あと、飫肥天という少し甘めな練り物があります。
さつま揚げより味がしっかりしてて、んまいですぞ。

そして。
じつはじつは、この地を訪ねたのは、ただひとつの目的が。

・・・これですわ。
『厚焼き玉子』

例の食べあるきチケットで交換したもの。
一口ぶんだけですが、商品は最低でも小サイズ(700g)くらいから。
大だと1.2kgとかあります。
間瀬田厚焼本家

飫肥の厚焼き玉子は飫肥藩士・間瀬田家に伝わる、祝いの席で出された料理でしたが、その評判は殿様にまで届き、献上したところ、たいそう気に召され、初代間瀬田泰右衛門は士分をやめて玉子焼き専業のお店を開店させます。
なるほど、お店のショーケースに、『本日焼き上げ 十代目 泰右衛門』という木札が出てましたわ。

厚さ5cmくらいあるのに、まったく鬆が入らない滑らかな焼き上げ方は長いあいだ秘伝とされていたもので、見真似してもできなかったそうです。
ところがそこの主人(たぶん十代目)がTVに出たときに話したことで、あっさり真似されることに。
しかし、その焼き上げまでの手間と時間が相当なもので、さほど大勢がやってるわけではなさそうです。
界隈にはここを含めて3店舗の厚焼き玉子屋さんしか見当たりませんでした。
おびの茶屋

今回は間瀬田厚焼本家とおびの茶屋の厚焼き玉子を購入。
合計2kgほどになったので、帰りの手荷物制限(peach)ぎりぎりでしたがな。
飫肥の厚焼き玉子はよくプリンに例えられます。
まあ、食感はそうかもしれませんが、お味のほうは出汁と砂糖のバランス、焼き方、焼き時間、道具の差でお店によって全然違う感じがします。
(上記2店でも違いはハッキリしてました)
冷蔵で4~5日程度は持つので持って帰れれば食べ切れます。
が、すべて手焼き生産なので通販とかやってませーん。
