社の次は、光伝寺へ。





光伝寺は、練馬区氷川台3丁目にある、大明山無量院という真言宗豊山派の寺院。

本尊は不動明王で、豊島八十八ヶ所霊場の第十番札所になっています。

境内には、山門、本堂、庫裡、鐘楼、閻魔堂、観音堂といった建物があり

本堂の前には、樹齢数百年になる区内最大のコウヤマキが生育。

文化財は、鎌倉時代の懸仏の特色を備えた「十一面観音懸仏」や

正徳4年(1714)か5年頃作られた「地蔵菩薩立像および閻魔十王像」

江戸時代に作られた「下練馬の三十三所観音菩薩像」などがあります。


光伝寺の次は、荘厳寺へ。




荘厳寺は、練馬区氷川台3丁目にある、医王山不動院という真言宗豊山派の寺院。

本尊は不動明王で、豊島八十八ヶ所霊場の第五十八番札所になっています。

江戸幕府官撰の武蔵国の地誌「新編武蔵風土記稿」にも紹介されている古刹で

創建は、天正年間(1573~1592)以前と考えられています。


荘厳寺の次は、城北中央公園へ。




城北中央公園は、練馬区氷川台1丁目・羽沢3丁目から

板橋区桜川1丁目・小茂根5丁目にかけて広がる都立公園。

石神井川沿いの起伏に富んだ土地に、面積262,369.07㎡を有する23区北部最大規模の

運動公園で、野球場、小野球場、テニスコート、陸上競技場、ゲートボール場、児童公園

こども広場、わくわく広場、けやき広場、都民の森、茂呂遺跡、栗原遺跡、ドッグラン

板橋区立上板橋体育館といった施設があります。




城北中央公園内にある「栗原遺跡の竪穴住居跡」。

この竪穴住居は、昭和31年に東京大学教授・藤島亥治郎の設計によって復元された

奈良時代の農民の住居。

柱穴は4か所あり、ケヤキ丸太を主柱にし、梁・桁にスギ丸太を用い、茅を葺いています。

これを見ると、当時の農民の生活がどのようなものであったかが、推測できます。


栗原遺跡を見学した後は、パークス城北中央へ。





パークス城北中央は、城北中央公園内にある売店。

充実したメニューが売りで、こちらで各々好きなものを買って、おやつタイムとなりました。


おやつタイムの後は、公園を出て、御嶽神社へ。





御嶽神社は、板橋区桜川1丁目にある、旧上板橋村栗原(現・桜川の一部)と

七軒家(現・上板橋)の氏神として崇敬されてきた神社。

ご祭神は倭健命、金山毘古命、金山毘賣命の三柱で、武州(一説には甲州)御嶽山より

勧請されたと伝えられており、狛犬は、山岳信仰のシンボルである狼の姿をしています。

特に、社殿右側に安置されている嘉永7年(1854)銘の狛犬は、狼型のものとしては

都内でも有数の古さを誇っており、板橋区登録有形民俗文化財に指定されています。


御嶽神社の次は、板橋区立教育科学館へ。





板橋区立教育科学館は、板橋区常盤台4丁目にある、科学に関する知識の普及や

啓発を目的として、昭和63年に開設された区立の科学館。

館内は、恐竜の化石や昆虫標本、体験型の科学展示室、プラネタリウムなどがあり

大人も子供も夢中になって楽しく学べる、充実した施設です。




科学展示室には、こんなミステリー体験ができるコーナーも!


板橋区立教育科学館の次は、安養院へ。




安養院は、板橋区東新町2丁目にある、武王山最明寺と称する真言宗豊山派の寺院。

創建は、鎌倉時代(1250年頃)、北条時頼によるものといわれ

豊島八十八ヶ所霊場の一番札所、板橋七福神の弁財天として、崇敬を集めています。




初日は、安養院の境内、樹齢300年以上と推定され

区の天然記念物に指定されている、カヤの木の横で記念写真。

皆さん、撮影ご協力有難うございました。


安養院の次は、氷川神社へ。





今ツアー二社目の氷川神社は、板橋区東新町2丁目にある

須佐之男命をご祭神として祀る神社。

創建は不詳ですが、旧上板橋村の鎮守として古くから崇敬を集め

氏子の範囲は、旧上板橋村の南部にまで広がり

江古田駅北側に鎮座する浅間神社は、当社の境外末社になっています。


氷川神社の次は、天祖神社へ。




天祖神社は、板橋区南常盤台2丁目にある

天照皇大神、豊受姫命、大山咋命の三柱をご祭神として祀る神社。

江戸時代は「神明宮」や「神明社」と呼ばれて崇敬を集めた、旧上板橋村の産土神で

天明期を代表する文人で狂歌師の大田南畝が参詣したことでも知られています。




この日は神楽殿で、杜の町家プロジェクト企画

「農・能・納フォーラム~神饌を食べよう~」というイベントが開催されており

タイミングよく、豪華な雛飾りを観賞することができました。


こんなふうに、あちこち見どころをご案内し、ときわ台駅でお散歩は終了。




そして、ご希望されたメンバーさんと打ち上げをして、解散となりました。


皆様、長時間お付き合いいただき誠に有難うございました。


それでは、次回のお散歩も、どうぞよろしくお願いいたします。


東京お散歩教室

http://tokyo-osampo.com


【お散歩教室に、ご興味のある皆様へ】

東京お散歩教室は、ほとんどの方が、お一人でご参加。     

土日は、30代から50代くらいまでの方が中心となっています。     
新人さんも、毎回多数いらっしゃいますので、初めての方でも安心してご参加いただけます。