前日、国営ひたち海浜公園で時間を使いすぎたため、立ち寄れなかった鹿島神宮へ。

東日本大震災で倒壊した御影石の大鳥居にかわり、境内に自生した杉の巨木を用いて再建されました。
御主祭神は武甕槌大神(タケミカヅチノオオカミ)。
日本建国、武道の神様です。
創建は古く、初代神武天皇の御代にさかのぼります。
神武天皇御東征の折、その半ば熊野において思わぬ窮地に陥りますが、武甕槌大神の韴霊剣(ふつのみたまのつるぎ)の神威により救われたといいます。
この神恩に謝し、御即位の年(皇紀元年)、鹿島の地に勅祭されたということです。
平成27年は皇紀にして2675年。
これより古い御社って、あるのかなぁ。

楼門

初代水戸藩主・徳川頼房の奉納。
社殿

徳川二代将軍・秀忠の奉納。
奥宮

徳川家康の奉納。
宝物館には日本最古最大の直刀(金銅黒漆平文拵・附刀唐櫃)<国宝>をはじめ、武家の信仰の篤さを色濃く示す奉納品が収蔵されています。
鹿島神宮のお使いは鹿です。

奈良とは違って、完全管理のようです

鹿園の脇には、さざれ石が。

立派な歌碑も建てられています。

奥参道に流鏑馬の馬場作りがなされていました。

5/1、奉納神事として執り行われたようです。
要石


周りの小銭と比べればそのサイズがわかりますが・・・意外に小さい。

この要石、地中深く埋まっていて地震を起こすナマズの頭を押さえている、と言われています。
光圀公が確かめようと7日7晩掘らせたそうですが、とうとう掘り起こせることなく、また、怪我人が続出したために断念した、という話があります。
さらに、どこで聞いたか忘れましたが、香取神宮の下まで繋がってるという・・・。
宝物館収蔵の資料にも、地震を起こしたナマズたちが神様に叱られている図というのがありました。
巨大ナマズが暴れて地震が起こるという伝説は、鹿島発なのかも。
御手洗池

日に40万リットルもの湧水があるんだそうです。
すぐ横にこの水を使った茶屋があり、またこの水で仕込んだお酒なども販売されてます。
このあと、鹿島神宮を離れてまっすぐ香取神宮に向かいます・・・。