きれいな女性の足とは、こうも香しいもの | 天使の刻印 - 葉桜夏樹 Blog

腹這いのままで、女性たちがはいてきた、それらの靴を、交互にながめ、じっくりと観察する。まず、パンプスのはき口に鼻を近づける。足の脂汗の匂いもふくまれているのだろうが、基本的には石けんの甘い匂いがする。きれいな女性の足とは、こうも香しいものなのか、とあらためて思う。


ヒールの高さは五センチほど。踵は細め。先はとがっている。パンプスに手をふれる。仕事と割り切ってはく、値段と機能性重視の靴だと、なんとなく、それはわかるが、それでも合皮ではない、本革だった。靴表面の甲の部分に、わずかな履きジワがある。つま先あたりに目を移すと、彼女の足指を縁取ったふくらみがある。パンプスの皮の表面を指先でなぞり、その感触をたしかめなながら、目をとじると、あたかも彼女から踏まれている気になる。この靴で踏まれて死にたい・・・、と心底、そう思う。 (下書き原稿)


 


葉桜夏樹の作品(kindleストア)


脚踏奇譚: アルトカルシフィリア5

人間床 アルトカルシフィリア4
ハイヒールと人間マットと蟲男(上): メタモルフォーシス
ハイヒールと人間マットと蟲男(下): メタモルフォーシス
踏まれたい: アルトカルシフィリア3
天使の踏みつけ: アルトカルシフィリア2
ハイヒールで踏まれて: アルトカルシフィリア  



葉桜夏樹の作品(楽天ブックス)


 
ハイヒールと人間マットと蟲男(上)メタモルフォーシス【電子書籍】[ 葉桜夏樹 ]
ハイヒールと人間マットと蟲男(下)メタモルフォーシス【電子書籍】[ 葉桜夏樹 ]


無料アプリで今すぐ読める!

無料アプリをダウンロードするだけで、スマホ、パソコン、タブレットで読書をお楽しみいただけます

kindle 無料アプリ

楽天Kobo無料アプリ

 

 

 

 

 

 




小説(官能小説) ブログランキングへ