都城盆地に霧が出たとき、この高千穂峰が霧に浮かぶ島のように見えるんだそうです。
さて。
この高千穂峰は天孫降臨の地とされています。
(宮崎県北部の高千穂峡あたりとする説もあります)
『天逆鉾』があるのがこの高千穂峰です。
霧島神宮はその天孫・瓊瓊杵尊を御主神とするお社です。
霧島連峰は活火山なので、その麓に古くから祀られるお社はことごとく焼失。
場所を変えながら現在の霧島神宮もまた幾度も火災に見舞われてきており、現存の社殿は1715年、島津氏の奉納により再建されたものです。
二の鳥居

三の鳥居

さざれ石(細石)

三の鳥居わきに置かれています。
さざれ石は小石どうしの隙間に鉄やカルシウム成分が入り込んで長い年月を経て固まり、ひとつの大きな岩に変化したものです。
人工的にやると、コンクリートというところでしょうか。
勅使殿(正面中央)

拝殿はこの奥にあって、一般参拝はこの勅使殿前にて。
誰も気にしてないみたいでした。
絵馬

龍馬さん、大人気ですな。
今回はレンタカーでアクセスしたので、二の鳥居から。
駐車場はなにやら工事中で一部掘削してました。

はっきり地層が出てます。
それだけ頻繁に噴火しとるんですな、霧島連峰。
直近では2011年1月、新燃岳が噴火しましたし。
神々の御代から現在につながる時間と、自然に育まれ暮らしてきた人々の痕跡みたいなものを、その地層に見た気がします。
・・・次は高千穂峰に登ってみたい。
