鶯谷~三ノ輪散歩 12月23日(火) | 東京散歩道

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「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

こんばんは(^-^)/


今回は23日(火)に開催した東京お散歩教室「鶯谷~三ノ輪散歩」の

最終日の様子を簡単にご紹介します。


出発は鶯谷駅北口から。




根岸1丁目にある元三島神社。

ご祭神は大山祇命と伊佐那岐命で、下谷七福神の寿老神も祀られています。

12月ということで、参道には年越しの祓の茅の輪が設置。

みんなで茅の輪くぐりをしてから、お参りをしました。




根岸3丁目の路地から見た東京スカイツリー。

今コースでは、散歩中、至るところでスカイツリーを見かけましたが

全体が見える場所は殆どなく、この場所からの眺めがベストでした。




西蔵院不動尊の「御行の松」。

西蔵院不動尊は、近くにある西蔵院の境外不動堂で

境内にある「御行の松」が有名です。

御行の松は、江戸期から根岸の大松と人々に親しまれ

「江戸名所図絵」や歌川広重の錦絵にも描かれた名木。

初代の松は、大正15年に天然記念物の指定を受けますが、昭和3年に枯死。

その後植えられた二代目も枯死してしまい、現在の松は三代目になります。




「竹隆庵 岡埜」根岸本店で買った「こごめ大福」。

こごめ大福は、米の粒が残っている餅の中に、甘すぎない餡が入った大ぶりの大福。

ヨモギと白の2種類があり、私、最終日は白を選択しました。




下谷3丁目にある化地蔵尊。

曹洞宗の寺院「全得寺」の地蔵尊です。

このお地蔵様、昔は吉原通いの道筋にあり、遊客が悪戯をして、地蔵を動かし

お地蔵様の位置が変わってしまったことから、お化け地蔵の名が付いたそうです。




下谷2丁目にある快哉湯。

快哉湯は、明治末頃の創業という歴史ある銭湯。

現在の建物は、昭和初期に建てられたものだそうで

「これぞ昭和の銭湯」といった風格が感じられます。




下谷2丁目にある小野照崎神社。

小野照崎神社は、平安時代前期の公卿で文人だった小野篁を主祭神とし

相殿に菅原道真を祀る学問や芸能にご利益があることで知られる神社。

渥美清さんが売れない時代に、禁煙の誓いを立てて願掛けしたところ

「男はつらいよ」の出演依頼が来たというエピソードから

若手芸能人やアーティストの参拝が絶えないといいます。




この日、小野照崎神社の境内では、猫の集会が開かれていました!

写真は、集会中の猫を撮影するメンバーさんと、それに応える猫くん。

(当教室には、猫好きのメンバーさんが大勢いらっしゃいます)




下谷2丁目にある「肉のえびすや」のコロッケ。

今回もタイミング良く、ゲットすることができました!

他にも特製メンチカツなどがあり、下町散歩のお供として大人気です。




下谷2丁目にある法昌寺の「たこ(八郎)地蔵」。

たこ地蔵は、元プロボクサーたこ八郎の姿をしたお地蔵様。

法昌寺がたこさんの菩提寺だったことから、由利徹さん、赤塚不二夫さん

山本晋也監督らによって、昭和60年に造立されました。




下谷2丁目にある英信寺。

浄土宗の寺院で、本尊は阿弥陀如来です。

英信寺(えいしんじ)の寺号は、丹波篠山藩主松平康信の三男で

23歳で逝去した松平英信(ふさのぶ)から来ています。

本堂の賽銭箱の上には、滑車に巨大な数珠が掛けられており

参拝の際は、この数珠をまわして祈願をします。




下谷1丁目にある「入谷鬼子母神」の名で知られている真源寺。

お散歩ツアー最終日の記念写真は、こちらで。

皆さん、撮影ご協力有難うございました(^-^)/




そして、今回は「竹隆庵 岡埜」に2度目の立ち寄り。




メンバーさんの何人かが、根岸本店で品切れだった「みかん餅」を、入谷店でご購入。

執念のゲットです(笑)




西浅草3丁目にある台東区生涯学習センター。

この中に、台東区立中央図書館があり、図書館1階部分の片隅に

「池波正太郎記念文庫」があります。

文庫内には、池波正太郎の作品に関する資料や復元された書斎

著作・自筆原稿・絵画などが展示されており、無料で見学できます。





浅草ひさご通りにある江戸下町伝統工芸館。

区立の工芸館で、館内には台東区の職人たちが製作した伝統工芸品

約45種類350点が常設展示されています。

こちらも無料で見学でき、お土産も購入できます。




千束3丁目にある三島屋。

たこ焼き、今川焼、焼きそばなどが食べられる昭和レトロなお店です。

店内・持ち帰りどちらもOKで、お値段も良心的。

写真の今川焼は、1個80円です。





千束3丁目にある吉原弁財天。

吉原弁財天は、吉原神社の飛び地境内。

弁財天像を安置する本宮は、平成24年に改修工事が行われ

壁一面には、東京藝大・武蔵野美大・多摩美大の卒業生たちによる

壁画が施されています。

また、かつてこのあたりには、「花園池」や「弁天池」と呼ばれた池があり

大正12年の関東大震災のときには、多くの人々が炎を逃れて池に飛び込み

490人が溺死するという悲劇が起きました。

そこで、こちらには、亡くなった人たちを供養する観音像も立っています。




千束3丁目にある吉原神社。

吉原神社は、倉稲魂命と市杵嶋姫命をご祭神として祀る神社で

かつて新吉原遊郭の大門の手前に鎮座していた玄徳稲荷社と

廊内四隅の守護神であった榎本稲荷社、明石稲荷社、開運稲荷社

九郎助稲荷社の5つの稲荷社が合祀され、明治5年に創建。

その後、吉原弁財天が合祀されました。

かつて遊女たちの崇敬を集めたことから、女性の様々な願いが叶うということで

現在は、多くの一般女性が、ご利益を求めてお参りに訪れるそうです。




千束3丁目にある鷲神社。

鷲神社は、天日鷲命と日本武尊を祀る神社。

11月の酉の日に行われる「酉の市」で全国的に知られています。

また、浅草名所七福神の寿老人でもあり

東京下町八社福参りの一社にも数えられています。




鷲神社の「なでおかめ」。

なでおかめは、おでこを撫でると賢くなり、目を撫でれば先見の明が効き

鼻を撫でれば金運向上、向かって右の頬を撫でれば恋愛成就

左の頬を撫でれば健康に恵まれ、口を撫でれば災いを防ぎ

顎から時計回りに撫でると物事が丸く収まるそうです。




竜泉3丁目にある正宝院。

正宝院は、天台宗単立系の寺院で、本尊は木造不動明王坐像。

こちらのお不動様は、空を飛んだ言い伝えから「飛不動」と呼ばれ

寺院も「飛不動尊」の通称で親しまれているのですが

英訳すると、「FLYING GOD TEMPLE」!

直訳そのまんまですが、なんか響きが格好いいです(笑)


このように、台東区内の様々な見どころを巡り、三ノ輪駅に到着。


これにて、「第71回 鶯谷~三ノ輪散歩」、全4回、無事終了となりました。


ご参加くださいました皆様、長時間お付き合いいただき、誠に有難うございました。


それでは、次回のお散歩も、どうぞよろしくお願い致します。


東京お散歩教室は、東京散歩の魅力を多くの人に知ってもらうため

“楽しく真面目に”活動しております。

女性お一人様でも安心してご参加いただけますので

お散歩好きな読者の皆様、是非一度お試し体験してみてください!


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